2022年1月12日にUSEN STUDIO COAST(東京)で行われた、H.I.P PRESENTS「Face To Face」 THANK YOU STUDIO COASTのセトリ、MC、演出を記憶の限り書き綴りました。
〜yama〜 1.あるいは映画のような (MC.(曲終わりに)yamaです、よろしくお願いします) 2..Down town (2番.「あぁ、もうダメ」.語り 2番終わり間奏.ギターアレンジ ラスサビ終わり間奏.ギターアレンジ) 3.春を告げる 4.a.m.3:21 5.血流 (キーボードソロ) 6.スモーキーヒロイン (ラスサビ2回目「ヒロインになって」.歌えず) (MC.改めまして、yamaです。 face to face、THANK YOU STUDIO COASTということで、Creepy Nutsさんと初の共演をさせていただけることになって、とてもこの日を楽しみにしてきました。 えーCOASTで、最後に、自分がこのステージに立てることが、本当に嬉しい限りです。最後まで、皆さん楽しんで頂けたら嬉しいです。) 7.Oz. (1番サビ.「呼ばないで」泣き) (キーボードソロ) 8.真っ白 (FIRST TAKE ver.キーボードのみ) (謎の声のみ→バンドメンバー演奏) 9.ブルーマンデー 10.麻痺 (MC.最後の曲です) 11.世界は美しいはずなんだ (MC.ありがとうございました) 〜Creepy Nuts〜 1.板の上の魔物 (イントロ.「hey!checkcheck!huuu!ありがと〜」 1番「板の上には…」の前.「everybody手をたたけ!come on!」 1番終わり.「Creepy Nutsですよろしくお願いしま〜す」 2番「板の上には…」の前.「も一度手をたたけ!」 ラスサビ「板の上には…」の前.「最後に手をたたけ!」 アウトロ.松永ディスクパフォーマンス) 2.バレる! (イントロ.「新木場COAST楽しんでますか〜 みんなで送り出そうぜこのバトンを」 ラスサビ.「世の中に気づかれる」→「新木場に気づかれる」) 3.よふかしのうた (イントロ.「OK!じゃあ俺らの夜更かしに付き合えるやつ、全員両手を思いっきり上げてくれ!」 2番.「土曜日のたまり場」→「土曜日の新木場」 アウトロ.「DJ松永!」→松永ディスクパフォーマンス) 4.合法的トビ方ノススメ (イントロ.「hey!新木場COAST、今日は声は出されへんけど手叩いたり手上げたり、飛び跳ねたりする行為全て合法となっておりま〜す」 1番.「調教済みの豚どもは声上げろ」叫び 1番終わり.「ばっちりや新木場COASTでもまだまだできるはずもっといけますかー」 2番サビ前.「いくぞ!新木場飛び跳ねろ!」 2番.「調教済みの豚どもは声上げろ」叫び 2番終わり間奏.「全員両手を思いっきり上にあげてくれ〜俺の真似して手を振ってくれ行くぞ〜」 Cメロ「again」の後.「もういっちょ!」 ラスサビ前.「OK!じゃあもう一度、全員で、飛び跳ねろ!!」 ラスサビ.「調教済みの豚どもは声上げろ」→「飛び跳ねろ」叫び) (MC. (R)改めましてCreepy Nutsです、よろしくお願いします。 (松)お願いしま〜す (R)えーface to face、THANK YOU 新木場COASTということで、えーっとね、ここ、COAST、まぁもといageHa、には我々Creepy Nuts散々ね、思い出というか、いっぱいありますよねこの場所にはね (松)いやほんとですよ、特にRさんなんかフリースタイルダンジョンの収録ずっっとここでやってたんですからね (R)そうですよ、ここにね、ほんまに、散々やってきましたよここでね (松)ほんとですよ (R)あのー、まぁ、最初ね実は有楽町の近くの、DIANAというもう今は無き箱で初めて (松)あ、DIANAもう無くなったんだ (R)無くなったんすよ。でそっからもうすぐにここに移ってもうここでずーと長らくフリースタイルダンジョンという、あのーラップをね、MCバトルを深夜番組でやるという番組をずっとやってまして、そして、ここでね、えー先代のラスボス般若さんからバトンを受け継いで、そっから一瞬で終わりましたね番組ね (松)ちょっとね、あのー、まぁHIPHOP風紀があまり良くないんでね笑 (R)そうすね (松)ちょちょっとあの、まぁあのー、ちょっとまぁ法に触れるなりの等の行為とか (R)まぁ等のね (松)等の行為が (R)まぁなんかまぁまぁ、噂によるとやで?