BiteBitterBug
アラフィフのおっさんがコロナ状況下で転職を果たすまで、101社にエントリーした101日間の記録です。※この日記に出てくる個人や企業は、実在する個人や企業と一切関係ありません。
はじめに 最初に書いておくと、これはあまり明るい話ではない。毎日ほとんど、疲れた、つらい、キツいという言葉が出てくる日記だ。40 歳を過ぎていれば共感してくれる人が多いと思うが、体調がいい日というのは１年のうち数えるほどだ。体調がよくて機嫌良く過ごせた日があれば、日記にそう書いてしまいたくなる。50 歳に近づいてくればなおさらだ。ラジオ体操で汗だくになる。ラジオ体操第二までこなせば冷や汗が垂れる。 それでも、家族がいるから働かなくてはならない。働いて収入を得なければならな
2020年6月2日 10時すぎになって社長に「お話があります」メッセージを送る。すぐ返信が帰ってきて、ビデオミーティングが始まる。 転職するという報告をした。 何をどうすればうまくいったのか？と訊かれたが、その答えが出なかったり、出ても力不足で実行できなかったからうまくいかなかったんじゃないですか、と答えた。もっと僕に実力があって、「こうします」という提案ができて、それをやり遂げることができればよかったのかもしれない。 でもそれって、どの職場、どの仕事でも言えることだ
2020年6月1日 現職のN社から、これまでの有給休暇の使用日の確認と、どこまで有給休暇を使うかの確認が来た。全部使います。 応募していたS社から、面談の日程調整の連絡がメールで来る。「他社から内定をいただきましたので、申し訳ありませんが辞退させていただきます」と返信する。 O社人事担当者から、入社日確定のお知らせが来る。これで退職届が出せる。手書きで退職届を書く。明日、現職N社社長と面談したときに送付するつもりだ。 郵便物を取りに玄関から外に出たら、鉢植えのアジサイ
2020年5月31日 転職サービスのメール配信を解除したり、内定が出たのでもう紹介しなくていいよという連絡をしたり。 ずっと子どもたちも家にいて、体を動かすことがないから、家族で午後散歩に出かけた。 分はだいぶ良くなって、目尻と眉間のシワがおおかた取れた。人間の体って現金なものだ。
2020年5月30日 朝4時過ぎに嫌な夢を見て目が覚める。新しい勤め先でもらったアカウントがわからなくなってあたふたする夢だ。そこから寝付けない。ただ気分はそれほど悪くない。 朝8時くらいからひとりで散歩に行く。天気がいいので日光に当たりたいのと、体を動かしたい。スマホのスポッティファイからジャクソン５を聞きながら、バイパスを通り過ぎて田んぼの中をしばらく歩く。ファーウェイに付属のイヤホンはこれでもかというほど音が悪い。通話専用だ。細かい楽器の音が全然わからない。でも別に
2020年5月29日 内定が出たご褒美にスポッティファイプレミアムに契約した。もうCMは聞かない。しかもスキップし放題。ルンランラン。 14時に転職エージェントから連絡あり。なんとB社採用見送りとのこと。 見送りの理由は、「プロジェクトとのマッチングは問題ないけれど、そのプロジェクトがポシャったとしたら、どこが面倒を見るのか」ということらしい。 誰か「うちで面倒見ます！」と手を挙げなかったのか！と憤っても虚しい。転職エージェント的には、W社、B社と現場の反応は良かった
2020年5月28日 今日あたり転職エージェントからB社の結果について連絡があるはずだ。朝からそわそわしている。 11時に、サンダーバードが軽やかにさえずる。メールソフトの着信音がした、という意味です。B社からではなくO社から「最終面接通過、条件面談の案内」が届く！ やった！やったよ！やったずら！やったのも！やったじゃん！ なんかあまり実感はない。まだもう一社残っているからか。転職エージェントに連絡して、進捗を尋ねる。まだ検討中とのこと。 条件面談の日時は、明日の午
2020年5月27日 7時に目が覚める。やや体が痛い。気分それほど悪くない。雨模様。 11時からO社の社長面接。もちろんオンラインだ。早めにミーティングルームに入っておく。といってもWEB会議室だけど。 O社最終面接社長登場。このところのオンライン面接で会得した、緊張を和らげる秘技「画面縮小」を発動！全画面で相手が出てくるとひるむので、画面を小さめにしておく、という後ろ向きな技だ。しかも画面の下の方にしておくと、圧迫感がなくてよい。 社長からの質問は、これまでどのよう
