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人のライブを見るときに、密かにチェックしているポイント

人のライブを見るときに、密かにチェックしているポイントがあります。特にベーシストに関して。

ずばり、「後ろを向いたときのオーラ」。後ろ=お客さん側に背中を向けたとき。


ライブといっても、ちょくちょく後ろを向く機会がある。例えばチューニングするときとか、水を飲むときとか。

で、人によっては「後ろを向いたら殺気が消える人」がいます。殺気というとオーバーですが。w。

極端な言い方すると、後ろ姿に「素」が出ちゃっている。特に、駆け出し期でステージ慣れしていない場合。僕も最初の頃はそうでした(もちろん今だって、完璧ではありません)。


あ、「常に存在感を出しましょう」ではなくて。

殺気(存在感)を消した方が良い場面もあります。ボーカルがMCをしているときとか、ギターやドラムが主役のパートとか。

ようするに、気配のコントロール


僕が見て「ヤバいな」と思うプレイヤーは、もれなく「背中の使い方」が巧み。自然に「気配の量感」をコントロールしている。もはや意識すらしてないでしょう。

推測ですが理由もあって。ヤバいプレイヤーであればあるほど、(オフィシャルな)写真や動画で撮られ慣れている。だから、自分が背中を向けるときも、その絵面が分かっている。いわゆるメタ認知的な(?)。


気配のコントロールは、必ずしも「視線を集める」だけじゃなくて。逆もしかり。

「視線を外してくる」と言えばいいのかな。他が主役の場面では、気づくと外されている(存在感を消してくる)。例えばギターソロのときは、ベースへの視線は外させてギターに振った方が良いわけで。


……いやこれ、言語化がムズかしい、、。

非常に感覚的な要素なので、僕自身がどの程度できているかも、客観的には立証できないのですが。「オーラ」って、見た目上の変化はないですからね。

ただ少なくとも、「意識はしているぞ」と。


ちなみに今回でいう「後ろ」は、「前を向いているときの後ろ」と「後ろを向いているときの後ろ」の2つがあって。

「前を向いているときの後ろ」はステージ袖側からしか見えません。が、こちらも人によって全然違います。ステージ袖側まで気配飛ばしてきている人は、ちゃんと分かる。


まぁ我がバンドに関しては、どっちの後ろにも気を張ってないと、シンプルに危ない。左右でポジションチェンジしたり、大きな動きをしたりするから。

もちろん全て「気」頼みは限界があるので、ときにはツツいたりして伝えるようにしてます。


というわけで、「後ろを向いたときのオーラ」、ぜひ注目してみてください。マジで人によって違います。


P.S.
ライブ映像を見るときは、ポジション移動にも注目してみると面白いですよ🧐。



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