噂によるとやけどなんか、番組出てた人でなんか、こないなった人(指を折る)が5人くらいいるらしい (松)ははははは、でも!番組5年くらい続いたんでしょ? (R)そう、だ、よく考えてください、HIPHOPで番組やって5年続いて5人で済んだんやで?すごいよ (松)そっち?笑確かに、確かにな 俺もー、あの漢さん、テレビ越しに漢さん見て、「ん?あぁ…?」みたいなパニックになったもん最初、「あぁぁ?ん、、あぁ…?」みたいな (R)出ちゃいけない人が出てるって (松)そう、なぁ、そう、もう、ならず者の人がみたいな (R)そうやな、本来出もせんような、絶対メディアには出てこうへんような人らが、散々ね、テレビの中で大暴れできたってね、それを、この場所でできたってことをね、非常に正直ね、あの誇りに思ってますほんまに、この場所にもあの番組にもね、ほんまに感謝しかないです皆さんありがとうございます (松)ね、ワンマンでもね、その後埋めれたしね (R)そうなんですよ (松)そう、ね、こうやっぱりMCバトルやってく中で、あのー、MCバトルでは成績出るけど、そのーアーティストとしてあのーワンマンやって埋めれるかってなったら話変わってきたりするけども、やっぱり先陣切ってそこはRとかね、やってきたいって、こうずっと言ってたわけだもんね (R)そうすね、ちゃんとラスボスしてる間にね、ラスボスとしてあのー、自分らの楽曲と自分らのライブで、この場をパンパンにできたってのも良い思い出です。ほんで、その、MCバトルはもうしてないけども、あ、因みにね、あのー、フリースタイルダンジョン名前は違うんですけどもフリースタイルモンスターってやつがね、新木場最後ってことでここで収録されてて、俺はちょっと仕事で出れなかったんですけど、みんなで、ここにお世話になったラッパーたちで、こう新木場にありがとうっていう思いも込めてもっかいあの番組のようにここでバトルをやろうってのが今Abemaでやってるんですけども、ちょっと俺は、違った形でこのCOASTに感謝を伝えようかなと思って、今日のライブでその分も全部果たせたらいいなと思っております。 そして、今日は、対戦相手はラッパーではなく、もう深々系なってか、もういまもー、もうすごいことになってるyamaさんと、もうやばかったですよね、ライブもね、ほんまにかっこよかった、ほんまかっこよかった (松)いやーすごいね (R)すごかったね (松)ほんとに、いや俺は、画面上越し、音声越しでしか聴いたこと無かったからもう目の前に会って、「あ、yamaだ」って思ったもん (R)俺も思た笑 (松)「や、yamaだ、あ、yamaがいる」と思って (R)そしてそのね、生での歌声と演奏でね、バッチリこの場所ロックされたと思うんで、それに負けないように俺達も、自分のやり方で、MCバトルとは違うけどライブと言った形で、Creepy Nutsとして勝負させてもらえたらなと思っております。 聴いてください、生業) 5.生業 6.耳なし芳一Style (イントロ.「じゃあその俺の生業が、どんなスタイルか聴いてもらいましょう」) 7.風来 (アウトロ→エラー音のビート) 8.かつて天才だった俺たちへ (ラスサビ前.「1!2!3!4!5!」語り アウトロ.松永ディスクパフォーマンス) (MC. (R)えー改めまして新木場COAST楽しんでますか! ここでね、あのー散々、ライブとかバトルとか、出ましたし、Creepy Nutsでも、もちろんワンマンもしたし、agehaの時にもね、真夜中のこのagehaでこうやってる時も、深夜のね、HIPHOPイベントとかにライブでやってきたりとかほんまに色んなことをこの場所で経験してきました。で、あのー、ね、ここには、もちろん、色んなね、アーティストの想いとかね、そういうもんがね、たぶん染み付いてます。そしてまぁちょっと汚い話をすると、色んなラッパーの、ね、血と汗と涙、怨念、そして、まぁゲロや、えー、その他 (松)吐瀉物ーですか? (R)吐瀉物。あの、聞いた話によると、あのさっき、H.I.Pのスタッフの人がいってたけど、昔そのageha終わった直後に、COASTで使うからって昼間にここに来たらなんか、あの上のとこに裸で、全裸で寝てる人がいて、「あれ?全裸で人寝てる!」