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【二次創作を飾る棚】#BirthdaySHELF 開催にあたって

親愛なる皆様

初めまして。
2023年度カンザキイオリ誕生日 非公認有志企画
#BirthdaySHELF 製作委員会です。

このnoteでは、本企画開催にあたっての基本的な情報をまとめます。
企画参加をご検討中の方や、すでに参加を決定していてこれから当日に向けて活動する方の参考になれば幸いでございます。


企画概要

企画告知のポストにまとめられていることがほとんど全てではございますが、改めて要点をまとめさせていただきます。

内容

この企画は、去年度に開催された「カンザキイオリ非公式誕生祭」を引き継いでいます。カンザキイオリの誕生日にあわせて、彼のファンたちが彼への各々の想いをぶつけられるよう、プラットフォームと「機運」の提供を目的として活動します。

企画内容はシンプルです。3月11日にハッシュタグ付きで投稿された二次創作を企画用アカウントでリポストし、あたかも「棚」であるかのように纏めて閲覧できるようにする。基本はそれだけです。

付随して、企画用のDiscordサーバーも作りました。ここでは、参加者同士で投稿時間が被ってしまわないように調整をしたり、参加者同士が助け合って創作ができるように橋渡しをしたり、誕生日会には欠かせない「メッセージカード」作成の取りまとめを行なったりします。けれども、あくまで付随するものです。Discordに参加しなくとも、ただ当日にいきなりハッシュタグをつけて二次創作を投稿するだけで、企画に参加できます。

由来

企画名は、言わずもがな、カンザキイオリのレーベル
IKIRU SHELF
に由来しています。

IKIRU SHELFは、カンザキイオリ本人によって「創作を飾る棚」と紹介されています。

本棚、bookshelfから文字った。棚。創作を飾る棚。音楽じゃなくてもいいし、小説じゃなくてもいい。なんでもいい。
生きて、生きて、命をかけて、そして作り上げたものを、沢山飾りたい。そんな願い。

「別れなど、少年少女に恐れなし」終演。|カンザキイオリ

私たちの企画が製作する #BirthdaySHELF は、二次創作を飾る棚です。

音楽や小説の二次創作はもちろん大歓迎。そうでなくても、なんでもいい。カンザキイオリにぶつけてみせるために作り上げられたファンメイドたちを沢山飾りたい。そんな願いを込めた名前です。

権利関係

去年度の企画と今年度の企画では、権利関係の事情が大きく違います。

見解

カンザキイオリの神椿およびTHINKR卒業に伴って、去年度には参照できたKAMITSUBAKI STUDIO二次創作ガイドラインを参考にできなくなりました。現在、カンザキイオリの創作を用いたファンメイドが、どの程度可能であるのかは不明瞭になっています。

もちろん彼本人が開放的な性格で、これまで数々の歌ってみた動画などを歓迎してきたことを鑑みるに、ガイドラインがないからといって必要以上に萎縮する必要はないであろうと思われます。しかしながら、明確な「基準」が無い以上は、製作委員会として二次創作の法的位置付けに、見解を示すことが困難です。

ですから、たとえば「企画運営から指示をして、構成メンバーに二次創作をさせる」というような中央集権的な企画運営はいたしません。製作委員会はあくまで参加者の皆様それぞれの二次創作を受け付けるプラットフォームであり、参加者同士の助け合いを後押しする橋渡し役として振る舞います。

例えるならば同人誌即売会の運営に近しいでしょうか。
そのような、分散型の企画運営を目指します。

参考

参考になるかはわかりませんが、委員会の知見を共有します。

カンザキイオリは2023年5月をもって神椿およびTHINKRを卒業しました。しかしJASRAC作品データベースで検索すると、「出版者」として「THINKR 第一事業部」が名を連ねている彼の卒業後の作品がいくつかヒットします。

