フーコーの振り子
こんにちは。岩倉です。
今日はフーコーの振り子と呼ばれる実験についてお話しします。
振り子の振動は、一般的には同一平面上を動くとされています。
つまり、振り子が振動している様子を上から見ると直線的(1次元的)な動きしかないように見えます。
これは、振動している場が静止していて、真空で、極端に短い時間内に限った話だからです。
実際に地球上で振り子が振動する場合は、
・地球の自転により振動面が回転する
・空気抵抗の影響を受ける
特に前者の、地球の自転によってはたらく力のことを「コリオリの力」と呼びます。
この力の影響を考慮するだけで、振り子の動きを関数で表現する難易度は一気に上がります。
さらにここに空気抵抗を加味し出したら大変すぎてワクワクしてきます。
このように、中学や高校レベルの物理の問題でも、条件を緩めるだけで論文レベルの問題になることが多々あります。
老後はそういうのを解けるような余生を送りたいものです。
岩倉隆詞
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?