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生徒たちの問いより 「#8 Adjustment 真理の女神」の目隠しする仮面について

問い「#8 Adjustment 真理の女神」の目隠しする仮面は防衛の仮面であり、注意を内部に集中するとありますが、目隠しする仮面・防衛の仮面という象徴体は、主体的に取り組めるものでしょうか。

L : ここでは、すでに「火の国」を通過し、『分離』作業に出てきている段階ですから、タロット実存共同体に自覚的に加入してきています。しかし、実際に生活している場は社会、この世界ですから、絶えずそこから引き離そうとする声、意見に満ちています。
そして、探求者もずっとこれまで社会的な意見の中で生きてきていますから、一般の人たちと同じ習慣、同じ生活基準に馴染んでいます。
 それをタロットの霊の招きを心の奥底に自覚し、その招き(招きは「学び」でもありますが)に一心不乱になることです。「目隠し」と、足元の「テレーマの剣に沿ってつま先立つ」こととは、一体化して捉えます。現実の動きに対して少しも気を緩めず、注意深く見張る姿勢です。


ここが、実際に「出会う場」。ここで出会っていく。風の国で出会っていく。
だからこの女神は、目隠しをしている。
違う方向へ目が行っている。違う方向へ目がひらけていく。

フールが具体化する場所は、アジャストメント。アジャストメントをどのように作っていくか。
それが私たちが創造的な作業をこの世界でやっていくための第一の場。
ここなしでやるのは単なる空想。それがテレーマの剣を突き立てている象徴体。

「#8 Adjustment 真理の女神」について(講義より)

つま先立ちで、目隠しの仮面をして、大地に剣を突き立てる。
それほどの注意深さの中で瞬間瞬間この世を生きることは、自力ではできない(少なくとも自分には無理でした)。
あの天秤のチェーンがあって初めて、それが可能になる。
天と地の合一は、あの天秤のチェーンとテレーマの剣がまずあり、
私たちの側ではつま先立ちで目隠しの仮面をする、そして大地に剣を突き立てる。

その姿勢はタロットの霊によって、とることができる。タロットの霊が支えてくださる。つまりタロット実存共同体に息づく「霊の身体」を信頼するので、つま先立ちで目隠しの仮面をし、大地に剣を突き立てることがすべて同時に成される。
すなわち、テレーマの意味する「個人的な好き嫌いにとらわれない普遍的な愛による判断」によって現実を生きていくということではないだろうか。

できるかできないか、考える必要はない。自力は必要ないということですね!

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