って思ったらその人が急に起き上がってその場でおしっこしだしたって (松)あははは笑笑 (R)でそれが聞いたら、COASTのスタッフやったって (松)マジで?! (R)すごいんですよ (松)すごい、やっぱ、ここのスタッフの人はパーティーピープルじゃないとやっぱねー (R)務まんないんですよ (松)務まらんよ (R)とんでもない (松)やっぱり、もう、あの有名人とあの有名人が2人でトイレから個室から出てきたよーなんて話なんていくら聞いたかわかんないっすよ (R)ねぇ、あんな、ねぇ、俺達今日楽屋ね、あのー昔ダンジョンの時に、モンスターリングとして使ってた場所が今日Creepy Nuts我々の楽屋なんですけど、ね、その、そのモンスタールームの (松)上? (R)えーね、そ、 (松)階段をね? (R)ラスボスの椅子がある上、横に螺旋階段がある。その螺旋階段を登ると、そこには、おっきい鏡が1つと、赤いハート型のベッドが置いてある。そして、その横にはドア開けたら、外も、なんか、外用の露天風呂系のジャグジーが付いてあるという…確実に、確実な部屋やん (松)確実な部屋 (R)確実に確実な部屋 (松)そんな場所。もしかしたらさーここに居るお客さんSTUDIO COASTしか知らなくてagehaのこと知らない可能性、か (R)かなぁ? (松)そっか、え、agehaの、agehaとか行ったことある人います? (R)ある人います?ageha、お〜おるおるおる (松)え、agehaがめちゃくちゃスケベだということは知ってますか? (R)知ってますか?とんでもない時代があったんですよ (松)あったんですよ笑 (R)その、夜の文化のその、なんていうか、なんか、良い悪い置いといて、超楽しいところ (松)そうね (R)そういうとこを散々吸収してるわけですよ色んな人間の感情、そしてCOASTでのこの歴史あるこのライブハウスというところもめちゃくちゃ吸収してる、まぁ20年の歴史がある場所ですから。もう色んな人たちの感情、思い、楽しかったこと。まぁアーティストで言うと悔しかったこと、俺ももちろんここで悔しい思いもしました。色んな思いが染み込んでるこの場所。で、ライブハウスってのはたぶんアーティストと一緒に駆けていくもんやし、お客さんと一緒に、こう、なんて言うかな、思い出を溜め込んでいって、成長していくもんやと思います。そんで、20年分の色んなもんがここに詰まってると思います。そして、ここで俺達も色んなもん経験させてもらいました。そしてここでの思い出を、今日で終わりじゃなくてお客さんも持ち帰って、ずっとね、心の中に、agehaがあった、COASTがあったってことをね、こう思い出してもらったら最高やなって思います。俺達の楽曲も、もうあくまで、すごい個人的な話ばっかなんですよ俺の。ね、MCバトル出たとか、ここであのラッパーの人とのああいう思い出があるっていう。えー正直来てる人には関係ない話かもわかんないです。でもそれを散々この楽曲の中で、事細かく俺が自分の話として自分の話をすることによって、なんか、謎の瞬間に、こうぱっと誰かの人生と重なる瞬間がある。それが、HIPHOPのめちゃくちゃ面白いところ。だから、この場で色んなHIPHOPアーティストもライブやってきたやろうし、そしてMCバトルでも超個人的なラインでお客さんが全員ゴンフィンガー上げたり、そういう、なんか不思議な、その瞬間にしか生まれないもんてのが、沢山ここで生まれてきたと思います。そして今日のライブもそうなればいいと思ってるし、俺の超個人的な話がみなさんの人生にどっかパッと重なって、まぁ、みんなの人生の歩いていく上での、併走するような音楽、映画で言うところのサントラみたいになってくれたらいいなと思っております。) 9.サントラ (2番終わり.松永ディスクパフォーマンス) 10.のびしろ (ラストフレーズ前.「新木場〜!!」) 11.Who am I (MC. (R)最後最後とは言いつつもね、やっぱ名残惜しいもんで、このCOASTがもう無くなってしまうってのを聞いて、で、そっから、去年のね、10月に大阪の仲間とね、あの、梅田サイファーというグループでこのCOASTやらせてもらって、でそれが最後かなっていう気持ちでその、このねイベントが決まる前は思ってたんですけどもその後も、Creepy NutsでもちゃんとこのCOASTにね、ライブという形で別れを告げに来れたのをめちゃくちゃ嬉しく思ってます。