見出し画像

井上尚弥の髪型遍歴!今までの髪型を美容師目線で解説

Webライターで、美容師の松本タクヤです。

今回は「井上尚弥」さんのこれまでの髪型を、再現するときのポイントや髪質について、美容師目線の考察もあわせて解説します。

井上尚弥さんはアジア人初の4団体統一王者であり、パウンドフォーパウンドで1位も獲得し「日本ボクシング史上最高傑作」と呼ばれています。

圧倒的な強さとストイックな姿勢で、全人類を魅了する井上尚弥さんは今までどんな髪型をしてきたのか、ぜひ一度ご覧ください。

※井上尚弥さんのTwitterInstagramの写真をもとに紹介しています。

2017年(24歳)

井上尚弥さんは、TwitterもInstagramも2017年から投稿を開始しています。

パーマ風えりあし長めスタイル

2017年8月Twitterより

この時期の髪型はサイドを高い位置まで刈り上げて、えりあしは長めに残しています。

髪質やスタイリングでも再現できますが、井上尚弥さんは毛先に軽くパーマを当てていると思います。

2017年3月Instagramより

サイドの刈り上げは、上から長めの髪を被せています。
そのためスタイリングをしていないときは、サイドが浮いた印象になりやすいです。

サイドの刈り上げも同じ構造です。

しっかりツーブロック&ブリーチスタイル

2017年9月Twitterより

アメリカ戦では、かなり短くスッキリした髪型です。
サイド、バックともに3ミリほどで薄めに刈り上げて、上の髪を少し被せています。

2017年9月Twitterより

アメリカ戦前には、大手美容室「EARTH」での投稿もありました。

この時期は、1回ブリーチをしてからムラサキ系のカラーをすることで黄ばみを抑えていると考えられます。

2018年(25歳)

スーツスタイルやアレンジも目立った年です。

アシンメトリー風前髪おろしスタイル

2018年3月Instagramより

前髪の左側を、少し長めに残しているようなアシンメトリースタイル。
髪は短い方から長い方に流れやすいので、パートを分ける場合にはおすすめです。

アシンメトリーは、変化をつけにくいショートヘアの方が雰囲気を変える際に効果的です。

黒髪パート分けスタイル

2018年7月Instagramより

こちらの写真では、7対3ほどでしっかりパート分けすることでフォーマルな印象を強めています。

井上尚弥さんは右側の髪を前に流すことが多いですが、この写真では後ろに流しているので「キレイめ」なイメージになります。

トップなども大まかには同じ印象

ハイトーン&サイドから流しスタイル

2019年5月Twitterより

この時期は、髪色がさらに明るくなっています。ブリーチの回数は2回ほどと思われます。

左右にパート分けせずにから全て流し、トップの立ち上がりも控えめなので、まとまった雰囲気になり印象が変わります。

ハイトーンシルバー

2019年10月Instagramより

髪色がさらに明るくなったので、シルバー系の色がキレイに入っています。

色の抜けやすさで、色やブリーチの回数は大きく変わる

また、このあたりの時期のサイドの髪は被せずにつなげて刈り上げているのが分かります。

2020年(27歳)

髪型が安定した印象のある年です。
これまでにあまり見られなかった、長めのスタイルを紹介します。

長めおろしスタイル

2020年2月Twitterより

しっかりと前髪をおろした、長めのスタイルです。
サイドの刈り上げは3ミリほどでスッキリさせて、上の髪を被せています。

前髪は眉下で長めですが、トップから前髪まではしっかりと段差をつけて軽くしています。

前髪からトップまでの段差の大きさの違い
井上尚弥さんは、右の軽めスタイルであることがほとんど

2021年(28歳)

投稿にあった中では、もっとも短い髪型がみられた年です。

ソフモヒ風

2021年12月Instagramより
2021年12月Instagramより

かなり短い髪で、前髪とトップを残したソフトモヒカン風です。
後ろの髪も短くしています。
刈り上げはサイドもバックも3ミリで、トップとつなげると近い髪型にできます。

