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旧東海道ウォーク㉑ 丸子宿→岡部宿

2023年2月24日(金)。
宇津ノ谷峠を越えて、岡部宿へ向かいます。

1.峠下へ
2.宇津ノ谷集落
3.明治のトンネル
4.宇津ノ谷峠越え
5.<第二十一番>岡部宿


1.峠下へ

行政上は政令指定都市だが、丸子宿の先は林業地帯が連なる
旧東海道沿いに並ぶ、大人の休憩所群
国道1号線に合流
片側2車線の国道の、歩道部分を歩く
赤目ヶ谷の交差点から、左側道へ(白い建物の左)
国道の脇を、くねくねと進む

山深い地域にも、気になる看板や会社が次々と現れ、興味深いです。

丸子紅茶 日本の紅茶発祥の地


桜がきれい
左の側道から、歩道橋を渡って、国道の反対側へ
険しい山肌にへばりつくように、工事用車両の仮設道路が取付けられている
歩道橋から国道1号線を見下ろす
歩道橋を下りて、右側へ進む
丸玄工芸 入り口前には大きな仏像がお出迎え


再び国道1号線に合流、その後(歩道橋の先で)右折して側道に入る
AKAISHI 医学研究に基づく靴メーカー ルーツは下駄などの工芸職人

日本茶→紅茶、仏教→仏具、下駄→靴、と、この地に育つべくして根付いた企業なのだと、実感しています。


2.宇津ノ谷集落

道の駅宇津ノ谷峠(下り)
道の駅宇津ノ谷峠(上り)
可愛らしい顔のような、蔵
国道1号線が宇津ノ谷峠を貫くトンネル(昭和・平成のトンネル)の手前を、右へ折れる
桜と菜の花 日本の春
古い集落
右方向の山へ進む
左の側道へ入る 県道208号線は大正のトンネルへ

宇津ノ谷集落は東海道の間の宿で、歴史的な建造物や街並みが残る、静かな集落です。

案内図
説明板
宇津ノ谷集落
御羽織屋 秀吉から送られた陣羽織を保管している
屋号を掲げた家々、タイムスリップしたかのような風景
正面の階段を上る
さらに上る
そして集落を振り返る
舗装道の後は、正面の山道を上り、峠に挑む

3.明治のトンネル

難所の宇津ノ谷峠には、平安時代の道(蔦の細道)、旧東海道、さらに明治のトンネル、大正のトンネル(県道208号)、昭和のトンネル・平成のトンネル(ともに国道1号線)と、多くのルートが作られました。
このうち、登録文化遺産に指定されている明治のトンネルに寄り道していきます。

旧道は右だが、ここを左に向かう
峠一帯がトレイルとして整備されている
明治のトンネルの説明
明治のトンネル 入口
登録有形文化財
トンネル内
ランプに照らされたトンネル内部
現在は電気だが、かつては本物のカンテラだった
西側の出口

明治9年に開業、20年後にカンテラの失火で焼失し廃道、一部を修復して明治37年に再開業、と波乱な歴史がありました。レトロな雰囲気は非常に魅力的で、宇津ノ谷集落の街並みとともに、もっと知られてもよい観光コンテンツではないかと感じました。

いったんの反対側に来ましたが、トンネルを折り返し旧道で峠を越えます。


4.宇津ノ谷峠越え

宇津ノ谷集落の上に戻ってきました。

街並みの全景が美しい
明治のトンネルの上を走るオレンジの道が、旧東海道
上り口 ここから山道となる
竹林の中を進む
もう一度集落を望むスポットが出現 桜と梅が彩をつけている
山道
明治の集中豪雨により地形が変わった
人工的な石垣 この上に地蔵堂があった
道中の安全を見守る地蔵堂の跡
宇津ノ谷峠のサミット ここから下り

旧道の宇津ノ谷峠越えは、南北の山の間の細い鞍部を通り抜けてました。

急な坂を下り、いったん舗装道へ
この舗装道は、下を走る国道トンネルの排気口の整備のために作られたもの
舗装道を下る
旧道は左方向へ
南無妙法蓮華経 髭文字の碑 東日本では珍しい
急な下り坂
下の舗装道に合流
合流地点を振り返る
説明板 この峠道を大名行列が越える姿は、どのようなものだっただろうか
西側の峠下集落
坂下地蔵堂
最古の道、蔦の細道への案内標識
国道1号線に合流
歩道橋で反対側に渡る
歩道橋から国道1号線を見下ろす 旧道は交差点を右上方向に
大正のトンネルを抜けてきた、県道208号線と合流
岡部川に沿って進む
再び国道1号線に合流

3.<第二十一番>岡部宿

岡部宿の案内
東木戸の桝形跡から、岡部宿に入る
いったん右の側道へ
突き当りを左へ
旧道を示す標識
またまた国道1号線に
大旅籠柏屋
当時の雰囲気を残して改築、資料館やカフェが営業している


五十三次のうち、静岡県内だけで二十二次
蔵を利用したギャラリー
上方風(左)と江戸風(右)の雛飾り 男女の並びや顔つきが違う
すぐ隣が、岡部宿本陣跡 15:05着
本陣跡は、門や井戸を復元したほかは公園として整備 ここで20分小休止
問屋場跡
県道から側道へ入る
当時の面影が残る風景
高札場跡
クランク状に左へ
旧道の風景
商家風の街並み

家々の軒先に、美しい手まりが吊るされていました。
東海道を明るく盛り上げ、そしてサッカーの街藤枝をアピールしたいと、サッカーボールをイメージして地元の方々が活動しているとか。
色とりどりの手まり、旅人の目を楽しませてくれます。

そういえば、旧岡部町はゴン中山の出身地 
藤枝手まり工房
問屋場跡
県道208号線に合流
岡部の松並木
標札
静岡鉄道系列のバス会社 しずてつジャストライン岡部営業所
その向かい側にはしずてつストア グループ連携!
この先、国道1号線の下をくぐる
くぐる手前に、岡部宿の西木戸があった

岡部宿を抜け、次は藤枝宿。
小雨が降ってきたので、先を急ぎます。

丸子宿→岡部宿
 距離 8.0km
 所要 2時間15分 (昼食時間除く)


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