もちろんこれをもって「やはりKAMITSUBAKI STUDIO二次創作ガイドラインが今でも使える」というわけではありません。

結局のところ二次創作に最も大事なのは、作者へのリスペクトです。参加者の皆様なりのリスペクトのあり方について考える際に、一抹の参考になれば幸いでございます。

そのほか

今年度の企画は去年度の企画の反省点をふまえて設計されています。

言語対応

去年度、英語圏やフランス語圏からの参加者の方がいらっしゃったにも関わらず、情報伝達が円滑にできなかったという事案がありました。

特に今年は、台湾のカンザキイオリ二次創作者であるHikuさんを製作委員会にお招きしており、中国語圏からの参加者の方も数多くいらっしゃることが想定されます。

そこで、企画用Discordサーバーには中国語(中文繁体字)および英語のためのフリートークチャットを設け、参加者同士で情報の整理ができるようにするとともに、委員会からの通知等を翻訳したものを集約できるようにします。また、この2つ以外の言語圏からの参加者がいらっしゃった際は、同じ言語の話者が2名参加した時点で新しくその言語のためのチャットを新設します。

中央のプレゼンス

去年度の企画では、参加者個人の活動と比較した際に企画中央の活動の量が多く、企画に積極的に参加してくださる方に負担が集中してしまう、ということがありました。

今年度の企画は、ラジオ企画、ボイスメッセージの集約と投稿、代理投稿等の中央の活動を減らし、企画全体のスリム化と明確化を図りました。分散型の企画であることには、権利関係の他にもそのような事情もあります。

改名した理由

去年度の企画名は「カンザキイオリ非公式誕生祭」でした。この無骨な名前を捨て、ある種の独自性がある企画名をつけたのには理由がございます。

製作委員会としては、カンザキイオリの活躍によって今後ファンメイド人口は増え続けていくであろうと考えており、喜ばしく感じています。そして、ファンメイド人口の増加は「私も誕生日企画を主催したい」というファンや「あの人が主催してる/関わってる企画だったら、参加は控えようかな……」というような残念な人間関係もまた増えることを意味しています。

私達は、私達以外のファンの方によるファンメイド企画が今度発足されたりすることを、当然ながら歓迎します。ファン活動は自由であるべきですし、選択肢は複数あるべきです。しかし「カンザキイオリ非公式誕生祭」という企画名は「カンザキイオリ」を除けば一般名詞によって構成されています。あたかも「“界隈”に存在していい唯一の誕生日企画」であるかのような印象を受ける方もいらっしゃるのではないか、と危惧しました。

以上の理由から、あえて独自性のある企画名をつけることで、個別、固有の企画であると明確にした方が良いだろうと判断しましました。また、単に、企画のコンセプトを象徴するワンフレーズがあった方が、委員会としても、参加者の皆様にとっても活動しやすくなるとも考えました。

こうして私たちは、#BirthdaySHELFという新たな企画名とともに2023年度企画をスタートさせました。

二次創作を飾る棚——BirthdaySHELF
ロゴデザイン:Hiku

最後に

固定のポストの案内にある通りこの企画は「二次創作を飾る棚」を製作する企画です。参加者の皆様に「それぞれの想い」を彼の誕生日にあてて、一緒にぶつけるためのプラットフォームの提供と、機運の醸成を図ります。

ですから、なにも「お祝い」であることにこだわる必要はありません。

たとえばカンザキイオリの小説のなかに「誕生日会」のシーンが描かれるとしたら、そのシーンは決して「お祝い」に終始するものではないはずです。

少々乱暴な物言いではございますが、本企画の発起人は準備段階の話し合いで今回の企画を「クソデカ感情ぶつけ会」と表現いたしました。

捕らわれてほしくはないのです。「祝い」という言葉で表し切れない、皆様の抱えるそれぞれの、愛、思惑、禍根、傷、感謝、エトセトラ、それら全てを、想いのままに表現してください。

そうして完成された棚は、きっと美しいはずです。

3月11日まで、よろしくお願いいたします。

文責:製作委員長 紀まどい


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