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わたしの好きなおんなともだち

江ノ島に行こうと言えばほんとうに江ノ島に行く魔女ふたりたび

雨でなく波くだかれて降る岸辺すぐにふるえる声が邪魔だな

ルールのないしりとりだから終わらない。レアメタルって3回言った。

鳥と風いっしょに飛んでゆくを見る その奥で金色の日が落ちる

永遠だとしても、儚くなくてもめっちゃきれいな夕日とおもう

詩を採って笑ってやった(嘘だけど)恋か殺しか死かせまられて

強風の橋わたりつつわたしたち生まれたくって生まれたように


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2016年の『短歌研究』2月号に載った連作です。
「相聞・如月によせて」の特集で、わりと怒りながら書いていました。


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