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ワインの勉強~フランス編②:アルザス地方・ロレーヌ地方

このエリアで覚えることはそんなにないので、キーワード中心に、さらっと行きましょう!
Riesling , Muscat , Gewurztraminer , Pinot Gris の上質指定品種と、甘口ワイン2種の糖度の基準がポイント。

アルザス地方

《地理・気候》

ライン川でドイツ国境=文化的にドイツの影響
 ストラスブール、コルマール旧市街:木骨組み漆喰固めの家
 食文化
  Choucroute(シュークルート):サワークラフト、乳酸塩漬けキャベツ
  Baeekeoffe(ベックオフ)
  Tarte Flambee(タルト・フランベ)
  AOPチーズ
   Munster / Munster-Gerome(マンスダール):牛乳、ウォッシュ

『世界のチーズ図鑑』より 語源は「修道院」

ヴォージェ山脈で降水量少
土壌:モザイク

《ブドウ品種》

(白)上質指定品種(4種)
  Riesling , Muscat , Gewurztraminer , Pinot Gris
  その他:Pinot Blanc , Sylvaner
(黒)Pinot Noir

《甘口ワイン》

収穫翌年の6月1日まで熟成
  Vendagnges Tardives(ヴァンダンジュ・タルティーヴ)
  Selection de Grains Nobles(セレクシオン・ド・グラン・ノーブル)
   糖度の基準        VT      SGN    
Gewurztraminer , Pinot Gris   270g/l    306g/l
Riesling , Muscat                        244g/l    276g/l

*実はこの表がまったく覚えられないので覚え方を考えてみました。
 まず、ブドウの組み合わせの覚え方ですが、実は、これはブドウそのものを見れば一目瞭然。以下、写真で示します。

ブドウの写真は『ワインブドウ品種基本ブック』より

色の薄い方が甘くない、というわけです。Muscat=マスカットなので、Rieslingが同じようなブドウだということを知っていれば、混同しないと思います。その上で数字を覚えるわけですが、上の表の数字に、甘い方から番号を振っていけば、そんなに難しくありません。

   糖度の基準        VT      SGN    
Gewurztraminer , Pinot Gris   ③270g/l    ①306g/l
Riesling , Muscat                        ④244g/l    ②276g/l

多い方から、306→276→270→244です。これは覚えるしかありませんが、さすがにこの4つ以外の変な数字は選択肢に出てこないでしょうから、選択問題なら正解できるのではないでしょうか?

《A.O.C.》3つ(スティルひとつ、泡ひとつ)

Alsace / Vin de Alsace (赤・ロゼ・白)
Alsace Grand Cru (赤・白)
 
51のリュー・デイ=グラン・クリュ
 原則、上質指定品種(4種)手摘み
 例外)5つのグラン・クリュ(51も覚えられないので、例外だけ覚える)
  Altenberg de Bergheim(アルテンベルグ・ド・ベルガイム)
   ×Muscat単一
  Zotzenberg(ゾッツェンベルグ)
   ×Muscat単一 〇Sylvaner単一
   *Z=Sと覚える。
  Kaefferkopf(ケフェルコップフ)
   ×Muscat単一
   アッサンブラージュ時にはGewurztraminer 60-80%
   *K=G60-80と覚える。
  以下は2022年5月9日から、Pinot Noir の赤もOK
  Hengst(ヘングスト)
  Kirchberg de Barn(キルシュベル・ド・バール)
Cremand d'Alsace(泡)

 フランス国内で消費されるクレマンの第1位
 瓶内二次発酵による伝統的手法(Method traditionalle)
 *シャンパーニュと一緒
 9ヶ月、4気圧以上 
 *シャンパーニュより甘い基準

ロレーヌ地方

《A.O.C.》

Cotes De Toul(赤、グリワイン:色調の薄いロゼ、白)
 モーゼル渓谷南部、ナンシーの西
 ガメイ、ピノ・ノワール、オーセロワ
Moselle(赤、ロゼ、白)

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