2020年5月25日 昼過ぎにアベノマスクが届く。結構早く届いた方らしい。九州のどこかで、連続感染が発生しているとのこと。まだコロナの影響は長引きそうだ。 転職エージェントから、B社向けに源泉徴収票や給与明細を送れと言われる。給与明細はゴールデンウイークの大掃除のときに捨ててしまった。スキャンしておけばよかった。 夜中、子どもたちを寝かしつけているときにいきなりお腹が痛くなって、トイレにこもる。冷や汗モードに入る。アゴからポタポタ冷や汗が滴って、床に水たまりができた。１
2020年5月24日 朝から庭の草抜き。次男はダンゴムシを追いかけていて、ほとんど戦力にならない。草抜きが終わって一息ついてトイレに入っていたら、長男がやってきてドアの向こうで英語の音読を始めた。しょうがないので、終わるまでたどたどしい英語に耳を傾ける。 夕方、子どもたちと公園に出かけて体を動かすのが最近の日課になっている。今日はボールの当てっこをしていて、次男がボールを当てられたのにもかかわらず、取りに行かずに喧嘩になる。時間になったので帰ろうとすると、泣いて大暴れする
2020年5月23日 本日はB社の面接。副社長と人事担当者のスケジュールが合わなかったということで、午前と午後に分けて実施することになった。もう何を用意していいのかわからないので、ぶっつけ本番。幸い、これまで自己分析とか企業研究とかしまくって、かつそれをレポートの形でまとめまくっているので、何を聞かれてもだいたい大丈夫な感じになってきている。と思う。 B社最終面接（１）ラスボス第一形態。まずVPすなわちたぶんヴァイスプレジデント、つまり副社長。まあ偉い人。フレンドリーな雰
2020年5月22日 子どもたちが勉強中に隣同士で罵り合っている。我が家ではリビングに子どもたちの勉強机を並べて置いているのだが、その弊害だ。 おニューのウェブカメラとヘッドセットが届く。妻には「今までのヘッドセットは重くてかさばる」ので注文した、ブルートゥースイヤホンが届く。 昨日よりは気持ちが楽だ。企業研究を兼ねて、B社とO社の比較一覧表を作ったりする。なんだかんだ言って朝9時過ぎにはパソコンに向かって作業している。妻に「それって両方受からないと役に立たないよね」と
2020年5月21日 5時半に目が覚める。しばらくは気分悪くない。昨日はドタバタしまくっていたので、今日はのんびりしたい。 起床後しばらくは大丈夫だったが、9時過ぎに無茶苦茶気分が落ち込んできた。あまりに苦しいのでベッドに横になる。妻が「苦しいときは深呼吸するといい。調子悪いときは呼吸が浅くて苦しそうだから」とアドバイスしてくれる。深呼吸できないから苦しいのかもしれないが、やってみよう。 昼にB社を担当する転職エージェントと15分くらい電話する。B社は現在、僕に紹介して
2020年5月20日 起床してしばらくは調子が良かったのだが、だんだん気持ちがつらくなってくる。 パソコンの設定をいじったり、過去の日記のテキストのフォーマットを統一したりする。気持ちが苦しくなって、1時間ほどベッドに突っ伏す。昼から面接なのでテンション上げなければいけない。つらい。 B社二次面接昨日に続いての面接。今回出てきたのは、仕事デキそうな感を醸し出している、ちょっとスクエアな感じの男性。背景はきれいなオフィスの画像だったので、アプリに最初から入っている写真かと
2020年5月19日 B社一次面接フレンドリーな感じの人と、そうフレンドリーでもない人の2人。どちらも男性。かつフレンドリーな感じの人が、かつて大手予備校に勤めていたとのこと。「どちらも教育系ですね」と話を合わせに行った。これまでの自分の業務領域とは異なる仕事だが、なるべく同じ目線で話すように心がけた。 夜、転職エージェントよりB社一次面接通過の連絡がある。そのあと携帯に「二次面接は明日で大丈夫か？」という問い合わせが来る。転職エージェントには、並行してO社の選考も進んで
2020年5月18日 社長とミーティング。クリニックの診察結果と仕事の引き継ぎの話をする。本日と明日で仕事引き継ぎの資料作りとミーティングを済ませる予定。それ以降は個別で確認。 夜子どもを寝かしつけるとき、次男は僕が先週言ったことを覚えていて、「お父さん、今日あったいいことはね……」と教えてくれるが、いいことベストスリーがすべて「蚊に刺されたこと」。なんでや。 1社から不合格の通知が来る。エントリー95、選考中13、一次面接待ち1、二次面接結果待ち1、不合格80。
