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旧東海道ウォーク㉘ 袋井宿→見附宿

2023年2月26日(日)。
「東海道どまん中」を過ぎ、後半戦への一歩を踏み出しました。

1.木原古戦場
2.三ヶ野坂
3.阿多古山の一里塚
4.<第二十八番>見附宿
5.番外編 まとめ


1.木原古戦場

袋井宿の京口を過ぎ、見附宿に向かいます。

御幸橋を渡り、宿場の外へ
「是より東 袋井宿」の杭跡
法多山別院
どまん中 うまし酒
袋井西小学校 「東海道どまん中西小学校」
旧澤野医院
居住部分は幕末の建造、医院は昭和初期の洋館風
明治元年建造の長屋門
川井交差点(五差路)で、県道413号に入り、直進
同業のライバルがしのぎを削る 牛丼チェーン店
同業のライバルがしのぎを削る カーディーラー店
東海道の標示
磐田(見附宿)まで6km、名古屋まで131km
用水路を渡る
そのすぐ先で、右の側道へ
木原の一里塚跡 江戸から六十一里目
実際の跡から少し西にある、復元塚
木原の一里塚 説明板
許禰(こね)神社
神社の入口付近にある、徳川家康の腰掛岩
神社の境内にある、木原の古戦場碑

甲斐の武田信玄が遠江国に進軍した際に、木原畷(きはらなわて)で徳川家康軍との最初の衝突があり、家康軍が破れて西方へ引き返したと言われています。

木原大念仏
木原集落の説明書き
県道に合流

2.三ヶ野坂

磐田市に入る
市境の小川 蟹田川
立場跡
曹洞宗 全海寺
太田川を渡る
太田川
橋を渡り切ったら、堤沿いに左折
すぐに右折、階段を降り、道路を一本越えて、松の木の横の道を進む
南北に走る道を渡り、さらに直進
三ヶ野の松並木

太田川を越えると、磐田原台地へ上る坂道となります。
それほど厳しい地形ではなさそうですが、古くからいくつものルート取りがされるほどの「難所」だったようです。

「鎌倉時代」の古道は、急坂を避けて南へ大きく迂回
旧東海道はそのまま直進
右に分岐する「大正の道」の碑
しばらくは「明治の道」を辿る
坂の途中で「江戸の古道」の分岐が現れる
「江戸の古道」の碑
なかなかの急坂だ
登り切ったら、旧東海道は右へ
(いったん左へ曲がり、大日堂へ向かう)
大日堂 武田軍と徳川軍の戦で、徳川方の本多軍の陣
東側に、袋井の風景が一望できる
多くのルートが存在する、三ヶ野坂の地図
旧東海道に戻り、西へ進む

鎌倉、江戸、明治、大正、昭和、平成と6本の道が存在。さらに北方には「質屋通いの間道」と、計7本。非常に興味深く読ませてもらいました。

台地の上の、新しい住宅街に出てきた
「明治の道」は、ここで合流
立場跡
遠州鉄道のバス車庫
鍋島公陣屋跡 大久保坂
ストレートな表現、でもわかりやすい
見附の松並木
行人坂 見附宿も近い
登り切って、県道413号に合流

3.阿多古山の一里塚

歩道橋で、県道の北側に出る

このあたりの地名は、磐田市富士見。
かつてはここから富士山が見えたのだろうが、今日は見ることはできない。

歩道橋から東側(袋井)を望む 右側の道が登ってきた行人坂
歩道橋から西側(見附)を望む 旧東海道は右側の側道を進む
秋葉山常夜灯
急坂を下る

この辺りに、阿多古山の一里塚があるはずだが、入口がなかなか見つかりません。新しく住宅開発されたようで道も変わっており、急坂を何度か行ったり来たりして、やっと見つけました。

ようやく塚らしきものを発見
階段を上る
阿多古山の一里塚(南塚) 江戸から六十二里目
阿多古山の一里塚 説明板
愛宕神社本殿の裏手にある
南塚から、道路の反対側の北塚碑が見えた


北塚の碑

4.<第二十八番>見附宿

見附宿 東木戸跡
広い通りに合流、右折
愛宕神社の入口
見附宿の案内板
JA遠州中央 見附支店
予備校も、江戸時代の建物風
問屋場跡 現在は静岡銀行見附支店
脇本陣跡 現在は予備校
脇本陣跡の看板は、強風で倒れるので寝かされていた
北本陣跡 現在は立正佼成会の道場 12:55着
見附宿場通り 栄光への道?
「栄光への道」は、地元出身の金メダリスト2人をたたえた愛称
江戸の街道風景と、明治のハイカラな風景


 淡海國玉神社(おうみくにたまじんじゃ) 遠江国の総社
大国主命をまつり、そのつながりで狛犬ならぬ狛兎
本殿

淡海國玉神社のお隣には、日本最古の木造擬洋風建築小学校、旧見附学校があります。中の見学をさせていただきました。

白く美しい対称美 3階部分は生徒数増加で建て増した
旧見附学校 説明板
1階は当時の授業風景
2階の資料 明治の教科書
戦時中の教科書
戦後の教科書

ボランティアの方からは、過去の資料を展示するだけでなく現在の地元の子供たちの校外学習にも活用されていることなど、解説をしていただきました。

脇本陣大三河屋跡 
西坂の梅塚
西坂の交差点で、県道44号を左折
見附宿の西木戸跡
側道を左に入る
道なりに再び県道44号に合流し、左へ
遠江国国分寺跡
府八幡宮
4社3本のバス停 浜松バス・秋葉バス・遠鉄バス・静岡バス
ジュビロロード ジュビロ磐田の選手・監督のモニュメントが続く
旧東海道は、ABホテルの角を右折

時刻は13:30.この日の行程は、ここ見附宿で終了。
県道を直進して、JR東海道本線の磐田駅まではすぐです。

袋井宿→見附宿(JR磐田駅付近)
 距離 10.2km
 所要 2時間45分(休憩除く)


5.番外編 まとめ

今回(2月24日~26日)のまとめです。
 
踏破区間 江尻宿→見附宿
踏破距離 約82.2km
     (1日目31.0km、2日目32.2km、3日目19.0km)
所要時間(休憩込み) 約26時間40分
     (1日目9時間50分、2日目10時間40分、3日目6時間10分)

峠越えあり、大河川越えありと、様々な地形と向き合う旅となり、大いに楽しむことができました。
3日連続のウォークは初めてで、天候も初日は小雨交じり、その後は小春日和と変化に富んでいたこと、そして最後は疲れも出てきて、若干ペースも落ちてきたのが、個人的には少し残念でしたが、次回以降も無理なく楽しいウォークができれればと、期待感でワクワクしています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


帰りは、次の宿場「浜松」まで電車で移動
静岡限定「さわやか」のハンバーグを堪能
新幹線で、東京へ戻ります


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