【メタルコア】影響を受けたステージング【トップ10】
ステージング面で影響を受けたステージング(バンド)を紹介します。いわば【ルーツ編】。
ランキング形式にしてみましたが、どれも好きなので、ほぼ差はありません。
2011~2013年頃は、以下の流れで今回取り上げたバンドをずっと追っかけてました。
毎週YouTubeで「バンド名 live」と検索
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フィルターで「アップロード日順に並び替え」
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最新ライブ映像をチェック
誇張ではなく、本当に狂って動画を見て研究(※熱中してただけ)してました。
この更新が、そんな自分と同じように、ステージングを追求したい方の参考になれば幸いです。
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10.Blood of the Martyrs
アメリカのメタルコアバンド。教科書レベルの知名度なので(しかし真似はできない)、見たことある人は多いかと。
全編必見、とにかくベースの動きがスゴすぎる。僕はこのバンドで初めて、「ムーブがスゴすぎて曲が全く入ってこない」という現象を味わいました。
ちなみにベーシストのBobby Huotariは、いま動画クリエイターになっています。
※しかもWikipediaみたら、元々はこの人"ドラマー"だった・・・超人すぎる。
9.InDirections
InDirectionsというか、ベーシストのVictor Ordonez。
0:58~,1:24~,2:14~などなど、見るたびに「理解」を試みるんですが、できません。どうなってるんだ、、。
VictorはID加入前に一瞬Assassins(eOne Musicの方)にもいましたが、元々はEvelynnというバンドに在籍。
その頃からやばすぎるムーブを連発。あまり動画が残ってなかったのですが、その技の片鱗が分かるものを貼っておきます(2:38~)。
昔は本人のアカウントから、もっと大量にライブ動画が上がっていましたが、今は非公開になっているようです。
ただし彼の存在を認知した頃、既にSBTWもスタートしていました。なので根本的な影響を受けたというよりは、「人体の可能性」を知るために観察していました。
ちなみに2019年現在、VictorはCuffed Upというパンクバンドでベースを弾いています。※見る限り、伝家の宝刀ムーブは使っていない模様。
8.I, the Breather
以前ツイートもしましたが、この動画は本当に何度も何度も見ました。ギター隊も含め、このラインナップ時が最強。
ベース(Conor Hesse/現Erra)の、リズムの感じ方がめちゃくちゃカッコ良い。動き方を見ていると、縦だけじゃなくて横も、つまり『円』を感じます。
リズムの『円』をステージングに落としこめるかどうかは、大事なポイントになります。
まだ研究中なので、完全な言語化はできないのですが…
7.A Faylene Sky
アメリカのツインVoポストハードコアバンド。解散してしまいましたが、在籍メンバーの一部はIt Lives, It Breathes(現DAMN NATION)へ。
王道のポストハードコアスタイルですが、「このバンドのライブ映像を全部見て研究するやつはいないだろう」と思い、アップされてる動画は全部見て研究してました。
6.From Atlantis
InVogue Recordsに所属していたアメリカのポストハードコアバンド(解散)。
カッチリしたステージングもそうなんですが、メンバーが"楽しくなさそうに"ライブしているところからも影響を受けました。
僕は"ビジネス笑顔"に超絶的な恐怖を感じるタイプなので、逆にこの映像はリアルに感じた。
「つまらなさそうに弾こう!」ってことじゃなくて、「別に自然体でいいんだ」という意味でね。
5.Fit For a King
Creation/Destructionを出す前の5人編成~直後の4人編成まで、FFAKのライブ映像は見まくりました。
SBTWが衣装をウィンドブレーカーで揃えたのも彼らからの影響です。
From Atlantisと同じになりますが、「無表情」で弾いてるのが良い。
この音楽性でニコニコしてたら、それはそれで狂気。
なぜかオフィシャルが残してくれている、7年前、全員ワイヤードでライブしてる映像は勇気もらえます。
4.Like Moths To Flames
今のベース(Aaron Evans )がまだギターを弾いている映像。ドラムはLance Greenfield(ex-A Stained Glass Romance)。当時の溢れる謎の勢いが最高。
2011年のこの動画~少し後の、1stを出したあたりまでのLMTFは相当チェックしました。ブレイクダウンに明確な「LMTF節」あるのが良いですよね。
ご存知の通りひたすらツアーしているバンドなので、今も定期的にチェックしています。最近の映像もカッコいい。
ちなみに初期のベースは脱退後音楽から離れ、今はフットサルのトレーナーをやっているようです。
3.Memphis May Fire
ステージングから「プロフェッショナルさ」を感じた動画。
これに限らずシンクロするタイプのステージングって、もちろん好みは分かれるでしょう。しかし、熱意と時間をかけなければ、こうならないのは紛れもない事実。
僕が「ステージング」に魅力を感じた理由が、この映像に詰まっています。この時代のMMFってミドルテンポでバウンシーな曲が多いので、信じられないバイタリティでずっと動いている。
ちなみに、その後脱退した上手(映像のメンバー)に代わって、今ギターを弾いているのはex-For TodayのSamuel Penner。
2.The Air I Breathe
"ステージング"と"ピロピロギター"は両立できることを証明し、当時SBTWに最も大きな影響を与えたバンド。
曲、サウンド、ステージングそして歌詞。個人的には全ての面で影響受けました。
アルバム1枚出して解散してしまったけど、知らない人がいたらぜひ聴いてみて欲しいです。今あらためて聴いても全く色あせず、8年前に出会ったらそりゃ影響受けるのも当然のクオリティ。
ドラムのGregはその後Like Moths To Flamesで叩いていましたが、最近抜けちゃいました。
1.Sirens & Sailors
メタルコアステージング界、最後の砦にして頂点がこのS&S。しばらくアクテイブな活動を行っていませんでしたが、先日新曲を出して復活しました。
【片足を軸にして無限に回転する動き】を大々的にやった最初のバンドではないかと。※開始直後にベースと上手ギターがやっている動き。
近いアングルだと2014年Warpedの映像も参考になります。
(この動き、僕は最初できなくて、だいぶ悔しい思いをしました。)
現ベースSteve Goupil加入後のライブ映像は全てチェックしています。(SBTW開始してからの)リアルタイムで最も影響を受けたバンドといっても過言ではありません。
先ほどのフルセットから3年後、2016年のフルセットも凄すぎ。動きそのものだけでなく、入れるタイミングのセンスが抜群。
バンド自体も超かっこいいけど、とりわけ上手ギターとベースの動き方はずば抜けてる。
🌟おわりに
以上、10バンドをピックアップしてみました。
言うまでもなく、取り上げたバンド以外もチェックしています。名前を出さなかったから云々…ってのはないです。対バンしたり一緒にツアーを回ったプレイヤーからも、影響を受けています。
振り返ってみると、2012年にSBTWを始めて以来、一時期は全てを決めた「振り付け」の領域までいったこともありました。
しかし今は、メンバーに「もうそろえるのはやめよう」と伝えたパートすらあります。場面によっては、好き放題やってる風にも見えます。
でもそれは、ただの好き放題じゃない。ただの自由じゃない。
「振り付け」という型を作ったからこそ、「自由」が型破りとして機能している。
型破りになるためには、まずは型を作り上げる。
そして「型破り」が次の「型」になる。
・・・・・・
・・・・・・ステージングってサイコー!
(終わり"型"が分からなくなった)
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■ステージングに欠かせない、ワイヤレスについて解説した記事はこちら⇒
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