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旧東海道ウォーク㊱ 御油宿→赤坂宿

2023年5月26日(金)。
1か月半ぶりの東海道ウォーク。今回は2日かけて愛知県を縦断します。

0.スタート地点まで
1.御油の松並木
2.<第三十六番>赤坂宿


0.スタート地点まで

前回の中断地点、御油宿へ向けて、まず新幹線で豊橋まで向かいます。

前回苦労した浜名湖も、瞬間で横断
豊橋駅で、名鉄特急に乗り換え
豊橋駅は、名鉄とJR東海が共同使用
名鉄ホームの隣駅表示は、伊奈
裏面はJR飯田線なので、隣駅は船町
国府駅で普通列車に乗り換え
御油駅到着 普通列車のみが停車
国道1号を渡る 日本橋から307km
音羽川を渡る

前回は桜が満開だった音羽川。1ヶ月半たった今日は、緑がきれいです。
間もなく、御油宿に入ります。

御油宿本陣跡 8:35発
本陣跡の斜め向かいは、旅籠大津屋跡

江戸中期に旅籠を廃業し、味噌醸造業に転換。明治以降に社業を拡大し、旧本陣跡に工場を建設。昭和期に社名をイチビキに変えるまで「大津屋」の名称が続いてました。
地元に根差した企業なのですね。


1.御油の松並木

さて、ここから東海道ウォークを再開です。

御油宿の街並み
東林寺 大津屋の飯盛女の墓がある
御関札立掛場跡 御油宿の京口

御関札立掛場とは、宿場に滞在中の藩主を記した札を掛けた場所。これを見て、後から来た藩は、同じ宿場に泊まるか、通過して先の宿場に行くか、検討したとのこと。
大名のパワーバランスもあるし、懐具合や天候を見ながら、裏方スタッフはさぞ悩んだことでしょう。

十王堂跡

十王堂は全国にあるようですが、この先立て続けに出現します。

御油宿の京口のすぐ先から、「御油の松並木」が始まります。
赤坂宿まで、当時は600本の松が植えられていたとのこと。

御油の松並木
松並木の碑と説明書き
隣の赤坂宿まで続く
今は350本ほどが残るという
木漏れ日が、実に心地いい
松並木ショールーム

旧道沿いの織物企業が、自社商品に「松並木」と名付けて商標登録してます。
ブランディングと歴史保全を掛け合わせた、見事な取り組みです。

地元小学校による植樹、素晴らしい
老木の根本は痩せ細り、危うい状態に

卒業の記念植樹は、校庭が一般的だが、御油小学校は毎年この松並木で行っているらしい。
地元の保存会も、松の木の一本一本に番号をついていて、並木全体を管理しているよう。
これからも一年でも長く、一本でも多く、残って欲しいものです。


2.<第三十六番>赤坂宿

松並木が終わると、すぐに次の赤坂宿。
1.5kmと東海道中で最も短い距離です。

ここから赤坂宿
西見附跡 赤坂宿の江戸口

赤坂宿と御油宿は、ともに遊興色の強い宿場だったそうですが、そのような雰囲気は全く感じさせない静かな集落です。

関川神社 本日最初の参拝
雰囲気ある素敵なお宅
本陣跡 9:00到着
本陣跡の説明板
赤坂宿の街並み 全軒表示あり
中心地は、本陣や格式ある家柄が集まる
端にいくと、百姓や水呑が多い
街中の休憩所で一休み
赤坂紅里(べにざと) 美しい地名だ
旧旅籠の大橋屋 1716年築
説明板
最初の陣屋跡は、今は駐車場に
高札場跡は、水路のほとり
御休処「よらまいかん」に立寄り
この街に残る文化財 かなりの数
新しい陣屋(後に三河県役所)跡の説明板

静かな宿場町を通り抜けて、先を急ぐことにします。

道がややクランク上になっている
赤坂宿の西見附跡、京口

次は、藤川宿です。

御油宿→赤坂宿
 距離 1.5km
 所要 0時間25分

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