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【Spotify攻略2.0】リスナー数よりも大事な〇〇数

「アルバムじゃなくてシングルリリースの時代ですよ」論も、2023年を経てだいぶ浸透したかなと。ただ、時代はさらに次のステップへ進んだようです。

まず前提として、なぜシングルリリースの時代になったのか。

シングルを連発すれば、その回数だけプレイリスト入りの確率が上がります。(Spotifyはじめストリーミングの)公式プレイリストに入れば、再生回数はグンと増える。

ただし、Spotify公式プレイリストへのピッチ(審査出願)は、いちリリースにつき1曲。つまりアルバムだと、何曲収録していてもリリース時の1回しかピッチできません。

例えば「今週の新曲プレイリスト」に入りたいとして。アルバムピッチだと、チャンスはアルバムリリース週の1回きり。

けど、仮に10曲収録アルバムを作った場合、全曲シングルカット路線に切り替えれば、最大10回(10週)分チャンスがある。※10曲目にアルバムとしてリリース。


もちろん、シングル連発手法は、プレイリスト以外にもメリットがあり。「短いスパンで定期的に話題を出せる」「バンドとしてアクティブ感の演出」「(アルバムに比べて)1曲1曲を聴いてもらいやすい」など。

だからこそ、どんどんシングルカットしていくアーティストが増えたのでは。新シングルリリース時に、既発シングルを合体させて出す、ぶら下げ手法も定番となりました。※海外では"Waterfall"と呼ばれているやり方。

ぶら下げリリースの例。1曲目のニューシングルリリース時に、既発シングル4曲をぶら下げ。


……そんなシングルリリース技法、行き着くとこまで着いた感はあり。「これ以上どうするんだ?」と思ってました。

が、次のステップがあったんですね。最近気づいて、驚きました。いやはや、ストリーミング戦略も、ついにここまで来ましたか。

どういうやり方かというと、

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