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バックアップとRAID
コンピュターを不正利用されないように、ユーザIDとパスワードの管理、アクセス権限の管理、ログの管理が必要です。1回サインインすれば関連アプリやサーバへアクセスできるシングルサインオン(SSO:Single Sign On)は厳密に管理することができる有効な手段です。
コンピュターの不正利用によりデータが改ざんされたり破壊されたときに備えて、バックアップ、RAIDなどの対策を講じます。
バックアップ
バックアップの方法は、フルバックアップ(full backup)と差分バックアップ、増分バックアップがあります。毎回全てバックアップをとるフルバックアップは、データの復旧(リストア)はとても簡単ですが、バックアップに時間がかかり、空き容量が多く必要というデメリットがあります。
RAID
RAID(Redundant Array of Independent Disk)は、直訳すると、独立(Independent)したディスク(Disk)の冗長(Redundant)配置(Array)です。複数の独立したディスクにデータをどのように分散し、冗長性を持たせて格納させるかということです。ディスク障害のときにユーザデータを再生させることを目的としています。
RAID方式は大別すると0~5まであり、さらにそれぞれを組み合わせた方式もあります。
RAID 0は、ストライピング(striping)ともいいます。ストライピングは直訳すると、縞模様(ストライプ)で、分散化するという意味です。
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複数のハードディスクを合体させて1つのハードディスクっぽく扱う技術です。読み書きの処理速度が向上しますが、バックアップがないので信頼性にかけます。ひとつのハードディスクが壊れたらデータは全てダメになってしまいます。
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RAID 1は、ミラーリング(mirroring)ともいいます。ミラーは鏡のことで、同一のデータを鏡に写すように複数のディスクに書き込む方式です。
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RAID2は、ハミング符号を使用してエラー訂正を可能にし、RAID3ではパリティによる誤り訂正を可能にした方式です。
パリティ(parity)とは、直訳すると、「同等である」という意味で、「価格が平衡している状態」です。為替でいうと直先スプレッドが金利差と一致している均衡状態です。コンピュータ関連では、データの誤りを検出する目的で、データに付加されるビット情報またはこのパリティ・ビットを使用してデータの誤りを検出することを表します。
コンピュータ内部のデータは、0または1からなる2進数で表現されている。このとき、ひとまとまりとして処理されるデータ(1byteのデータなど)において、1の出現回数を計数し、その数が偶数個か、奇数個かを表す1bitのデータを冗長ビット(パリティ・ビットと呼ばれる)としてデータに付加しておく。そしてこのデータを他のデバイスに転送したときには、受け取った側でもデータに含まれる1の数を同じように計数し、結果がパリティ・ビットの結果と一致するかどうかを確認する。このとき結果がパリティ・ビットの値と異なるなら、データを構成するどこかのビット情報が不正であることを識別できる。
ただしパリティによるエラー検出では、どのビットがエラーを起こしているのか分からない。また1の数が偶数個か奇数個かしか検査していないので、データ内部でエラーが偶数個あると、エラーの検出自体にも失敗する。エラー検出のために必要な冗長ビットは少ないので手軽で低コストで実装できるが、それによって可能なエラー検出能力は制限的である。
RAID4は、ストライピングをブロック単位で行い効率を改善しています。
RAID5は、RAID0同様にデータをブロック単位に分割して書き込み処理を実行しますが、同時に「パリティ」と呼ばれる冗長コードが生成されて書き込まれます。これにより1台に障害が発生しても、残りのデータとパリティを元に欠損したデータを算出し、完全な状態のデータを生成することができるのが特徴です。
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