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釣り人による清掃活動+小さな自然再生に参加してきました!

6月21日(土)に、守山市にある第2なぎさ公園にて、「釣り人による清掃活動」および「小さな自然再生」が開催され、私も参加してきました。今回の清掃活動は、「第2回滋賀セブンの森*の清掃活動」として開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者のみの約50名で活動を実施しました。

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*滋賀県、守山市、淡海を守る釣り人の会とセブン-イレブン記念財団の4者間で連携協定を締結(2029年まで10年間)し、琵琶湖を取り巻く環境を健全な姿で引き継ぐことを目的に活動しています。

当日の様子は以下からYoutubeでご覧いただけます。

小さな自然再生とは

今回の特徴は、湖岸での清掃活動に「小さな自然再生」を組み合わせたことです。

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小さな自然再生という言葉は馴染みのない方も多いと思いますが、行政が予算を使って実施する大規模な自然再生と対比する形で、費用が安価で、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に参加し、そして時には失敗をしながらも活動の効果が短期間で目に見える、そんな地域による自然再生の取り組みのことを指しています。全国に多くの事例があり、滋賀県でも各地で実施されています。今回は清掃活動のあと、第2なぎさ公園を流れる「大川(おおかわ)」で小さな自然再生の体験をしました。

清掃活動を通じて自然を見る

最初に、淡海を守る釣り人の会・副代表の辻本さんからご挨拶がありました。

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「一人が一つのゴミを拾うのは小さなことだが、それを何人もが続ければゴミは減る。これまでゴミを捨てていた人も、その姿を見ると捨てなくなるかもしれない。」
「小さな自然再生は、流れを少し変えるだけで川が活き活きとしてくる。水に機嫌よく流れてもらう環境を作ることは、空や山や海をきれいにすることにもつながる。」
「ゴミ拾いも小さな自然再生も、楽しみながら続けていけば環境もよくなっていく。」

ゴミ拾いも自然再生も、一つ一つは小さなことでも、楽しく続けていくことが大切なのですね。共通点に気づかされました。

さて、清掃活動を始めると、相変わらずプラスチックゴミが目立ちます。水位が高かったり、波が強かったりするときに、打ち上げられるのでしょうね。

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漁具の一部でしょうか、パイプ状のゴミも多く見られました。

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ゴミを拾いながら湖岸を歩いていると、色々なものに気が付きます。写真は撮り損ねたのですが、ニゴイの死骸が多く見られました。ちょうど産卵の時期なので、産卵後の死骸かなとは思います。ニゴイは琵琶湖に(感覚的ですが)かなり多く生息していますが、鮮度が落ちやすいため市場に流通することはめったになく、「京(みやこ)知らず」という異名があります。ちなみに新鮮なうちに刺身やあぶりで食べるとめちゃくちゃ美味しいです。

この植物の小さな群落を見つけたのですが、何か分かりますか。

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ナガエツルノゲイトウといいます。南米原産の外来種で、ちぎれた茎などから容易に再生して大群落をつくるので、全国で問題になっています。駆除するときは慎重に行わなければなりません。琵琶湖では最近、オオバナミズキンバイという同じく南米原産の水生植物が問題になっていますが、同じような特徴を持っています。

そして一番びっくりしたのがこれ。

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湖岸部の柳の根を写したものですが、ここにある白い粒粒は、ホンモロコの卵です。最近、南湖でも増えてきたという話を聞いていましたが、ここでは特定の箇所にものすごい密度で産卵されていました。

…とまぁ、周りにいる人たちを呼びつけて、こんな話をしながらゴミ拾いをしていました。釣り人の皆さんは大変面白がって聞いてくれました。

大川河口部での小さな自然再生

続いて、大川河口部に移動します。大川は、かつての野洲川の南流にあたり、野洲川改修工事により現在はその一部のみが短い川として残されています。
※詳しくは守山市のWebサイトをご覧ください。

ここの河口部に砂がたまったり、流木が堆積したりして、少し閉塞していました。琵琶湖の魚、特にコイやフナなどは、春の時期に川をのぼって産卵したりします。川と湖のつながりをよくしておくことが、魚を育むことにもつながります。そこで、みんなでここの流れをよくする「小さな自然再生」をやってみよう、ということになりました。

まず、滋賀県立大学の瀧さんから、地形的な特徴や自然再生の方法についてレクチャーをいただきます。

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そのあとで、みんなで作業。木を伐ったり、土砂を撤去したり。

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そんな中、筆者は完全に魚採りに夢中です(笑)。

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無事に、いい感じに流れが復活しました。魚たちが上ってくれるといいな~。

拾ったゴミはちゃんと分別して、

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最後にみんなで集合写真。お疲れ様でした。

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「#つながる清掃活動」の視点から

私たちは、「#つながる清掃活動」の面白さを伝えていきたいと思っています。今回の清掃活動はまさにこの「#つながる清掃活動」そのもの。清掃活動をしながら自然観察をしたり、さらには自然再生まですることができました。

新しい遊びを覚えたら、子どもでも大人でも興奮しますよね。私は今でこそ魚好きで、専門家には全く及ばないもののある程度の知識もありますが、実は釣りを含む魚採りを覚えたのは社会人になってから。初めて釣りやガサガサ、投網を教えてもらったときの感動は忘れられません。清掃活動の延長で、多くの人とそのような体験ができたらいいなと思っています。

(佐藤祐一/琵琶湖アローズ・滋賀県琵琶湖環境科学研究センター専門研究員)

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#つながる清掃活動 を2020年1月にスタートさせました。琵琶湖をたいせつに思う人びととつながりたい。琵琶湖について語り合う〈BIWAKOトークカフェ〉も行います。http://aoibiwako.org/BIWAKOARROWS/

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