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ボイ中性フェムタチリバネコ。そういうのそろそろやめません?と秘かに思っていること。

それって本当にいりますか?


いや良くねぇだろ、まがいなりにも商売としてやる限りはさ。なんてお声が聞こえてきそうな本日のお話。

んーでも、ほんとうにいります?必要でしょうか?
普段の生活の中では常々そう思っていましたが、お店を利用する時だってそれ、絶対にいりますか?
あえて皆さまにお聞きしてみたくなりました。

ほらよくキャストのプロフ欄にあるじゃないですか。
マイノリティ風俗特有の表記だとは思いますけど、そうこういうの。

■ボイ
■中性
■フェム

■タチ
■リバ
■ネコ

昨今では中学生ですら知っている、ご周知ワード。
ざくっとズバッと、とにかく雑に分けられたこの6つ。

好みがわかりやすいように表記されてる方がいいでしょ?と思われますよね。文字面で見えてる方が便利そうな気しますもん。
だけど私は、「長年そうであった」というだけの「ただの思い込み」のような気がしてならないのです。


皆さま、こんにちは。
本年夏、大阪での開業を予定しております、マイノリティ(レズビアン)風俗【微糖】のご案内人、猫砂糖と申します。


2人だけで作り出す、2人だけの時間。


上記のように。
たった6つの小さなカテゴリーになるべく沿わせようと、本来の自分らしさを閉じ込めてしまっているキャストさんって案外多いのではないでしょうか?
お好みはこういう振る舞いかな?と、ほんの少し(もしくはガッツリ)脚色したキャラを作っていたら、お客様との間に見えない壁ができてしまった…なんてこともあり得そうです。

いえね、100%素のままで過ごそうってことではないんですよ。
でもきっと、自分らしい話し方、笑い方、喜び方ができていさえすれば、その温度は相手に伝わり「楽しかったな。また会いたいな。」と必ず思ってもらえるはずだから。
変に恰好つけたり、ぶりっ子したり、そういう作られたものこそが「見えない壁」をお客様に感じさせてしまう最大の要因ですからね。

そしてお客様側からみても、情報が先行することによって本当に相性のいいキャストと出会える機会を逃してしまっている、とも思うのです。

プロフ写真は、どこまでいっても所詮イメージであって。
その先に進んでもらい、そこで「こういうキャストで、こういうことが好きで、こういうことが苦手で…」と一つ一つ知っていく。
プロフでは中性とあったけどボイにしか見えなくて残念だった。タチよりリバなキャストにこういうお願いは迷惑だろうな。ネコのキャストにしてほしい要望なんて本当はイヤなんだろうな。

そういう余計な先入観を、ぜーーーんぶ取っ払ってしまいたい!!

キャストである私と、あなた。
2人だけで作り出す、2人だけの時間。
この世でたった1人のあなたと接する時、何を本当に求めているのか知りたいのです。その日、その時、あなたが望んでいるもの。欲しているものを。

キャストも人間なので毎回同じように接することはできませんし、例えそうしたくとも、真剣に心をこめている以上無理なことなのです。

だからこそ、その瞬間瞬間を大切にしたい。
その時お互いの心と身体がどう動くのか、どう合わさるのか。
毎回全く予測できなくあってほしいと思うし、視線が重なった先でふふっと笑い合う、そんな時を過ごせたなら…と思うのです。



自分の価値観に耳を澄ましてみる。


例えばのお話ですが、男性用風俗店での【こだわり条件】は、「巨乳」「美尻」「美脚」「高身長スレンダー」「低身長ぽっちゃり」「お嬢さま系」「お姉さま系」「ギャル系」「ロリ系」etcでありまして。
その程度の、いってみればただの【要素】に過ぎません。
その要素をキャスト一覧ページにタグ付けしている店舗さんは、半数にも満たないのが現状なのです。

別に男性陣を見習おうなんて気持ちはさらさらございませんが…笑

でも、そろそろ我々セクシャルマイノリティも、余計な先入観は取っ払って「その人自身」をもっと知り、ちゃんと関わってみようとすべきですよね。

「性別や性自認とはグラデーションである」とよく言われているように、性へ対する基準だって千差万別。
人それぞれ。
自分の基準。他人の基準。社会の基準。
マイノリティ風俗の基準。
見事なほどにバラッバラ。
そもそも感覚には個人差があるのだから当たり前なんですよね。

んーーー。で結局まとめてみると…。

もうバラッバラを楽しむしかないですよ!!
曖昧をもっともっと楽しみましょう!!笑

自分が価値を感じる「カッコいい、可愛い、楽しい」を大切に生きていけばいい。

だから当店では「6つにカテゴライズされたプロフ表記」はしないかもしれません…という、本日のお話でした。


しかし「曖昧me Love」てw


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