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そろそろ名残?筍とシャルドネ

緊急事態宣言がでて、すべての会食の予定はキャンセル。ワイン会もなく、試飲会もなく、人と会うことも少なくなった毎日を送っています。

こんな時代の変わり目に自分にできることは何だろうか。

まずは衛生に気をつけて、ウィルスに感染しないこと。明るく笑って過ごして、おいしいものを食べて、飲んで、免疫をあげていくこと。人と会えなくなっている今こそ、つながりを大切にすること。

そんなわけで、オンライン飲みを企画したり、おいしいものをテイクアウトしたり、季節を感じるものをつくったり、相変わらずワインを飲んだりしています。

3月から、4月終わりくらいまでに必ずつくるのものは、

たけのこ料理です!

いつもはお花見とかホムパにもっていくのですが、今回はみんなで食べることもできずに、自分でつくってセルフ消費しています。それでもやっぱり筍さんを調理するのは、春を感じて楽しいものです。

もうそろそろ大きくなってきていて、シーズンも終わりに近づいていますが、ぜひぜひ、みなさんも筍、自分で調理してみてくださいね。

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全然手間じゃないんですよー。多分、筍買うとついてくる、米ぬかと殺菌用に赤トウガラシをいれて皮ごと(あとで皮をむきやすいように切れ目をいれて)、竹串がすっとささるくらいまで煮て、あとはそのまま冷ますだけ。とにかく鮮度がいいうちに煮てしまうことが大事です。

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そのあと、すぐ使わない場合は洗ってぬかを落として、お水につけて冷蔵庫にいれておけば1週間は大丈夫です。お水は毎日取り換えてくださいね。

筍から定番の若竹煮、だーいすきなたけのこご飯をつくりました。

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さてさて、ワインです。

私の中の鉄板はたけのこのほろにがさとシャルドネのほろにがさをあわせること。ただし、樽がきいたこってりとしたシャルドネはNGで、和食に合う、きれいなつくりのブルゴーニュのシャルドネが一番です。

今は自粛ですが、ワイン会に持ってい行くようにはPierre MoreyのMeursault 2013。

Pierre Morey ピエール・モレはムルソーの造り手で、ラフォンやコシュ・デュリーと比べるとまだ手が届くくらいだし、ルーロよりは手に入りやすい造り手。ルフレーブの醸造長もつとめていたという実力派で、モレ・ブランというネゴス(ネゴシアン:ブルゴーニュで買いぶどうでワインをつくる造り手、それに対し自分の畑でつくったぶどうからワインを造る造り手はドメーヌという)も経営しています。

とにかくきれいで、ルーロほど塩味やミネラルのきれっきれっさもなくて(ルーロ大好きなのですが)、私は毎年、自分のつくったたけのこご飯と合わせています。お値段はそれなり。ブルゴーニュは毎年高騰してますね。。。とほほ。

おうち飲みはMarc ColinのBourgogne 2017です。

Marc Colinマルク・コランはブルゴーニュの中でもマイナーなアペラシオンのサントーバンという村の造り手です。コランという名前がつく造り手がたくさんいて、誰がどこのワインをつくっているのだっけ?と複雑なのもブルおた心をくすぐります。

まだまだ若い、広域のワインですが、コランらしさもでていて、ミネラル感も清涼感もすばらく、家のみにはもったいないかものレベルでした。


世の中は、これは現実だろうかと思うほど、数か月前から一変している世界になっていますが、桜は咲いて、散っていき、そろそろ新緑と季節は変わっていっています。季節感を感じながら、変わらずに料理とワインを楽しんでいきたいと思います。









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