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旧東海道ウォーク㉙ 見附宿→浜松宿

2023年4月8日(土)。
春の週末1泊旅。
最初は天竜川越え、浜松宿を目指します。

0.スタート地点まで
1.中泉
2.天竜川
3.中野町
4.<第二十九番>浜松宿


0.スタート地点まで

今回の旅のスタート、見附宿の最寄駅は、磐田駅。
まずは新幹線で、掛川へ。

朝のこだま号に乗車
車内からは、雪を被った富士山
掛川に到着
木の文化を大事にする街 新幹線駅でも木造
天竜浜名湖鉄道の起点駅 国鉄型車両を模した塗装
JR東海道線に乗換え
磐田駅に到着
磐田駅舎

北口から1ブロック、今回のスタート地点に到着しました。

旧東海道は、右前方(江戸方)から来て左前方(京方へ)へ向かう

ちなみに、私も愛用する「ちゃんと歩ける東海道五十三次」は、東西の二分冊になっており、つまりこの見附宿からが正真正銘の後半戦になります。

八木牧夫氏著のシリーズ、非常にわかりやすく便利

1.中泉

8:50、旧東海道ウォークを再開。

浅間神社で今回の旅の安全祈願
静かな街並み ゆるやかな上り坂
魚屋 建物は事務所風
化粧品店 そのままのネーミング

Jリーグの強豪ジュビロのホームタウンとして知られる磐田市ですが、もともとは宿場町の「見附」と、鉄道駅が出来た「中泉」が合併し、広くこの地を示す郡名の「磐田」を新町名としたとのこと。

さきほど下車した磐田駅も、昭和17年までは中泉駅。
そしてこの辺りが、旧中泉の市街地でした。

中泉公民館前にあった、江戸時代の地図
その横には、大正時代の地図

中泉(磐田)駅から、天竜川右岸の池田まで、人車軌道が通じていたことがわかります。

県道261号に合流
ここまでのゆるやかな上り坂の名は、大乗院坂
名前にドッキリしたが、地元の方々が手厚く祀った史跡として残っている
ポツンと松の木
宮之一色の一里塚跡 塚は昭和に復元
案内板 江戸から六十三里目
モーニング文化圏に入った 名古屋は近い!
秋葉山常夜灯 囲い付きの形式が増えてきた
説明板
東海道と歴史の道
バイパスは右 旧東海道は左を
さわやか豊田店 前回の旅の後、美味しく味わった
若宮八幡宮
松林と社殿のコントラストが美しい
屋台置場
このような勇壮な屋台が、祭事には繰り出す
天竜川へ向かい、街道は続く

2.天竜川

長森立場跡と、長森膏薬 説明板
旧豊田町 現在は磐田市に合併
県道262号との交差点を右折し、北上
300mほど進み、左折
正面の階段を上り、天竜川の堤道上へ
天竜川と対面
河川敷は広く、ゲートボール場が続く

江戸時代はここから1.2㎞上流に「池田の渡し」が設けられていたとのこと。

今回は、すぐ北側にある現代の橋を歩いて渡ります。

堤道を北上
最初に見えるのが、青いトラスが続く天竜川橋
この橋は歩道が無く、非常に危険
1本北の国道1号線新天竜川橋へ向かう
「あばれ天竜」の治水を祈念
新天竜川橋は、広い歩道が整備されていた
銘板
車道が片側4車線(右側の少し低い場所に、反対車線があり)
天竜川の水は、やや濁っている
大河川、渡り切るのに10分 左へ下りる
正面は天竜川橋から続く道、横断し堤道を南へ

静岡県の大河川である、富士川、安倍川、大井川、そしてこの天竜川と、全て渡り切りました。


3.中野町

静岡県内最大の人口を誇る、浜松市に入る

天竜川を渡った中野町は、江戸からも京からも六十二里二十八町に位置したことから、「中の町」と呼ばれたそうです。
天竜川の舟運で栄えた木材集散地で、その痕跡も多く残されていました。

中野町の絵図
堤道を150mほど南下し、舟橋跡を右に下りる
舟橋跡の標識
この石段を下りる
舟橋の説明板
すぐの六所神社で休憩
神社の脇の道を進む
ここにも、中野町の説明板
神社脇の道から左折
中野町に入る
浜松に入ってすぐ、早くもうなぎの看板が
中野町銀行跡 単独で銀行を興すほど栄えた町だったのだろう
東橋跡
中野町と浜松市街地を結んだ軽便鉄道の軌道跡
これも人流と物流が多かったことの証し
街中にいくつもお休み処がある ありがたい
松林寺
かつては松並木が続いていたことを残す札
金原明善の生家 私財で天竜川治水に貢献
浜名湖の北側を抜ける、姫街道への分岐点
安間の一里塚跡 江戸から六十四里目
県道312号に合流
安間川を渡る
国道1号(浜松バイパス)の下をくぐる
ここにも「東海道」の案内表示
松並木があったことを示す説明板
残った松も、しんどそう

「浜松」の地名は諸説ありますが、かつての港であったこの地と、松林が続く風景とを、合わせて「濱松」としたとも言われています。

立場跡を示す説明板
六所神社
東海道の碑と、漬物屋
子安の交差点 信号はなく、地下道で渡る
琵琶橋
川岸の葉桜も美しい
東海道
馬込の一里塚 江戸から六十五里目
国道152号を直進

4.<第二十九番>浜松宿

天竜川を越えてから1時間以上歩き、ようやく浜松宿に入ります。

外木戸東門跡 浜松宿の江戸見附
地名も「木戸町」 馬込橋を渡る
橋の南側には、東海道本線と新幹線の橋が続く
出世大名家康くん ちょっとエラそう
夢告地蔵尊

江戸時代末期のコレラ流行時に治癒と安寧を祈り建立された地蔵尊が、その後廃仏毀釈で埋められてしまった。しかし大正時代にある人が夢のお告げを聞き、掘り起こして地蔵を発見したという、夢告地蔵。

市街地に入ったことを実感する風景
街づくりに緑を生かしている
遠州鉄道の高架線をくぐる
田町交差点
アーケード
「出世の街 浜松」 決して「偉くなる出世」だけを意味するのではないようだ
連尺交差点を左折
交差点の道路中央は、浜松城大手門跡
高札場跡
浜松に六軒あった本陣のうち四軒に足跡を残す
杉浦本陣跡 12:15着
川口本陣跡
佐藤本陣跡
伝馬町交差点 地下道で渡る
梅屋本陣跡
ザザシティ浜松 由来は「ざざっと人が集まるように」からだとか
今年は「家康ドラマ」で熱くなっている
連尺交差点からは国道257号線を、南西に進む
成子交差点を右折 この辺りが浜松宿の京見附
「うなぎ」は高いのであきらめ、中華そばでランチ

大都会の浜松を抜けて、次の舞阪宿へ向かいます。

見附宿(JR磐田駅付近)→浜松宿
 距離 12.5km
 所要 3時間15分(休憩除く)




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