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【帝王切開】手術前日 - いまから入院 -

病院へ向かう途中、マックへ。
てりやきマックバーガーとベーコンポテトパイを夫と車で食べて向かいました。

夫のダブルチーズバーガーを一口もらうか迷ったけど、緊張で頭の中がまとまらない心境で食べるか食べないかも決められないような感じでボーッとする。

病院へつくと、便意がきてトイレに駆け込んだ。
ほっと一安心。

手術前に『浣腸』をされると聞いていたのと、普段便秘がちなら事前に看護師さんに相談しておかなければならなかった事情もあり、『出さなければ』と、内心焦っており、処方されていた酸化マグネシウム剤を2日前からフルで飲んでいました。

病院へ着くと、
病棟の看護師さんが丁寧な応対で迎えてくれました。
外来の看護師さんや受付の方たちとは違って、なんか優しく感じます。

目の前には新生児室があって、
生まれたばかりの赤ちゃんがずらりと並んでいました。

個人的な心境ですが、
正直、なんて表現したら良いのかわからない感情が込み上げてきて、
無意識に『なんかいる!?』と発言していました。

赤くて、毛が生えたグミのようにグニョグニョっと動いていて、一人一人顔を見てもあまり差がわからない感じです。
『かわいい』という感情より、『小さい』という感想。

心配そうに私を元気づけてくれる夫とは
ナースステーションでわかれて、
血圧、体重を測り、大部屋に案内されました。

透けないカーテンでしっかりと区切られていて、
全体がピンクを基調としたお部屋で居心地も良さそうです。
個室のようにも感じられ、安心感もあり、オプション料金のかからない大部屋で満足じゃないか、と思いました。

荷物を置いたら、
『分娩監視装置装着検査』のため事前に購入していたベルトを持ってナースステーションに来るように言われ、
簡単に荷物を棚に詰めて、病衣に着替える。

30分程度横になって、検査をした後に
腹部と陰部の『剃毛』のため、処置室に移動。

私の苦手な婦人科のあの椅子に乗り、
処置をしてもらいました。

つい2週間ほど前まで、順調で
『計画無痛分娩』で出産予定だった私は
ブラジリアンワックスをして下半身つるつるにしていたので、『ほとんど剃るところがないね』と、看護師さんも興味深そうにワックスについて尋ねてこられました。

今回の『帝王切開』では10cmほど横に切るという話で、若干生えてきていた細かな毛をその部分のみ剃っていただきました。

この時点でも、私の頭の中はふわふわしていて、
実感が全くない状態です。

ベッドに戻り、
18時の夕飯まで時間があるので荷物を整理したり、一休みしようと思います。

気持ちを落ち着かせるために、なるべく入院中は好きなことをして過ごそうと色々持参しました。

ツボ押し棒、妊娠中愛用している『マウントハーゲン』のカフェインレスコーヒー、ハーブティー、アロマスプレー、冷めにくいスタンレーのステンレスタンブラー、読みかけの本2冊など。

荷物整理がおわり、カフェインレスコーヒーを一口飲むと、
気持ちが落ち着いて楽になってきました。

妊娠前は毎日コーヒーを欠かさず飲んでいて、
自分はカフェイン中毒なんだ、と思い込んでいました。
しかし、カフェインが99.7%カットされているこのコーヒーを飲んでもこんなにホッと安心することを考えると、カフェインより、香りや味に依存しているのかな?と思いました。

病棟にきて数時間がたっていますが、
ふと、病棟独特のアンモニア臭や消毒液のような独特の匂いがしないことに気がつきました。

そうか、ここは人が生まれる場所だから
においが違うのかな、と
私は臭覚過敏な方なので、入院は気構えていたのですが、家にいる時と変わらないように過ごせてることに気がついて安心です。

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