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双龍図

冬の京都にぴったりのお寺といえば、建仁寺ではないでしょうか。

建仁寺は祇園の花見小路を下がったところにあるお寺なので、アクセスが良いのも利点です。中に入ると祇園の町の喧騒と打って変わってピーンと張り詰めた空気感に気持ちも引き締まります。冬は京都は底冷えで一層寒く、さらに澄んだ空間に感じられるでしょう。このお寺の中で最も見て欲しいところは、法堂です。法堂に入ると天井画「双龍図」の水墨画の迫力に圧倒されます。建仁寺創建800年を記念の平成14年(2002)に、小泉淳作氏が約2年かけて取り組んだ作品とのこと。天井に大胆に描かれた「阿吽」の双龍の大きさは108畳というから見事なものです。この水墨画の白と黒が描き出す龍の美しさは、まさに冬にオススメの光景です。

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