で、この20年間の、この箱の歴史が、この歴史の終わりという時に、新しい音楽の歴史を作っていくであろうyamaさんと、一緒に対バンでこの箱を俺たちなりに送り出すことが出来て、ほんまに嬉しく思ってるし、来てくれたお客さんも、声出せないという状況ではありながらも、この2年くらいで、声出せない中で、できるライブの皆さんの楽しみ方ってのを見出してくれて、もしかしたら、ラップとか聴いたりHIPHOPのライブとか見んの初めてかも知れへん人も、なんか、ね、見よう見まねでも手上げたり手叩いたりしてくれてるし、で、見慣れてるお客さんとかは、俺のパンチラインとか松永のスクラッチとかで良いのがあったら、フックでね、サビで、大合唱で手上げたり飛び跳ねたりする以外も、ぐぁーってゴンフィンガーで反応してくれたりして、各々の今の中でできる最高の形で、この場所を今日、送り出せそうやなと思っております、みなさんありがとうございます。 俺はラッパーなんで、自分の人生に起こったことを歌詞にしてきたのが今までほとんどでした。でも、それでもやっぱ自分のこと書くってなってくると、とんでもないね、波乱万丈な人生送ってるやつの方が、もちろんね、起こった出来事書くだけで、パンチある歌詞になる訳ですから、それはそれで強みなわけですよ。でも俺は、正直ね、フツーに生きてきて、フツーにHIPHOP好きになって、フツーにラップやりたいってなっただけなんで。特にドラマチックな出来事なんてのは、なかった訳ですよねざっくり言うと。でも、この、ね、ラッパーとして活動して、でCreepy Nutsとして活動してく中で、今、この現時点に立って振り返ってみると、まぁ不思議なことに、ラッパーになってからの自分の人生ってのはなかなか、もちろん、相方の松永も、DJになってから、Creepy Nutsになってからのこいつの人生っていうのは、なかなかにけっこうドラマチックなもんがあるなって思って、そういう意味では、なんか続けていくことで、なんて言うかな、一発目からラッパーやったわけではないけど、やり続けていくことでラッパーになっていくっていう、そういうこともあるんやなと思っております。そして、そん中での、色んなところでしのぎ削ってきましたが、もちろんさっきも言ったように、この場でも散々、色んな思いを経験させてもらいました。で、この場所は無くなるけど、ラッパーが、そこ出たラッパーそこに来たお客さんたちが心の中に刻んだり、またあるいは、ラッパーやったら、自分のバースの中にその名前を刻むことによって、場所が無くなっても、永遠にそこの記憶とか名前とか思いってのは、未来へとこう、繋がれていくもんなのかなと思っております。まぁちょっと寂しいですけれども、ちゃんと、この新木場COASTって場所は、俺らの楽曲の中でも、みんなの心の中でも、生き続けていくと思います。色んな思い出、いやちゃうな、この新木場COASTには色んな土産話をいただきました。Creepy Nuts最後の曲です。) (R涙ぐむ) 12.土産話 (アウトロ.松永ディスクパフォーマンス) (MC. (R)また、良い土産話できました。そっち行ったら、たぶんこいつも待ってくれてると思うんで、何十年後何百年後かわからんけど、またあの世の新木場COASTでみなさん集まりましょう。ありがとうございました。) 今年1月で閉館が決定している「USEN STUDIO COAST」を追悼するイベント、「face to face」がyamaとCreepy Nutsによる対バンライブという形で開催された。 yamaもCreepy Nutsもワンマンに行くくらい個人的に大好きなアーティストなので、まさに奇跡のような対バンであった。
私自身、まだCOASTでのライブは2回目だったがこの場所がもう無くなってしまう、もう自分が来ることは無いと思うと、不思議と何か悲しい思いが込み上げてきた。
まずステージに現れたのはyama。 「あるいは映画のように」を歌い上げ、初めて彼女の姿を生で見る人も多いであろうこの舞台でその圧倒的歌唱力を見せつけた。
「春を告げる」などデビュー当初の人気曲から川谷絵音提供楽曲である新曲「スモーキーヒロイン」まで流れるように披露し、COASTでの最後の輝きを放つ。
その後のMCでは普段のyamaからは考えられないほど長い言葉を述べた。 閉館を目前にしたSTUDIO COASTの舞台を前に思うところがあったのだろう。
「Oz.」「真っ白」と続くバラード曲ではCreepy Nutsのファンも手をおろし、固唾を飲んでステージを見守る。 初めは緊張しているかに思われたyamaだが、伸びのある透き通った歌声はまさに音源超え。
「ブルーマンデー」「麻痺」と会場を再び盛り上げたyamaが最後の1曲に選んだのは「世界は美しいはずなんだ」 頭上ではミラーボールが回り、バンドメンバーの演奏にも熱が入る。
