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どうやったら接触を8割減らせるのか考えてみた

 我が家を例にとって、どうやったら人との接触を8割減らせるのかを考えてみました。もちろんきっかけは『緊急事態宣言』にもあった北海道大学の西浦博教授のこの話(というか理論)。

 西浦先生については別の機会に書くとして、私は彼を信頼して「人との接触を8割減らせば、コロナは収束する」という話に乗ることにしました。とてもとても難しい目標だとは思いながらも。

いちばん問題なのは私

 うちは3人家族。最近の自粛生活で、一日に接触する人の数(平均)は妻でだいたい10人、娘は5人。2人合わせてもせいぜい20人。彼女たちの接触が普段より8割減なのは間違いなさそうなので、もっぱら問題は電車通勤して多くの人と接触する私ということになります。

 まずは普段の私の接触人数を(やや少なめに)試算します。
1)駅/電車内で周囲に25人。駅までの間も同様。往復で100人/日と推定
2)会社では座席近くに20人、業務やすれ違い等で60人。80人/日
3)昼食時の外出、店内等で50人/日
4)夜の会食、映画やイベントで繁華街回遊で100人/回。週あたり50人/日
5)休日は買い物やイベントで街中に出ることが多いのでざっくり200人/日

 合計して1,800人/週。8割減だと360人/週を目指すことになります。えーっ!ぷらぷら出歩く私にそんなことが出来るのか?

すでに街や職場からは人が減ってる

 緊急事態宣言後(4/8)に、一日、出勤してみた実感は次の通り。
1)電車内はいつもの1/2程度の混雑。50人/日
2)職場はゾーニングが行われ、会議など控えめ。普段の1/3程度。30人/日
3)ランチで利用する喫茶店等も客少なめ、経路含めて普段の6割。30人/日
4)夜は出歩かない。0人/日 

 すでに街を歩いてる人は異常に少なく、ランチがガラ空きなのは好都合。もちろん夜の課外活動は休止。で、このパターンで休日は外出自粛(30人/日)とすると…610人/週。うーん、これだとまだ66.1%減。もう一声欲しい。

もっと孤独になれる環境を探す

 そこでさらに以下の対策を取ることにします。
3')社員食堂や近くのカフェはガラ空き状態。普段の1/5程度。10人/日
5)時差通勤します(電車内はいつもの3割程度に)30人/日
6)週に一度出勤しない日を作ります(テレワークまたは年休)

 すると、(土・日+平日1日)の休み3日間で90人。残りの4日働いて280人。計370人/週。79.4%減。ほぼ8割達成!

【2020/4/18 追記】
 試行錯誤を経て分かってきたことを追記。詳しくはコメント欄参照。
・周囲の人達も非接触を心がけるので仕事中は意外と接触が少ない
接触の多くは通勤と昼食で生じる。いずれも「時間をずらす」と効果がある。昼食はお弁当(持参/購入)にすると接触が少なくなる。寂しいけれどおしゃべりは厳禁。通勤は「裏道を選んで歩く」「隣の駅から歩く」が効果的。ただし、夜の裏道は人通りが少なく要注意。女性にはお勧めしません。

 考えてみれば当たり前ですが、空(す)いてる時間と場所を見つけることがカギを握るようです。電車もランチも…あるいは職場でも。とにかく人の居ない時間と場所を見つけて、PC持って移動してコソコソ仕事。極めつけは「一日休んで家にこもる」こと。これなら確実に接触が減ります。

 これに手洗いマスク、そして「顔を触らない」ことを徹底して接触機会削減の効果をより大きくしよう。やってみて、もう少し具体的な数字をアップデートしていくつもりです。皆さんの経験もコメントでお寄せください。

※「顔を触らないように」など、コロナ感染対策を分かりやすく解説しているビデオ。30分ほどですが必見です。何度も観て聞いて実践しましょう。

【2020/4/18 追記】
 ツイッターで上のようなご意見を頂きました。ありがとうございます。「子どもにも分かるように」理論を説明するのは難しいですね。肝心なところを分かりやすく伝えるのは政治家やメディアの仕事かもしれません。


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