隈研吾読書会③ ナショナル・アーキテクトとして
最終回となる今回は、震災以降の隈研吾について考えていく。
はじめに、これまでの読書会を振り返っておこう。
第一回:建築批評
第二回:理論と実作における展開
震災、オリンピックから『点・線・面』へ今回の読書会では、『点・線・面』(2020)を扱うほか、『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』(2016)『場所原論』(2012) など、同時期の著作にも触れていきたい。
隈研吾の創作論の表明は前回の『反オブジェクト』(2000)から始まっているが、曖昧に放置されていた部分も多い