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3年ぶりの

今週末、ライブに行く。
そしてそのライブでは「声出しが解禁される」。

私はその業界の人たちから見れば薄情かもしれないが、3年前からとんとライブに行かなくなってしまった。もちろんできない間にオンラインやら様々な企画でファンを繋ぎ止めようとしてくれた運営がいたのは承知していた。

オンラインライブももちろん好きだった。
チケットの価格の割にカメラワークがいいのが最大の理由だった。席の当たりハズレはなく、平等にカメラが抜いてくれる有り難さ。しかも家で生ライブが見れる。晩飯作ったり風呂に入ったりなんならご飯食べながらライブが見られる。あのライブが終わった後の凄まじい終電のこととか考えなくていい。それは非常にありがたい。

それでも、どれだけ生ライブのキャストが、サウンドが、空間がファンの歓声と一体になっていたか。それを知ってしまっているから寂しい気持ちでいた。

昨年あたりからぼちぼちライブに行くのを再開していたが、やはり様子は少し変わっていた。
キャストが私たちに笑いかけたり、素敵な演出が挟まるたびに私は喉をグウ…と鳴らすのにとどまった。
というかそれしかできないのだ。あまりに驚いた時でも以前ならデカい声が出ていたのにマスク内の「ッスゥ~~~~…」が限度になる。もちろん声を出してはいけないが、目の前で起きている感動に素直にリアクションをあげられないのはあまりに拷問に近く、苦しいの一言に尽きる。

今回ようやく声出しが解禁になることでこの苦しみから解き放たれることに感謝している。
もちろん、これは普段の感染対策を普段以上に行った上でのことだが、それでも本当に嬉しい。

個人的にはライブに行く気が3倍になったくらいの話だ。なんなら服も靴も一式また買った。ライブに行くのにチケットの2倍くらいの価格を準備に費やして遊んでいる。
それだけ、本当に楽しみにしているんだとわかる。

一体今週末、3年ぶりの声出しで何が起きるのだろう。3年前最後以上の感動が見れるのか、それともこれからの新しい世界の始まりを見るのか。
本当に期待している。

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