全体を前に流すことで、よりシャープに見えるスタイリングです。

2022年(29歳)

最も明るい髪色や黒髪と、カラーでの変化が大きな年です。

ハイトーン

2022年6月 Instagramより

白っぽくみえるので、ブリーチを2~3回してから黄ばみを抑えるカラーをしていると考えられます。

黒髪

2022年12月 Instagramより

初心に戻るために黒髪にした時期です。会見での発言によると黒染めではなく、地毛の色とのことでした。

長さは比較的残して、動かしやすくしています。

2018年と同じで黒髪でしっかりとパート分けをしていますが、トップの立ち上げ右側の髪が前方向に流れていることから2018年の写真よりも「スポーティ」や「カジュアル」といった印象を受けます。

2022年12月Twitterより

こちらの写真では、サイドとバックの刈り上げの薄さが違うことが分かります。サイドは3ミリ、バックは6ミリほどにすると近づけられます。

2023年(30歳)

印象が変わり、大人なイメージが強くなりました。

パーマ風

2023年1月Instagramより

長さなどはこれまでと近いものの、パーマのような動きがあるスタイルです。

2017年のパーマ風スタイルとは、カールの種類が違うことからより無造作な動きになっています。

大きく分けたカールの違い

ヘアアイロンでも作れますが、パーマで再現する場合は「ツイストスパイラルパーマ」が最も近い印象になります。

ハイライト(メッシュ)風

2023年5月Instagramより

パーマ風の髪の動きに、黒と金の髪色のコントラストが効いています。

部分的にブリーチしたハイライト(メッシュ)スタイルのようにも見えますが、井上尚弥さんの場合は全体をブリーチした髪が伸びて毛先のみが明るい状態になっていると考えられます。

ただし、ブリーチとパーマは髪のダメージの観点から相性が悪く

  • うまく当たらない

  • ダメージによってちぎれる

といったトラブルが起きる可能性もあるので、得意な美容師さんを探したり、スタイリングで再現したりといった方法をおすすめします。

井上尚弥さんの髪質

スタイリングしていないと思われる髪や少年時代の髪から、さらに井上尚弥さんの髪質を深掘りします。

少しクセを感じる髪質とブリーチした髪

2018年8月Instagramより

井上尚弥さんは、強いうねりがある髪質ではありませんが完全な直毛ではないように見えます。そのためスタイリング剤によって動きが出しやすいと言えるでしょう。

また、井上尚弥さんはブリーチによる脱色し髪色を明るくしていることが多いです。
髪はカラーやブリーチのダメージにより乾燥することで、ゴワつきやすくなります。

ゴワつきが増すと髪質によっては、地毛の状態よりも無造作な動きが出しやすくなります。

井上尚弥さんの少年期(中学3年生)の髪

2022年2月Instagramより 中3

中学3年生の井上尚弥さんです。

この写真からは髪の密度が高く、うねりほどではないクセ乾燥感がある髪質であるように感じます。

髪型としては、えりあしともみあげに少し長さを残しているので、ヤンチャな雰囲気を感じます。

まとめ|井上尚弥さんの髪型のポイント

井上尚弥さんは、カットの頻度髪色の変化が多いことやSNSに随時ヘアスタイルを投稿するわけではないことから、ピンポイントで同じ髪型にするのは難しいです。

しかし、以下のポイントを抑えることでかなり再現度が高くなります。

  • サイドは3ミリ程度で刈り上げる(被せるorつなげる)

  • バックは3~6ミリで刈り上げる

  • トップから前髪にしっかりと段差をつけて、高さと軽さをつくる

  • 根本から量をとり、動きを出しやすくする

  • 動きが出にくい方は、カラーなどのダメージで髪質を変化させる方法もある

ぜひ次回の美容室の際に参考にしてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?