いつものように「ありがとうございました」と一言だけ言い放ったyamaは、多くを語らずとも音楽で全て伝えるという姿勢を見せてくれた。 溢れんばかりの拍手に送られてバトンはCreepy Nutsの2人へと渡される。
yamaとはある意味真逆とも言えるアーティストであるCreepy Nuts、1曲目に披露したのは「板の上の魔物」 Rのパンチライン、松永のディスクパフォーマンスを目の当たりにした会場はyamaの作った神聖なステージからは一変、一気にHIPHOPの沼へと引きづりこまれていく。
「バレる!」「よふかしのうた」「合法的トビ方ノススメ」ら大人気曲たちは、Creepy Nutsのファンは勿論yamaのファンまでもその世界へと包み込む。 Rの声掛けに答えた会場は一体となり、声が出せない中でも全員が手を振り、飛び跳ね、形は違えど紛れもないラッパーの空間であった。
MCではここにいる誰よりもCOASTで長く濃い時間を過ごし、人生を変えてきたであろうR指定がこのライブハウスでの思い出を語る。 MCバトルで、梅田サイファーで、そしてCreepy Nutsで、、HIPHOP界を牽引してきた彼だからこそこの場所には伝えきれない大きな思いがあるのだろう。
これがR指定の、DJ松永の、Creepy Nutsの"生業"であり"style"であると、そう見せつけてくるような彼らの音楽は、全く違う人生を歩んでいる私たちにも強く響くものがあった。
COASTでのちょっとダークなエピソードトークで会場を沸かせた彼らは、「みんなのサウンドトラックになって欲しい」という楽曲に込めた思いを語り、「サントラ」「のびしろ」「Who am I」を披露する。 もはやCreepy Nutsファン、yamaファンなどという垣根を越えた、1アーティストと1ファンが繰り広げる空間であった。
COASTでの人生最後の瞬間が目前に迫ったR指定は自分の活動を、そしてそのラッパー人生を振り返る。 最後に披露した「土産話」を歌う彼の目には心做しか涙が浮かんでいるように見えた。 松永のディスクパフォーマンスもこの場に別れをつげる最高のものであった。
最後の土産話を終え、ステージを去る2人。「あの世のCOASTでまた会おう」と言ったR指定。2人の背中はどこか寂しげで、それでいてどこか満足気にも見えた。 こうしてface to faceは幕を閉じる。
編集後記 いやー楽しかったねこのライブ。 2022年一発目の有観客ライブってことで今年も音楽と生きられるんだなって思えた。
11/22のキタニワンマンが人生最初で最後のCOASTだなって思ってたんだけど、まさかこの2人のツーマンがここで見られるとはね。 でっかいアリーナとかホールもいいけど、俺は正直LIQUIDとかCOASTみたいなライブハウスが1番好きだな。 ずっと前から色んなライブでCOAST来てる人とか、ましてや10年近くステージ上で活動してきたRさんからすれば2回目の俺なんて初めてと一緒みたいなもんだろうけど、不思議と寂しかったな、無くなっちゃうってのが。 色んな人の夢を叶えて、色んな人が夢を抱いて、色んな人の人生を照らしてきた、いい場所だなぁほんとに。
yamaさんのライブは今日で3回目だったけど、やっぱりCreepy Nutsとのツーマンを意識してかなんとなくアップテンポでHIPHOPファンが親しみやすい曲が多かった気がする。前半4曲から血流の流れたまんねぇな。
Creepy Nutsは場を作るのが上手いねやっぱり。俺が1番楽しめるの彼らのライブだわ。まぁHIPHOPがそういう曲だってのもあるけどさ、ガチで楽しかった。
ツーマンはゲス×indigoの馳せ合いしか行ったことなかったから、実質ちゃんとしたツーマンは初だったんだよね。 俺はどっちも大好きなアーティストだったからなんも考えずに来たけど、片方だけ推してる人ってどんな感じなのかなーってめっちゃ気になってた。 でもみんな相手方のアーティストの時もすごい楽しんでたし、終わったあと物販並んでる人とか、Twitterで「あのアーティストハマるかも!」って呟いてる人とか見て、ツーマンっていいなぁって思ったね。
まぁでもyamaさんが歌ってる時にずっとスマホとか見てる人いたけどさ、別にいいけど。アーティストへのリスペクトとかはないのかなぁってちょっと思っちゃったけどね。 自分の好きなCreepy Nutsが褒めてるアーティストなんだからすこし見てみるのも悪くないと思いますが、、
とにかく楽しかった、今までありがとねSTUDIO COAST。またあの世で集まろうなー あと一緒に行った二人もありがとう!めちゃくちゃ楽しかった!またライブ行こう!