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旧東海道ウォーク㉗ 掛川宿→袋井宿

2023年2月26日(日)。
のどかな遠州路を西へ。
やっと「東海道のどまん中」まで来ました。

1.秋葉神社
2.天浜線
3.原川の松並木
4.久津部の松並木
5.<第二十七番>袋井宿


1.秋葉神社

掛川宿京口跡を過ぎ、100mほど先で、右の側道へ
案内板が、進む方向を示してくれる
南から来た道に合流し、北上
逆川を渡る
二瀬川の交差点を左折、県道415号へ入る
よく見ると、「415」の数字が新しく貼り替えられた形跡が
やはり、元国道1号だった キロポストは「1号」が残ったまま
大池橋で倉間川を渡る
橋を渡り、旧東海道は左へ折れる

道中に多く見られた「秋葉常夜灯」。
その信仰の対象となった秋葉山本宮は天竜川の上流の山中にあり、この付近で東海道と分岐する秋葉街道で約九里の距離にあります。
その「一ノ鳥居」がかつてあった場所に、遥拝所がありました。

大池橋と秋葉街道
秋葉神社についての説明書き 遥拝所の駐車場
秋葉神社 遥拝所  今日の道中の安全祈願

説明書きには「参詣は蟻の如く道に集い」とあり、信仰のパワーを感じさせられます。また、数多く設置されたの常夜灯も、道中の旅人にとってはとても有難い存在だったに違いありません。


2.天浜線

飛び出し坊や ビニールで保護されている
春の小川
朝ののどかな風景
天浜線 ちょうど列車が来た
高架橋の下をくぐる その前に手前のコンビニで少し休憩
天浜線 西掛川駅への階段
天浜線 西掛川駅

国鉄二俣線が生まれ変わった、第三セクターの天竜浜名湖鉄道(天浜線)。
旧国鉄車両を展示したり、エヴァンゲリオンとのコラボ車両を運行したり、最近は地元が舞台の「どうする家康」のタイアップを仕掛けてきてます。

街道の曲線美
このあたりで幾つか見かけた「屋台置場」 祭りに出る山車だろうか
日蓮宗 宗心寺
大池の一里塚跡 江戸から五十九里目

3.原川の松並木

掛川宿から袋井宿までの区間は、松並木が現在も比較的多く残る区間となっていて、楽しみです。

名残松 なかなか立派だ
名残松 なかなか立派だ
春の小川
高松神社 地元の方々が「のぼり」の準備
国道1号(掛川バイパス)をくぐる 斜め右へ
くぐり終えたら左折
すぐに斜め右へ
「旧東海道」の表示が、ほっとする
続いて、東名高速の下をくぐる
菜の花と松
仲道寺 江戸と京の中間にあることから名がついた
案内板

原川の松並木に来ました。

カーブを描きながら、松並木が美しい
一本一本に力強さが感じられる
この風景をいつまでも残したい
青空によく映える
松並木の説明
周辺の地図 左から右へ進んでいる
原川の集落
かつては間のお宿だった
原野谷川を渡る、やや複雑な現在のルート
国道と合流する手前で右の側道へ
川の堤に突き当って、左折し、国道1号をくぐる
くぐり終えたら左へ曲がる
案内板に従い、階段を上る
この階段 上は国道1号
国道1号の同心橋を渡る
原野谷川

4.久津部の松並木

ここから袋井市に入る
橋を渡り切ったら、左に折れる
案内板があり、助かった
しばらく堤の上を歩く
ここを右に下りて、旧東海道へ
案内板
上の図のあたり 右側の「止まれ」を左折して進む
花ござ公園 少し休憩
袋井市内の街道沿いには、かつての浮世絵を復元した説明板があり、わかりやすい
旧東海道を進む
紅白の梅の花が、美しい
名栗の花ござ 説明書き

この先、久津部まで松並木が続きます。

松並木 説明板
歩道が少し低くなっていて、より力強さを感じる
途切れた場所では、小さな苗木を植えてあった
北隣の工場では、環境にやさしいフェンスを設置
地元企業も、浮世絵の説明板のサポートをしている
富士浅間宮 赤鳥居
付近の歴史名所案内
久津部の一里塚跡 江戸から六十里目
一里塚跡の敷地を、地元の方々が整備していた 素晴らしい
少し先の小学校敷地内に、塚が復元されていた
袋井東小学校 「どまん中東小学校」の看板
袋井市自主運行バス 遠州鉄道に委託
松並木は、もう少し先まで続く
七ツ森神社
不思議な資料館?
旧東海道は、大通り(旧国道1号)には合流せず、直進
突き当りを道なりに左折
一つ目の角を、右折


南北の通りを横断し、向こう側の道へ続く
正確には、旧道は一部が失われている
珍しい、木造屋台の常夜灯
説明板
装飾も素晴らしい
正面が袋井市役所 ここを左折
袋井市役所南交差点を、右折

この辺りは旧道が失われており、正確にたどることはできません。


5.<第二十七番>袋井宿

袋井宿の入口にあたる「天橋」を越え、到着しました。

宿場の説明板
これより袋井宿 枡形と高札場があった
ひとつめの角、「どまん中茶屋」を左折

袋井宿は江戸からも京からも二十七番目の宿場で、「どまん中」としてアピールしています。

街道ウォーカーには知られた「どまん中茶屋」
歩く道の駅 とはユニーク
おいしいお茶をありがとうございました

一服しながら、スタッフにお話を聞かせていただきました。
「最近、東海道の終点は京都じゃなくて大阪だ、と言い出してるみたいだけど、そうしたら五十三次が五十七次になって、袋井が「どまん中」じゃなくなるから、やめてほしい」とは、納得。

「どまん中茶屋」を出て、すぐに右側の道へ入る
東本陣跡 10:45着
本陣の説明板

説明書きによれば、本陣の経営は楽ではなかったことがうかがえます。幕府の補助や、大名ご一行の宿泊料だけでは、厳しいことは書かれ、宿泊料の一部が現金ではなく現物払いだったり、品位を表す屏風や高価な食器も用意せねばならず、常に火の車だったとは意外でした。

イラストで表すとわかりやすい
袋井宿場公園の説明板
袋井宿場公園
問屋場跡
中本陣跡
西本陣跡
高札場跡
袋井宿 西木戸跡
この先、御幸橋を渡り、見附宿へ

掛川宿→袋井宿
 距離 10.2km
 所要 2時間30分(休憩除く)

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