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2022-08-06大原御幸

ここのところ体調がすぐれなかったのですが、漸く立ち直ってきました。
暑さと、周囲環境による心理的ダメージと、年齢による回復力の低下
もっと弱いものとして、多少デリケートなものとして
自分を扱わないといけないと感じた今日この頃です。

さて体調不良時は、動くのがとにかく億劫で
ひたすら読書していました。
読んでいたのは
後藤武雄「大原御幸」


いま大原御幸という曲を練習していて
いつものことながら、読書して曲の背景を知ろうというスタイル。
ほんとは読み途中の平家物語を読破すればよいのだけど、
長くてなかなか進まず、こちらの本を手にとりました。。。

建礼門院は上品で、高貴なイメージがあるのだけど
この本も一貫して、建礼門院を思わせるような
上品で高貴で、静かに力強くて、儚くて
そんな雰囲気が漂っていて
丁寧な風景の描写、詳細に記述された、それぞれの登場人物の語り
激しさのあとの、ただただ儚い世界
ひたすらにそんなことを感じて、最後まで読みました。

こんな世界を、わずかばかりでも表現できるだろうか。
わからないけど、やっと元気になってきたので
今日から琵琶練習、こちらの世界を描きながらの練習!です。

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