マルウェアの脅威1
マルウェア(malware)は、malicious(悪意のある)にsoftware(ソフトウェア)の2つの単語が組み合わさった造語です。利用者に気づかれないようにひそかにコンピュータに侵入して何らかのきっかけにより動作する悪質なプログラムです。
2021年12月 マルウェアレポート
サイバーセキュリティ情報局によると、2021年12月(12月1日~12月31日)にESET製品が国内で検出したマルウェアの検出数の推移は、以下のとおりです。
マルウェアの種類
マルウェアは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称です。代表的なマルウェアであるウイルス、ワーム、トロイの木馬をご紹介します。
ワーム
ワーム(Worm)は、独立したプログラムであり、自己増殖して他のシステムに拡散する性質があります。宿主となるファイルを必要とせず単独で活動できる点で、ウイルスと区別されます。しかし、両者ともネットワークを介して他のコンピュータに伝染していきます。
ウイルス
コンピューターウイルス(computer virus)は、プログラムの一部を書き換え、自己増殖していくマルウェアです。ウイルス単体では存在することができず、プログラムの一部を改ざんして入り込み、分身を作って増殖していきます。このような増殖する形態が病気の感染に似ているために、ウイルスと名付けられています。
トロイの木馬
トロイの木馬(Trojan horse)は、有用なプログラムあるいはデータファイルのように偽装されていながら、その内にマルウェアとして機能する部分を隠し持っていて、何らかのトリガー(きっかけ)によりそれが活動するように仕組まれているファイル等です。
マルウェアにはそのほかにもたくさん種類があり、年を追うごとにその種類は増えています。次回はさらにご紹介します。
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