旧東海道ウォーク㉗ 掛川宿→袋井宿
2023年2月26日(日)。
のどかな遠州路を西へ。
やっと「東海道のどまん中」まで来ました。
1.秋葉神社
2.天浜線
3.原川の松並木
4.久津部の松並木
5.<第二十七番>袋井宿
1.秋葉神社
道中に多く見られた「秋葉常夜灯」。
その信仰の対象となった秋葉山本宮は天竜川の上流の山中にあり、この付近で東海道と分岐する秋葉街道で約九里の距離にあります。
その「一ノ鳥居」がかつてあった場所に、遥拝所がありました。
説明書きには「参詣は蟻の如く道に集い」とあり、信仰のパワーを感じさせられます。また、数多く設置されたの常夜灯も、道中の旅人にとってはとても有難い存在だったに違いありません。
2.天浜線
国鉄二俣線が生まれ変わった、第三セクターの天竜浜名湖鉄道(天浜線)。
旧国鉄車両を展示したり、エヴァンゲリオンとのコラボ車両を運行したり、最近は地元が舞台の「どうする家康」のタイアップを仕掛けてきてます。
3.原川の松並木
掛川宿から袋井宿までの区間は、松並木が現在も比較的多く残る区間となっていて、楽しみです。
原川の松並木に来ました。
4.久津部の松並木
この先、久津部まで松並木が続きます。
この辺りは旧道が失われており、正確にたどることはできません。
5.<第二十七番>袋井宿
袋井宿の入口にあたる「天橋」を越え、到着しました。
袋井宿は江戸からも京からも二十七番目の宿場で、「どまん中」としてアピールしています。
一服しながら、スタッフにお話を聞かせていただきました。
「最近、東海道の終点は京都じゃなくて大阪だ、と言い出してるみたいだけど、そうしたら五十三次が五十七次になって、袋井が「どまん中」じゃなくなるから、やめてほしい」とは、納得。
説明書きによれば、本陣の経営は楽ではなかったことがうかがえます。幕府の補助や、大名ご一行の宿泊料だけでは、厳しいことは書かれ、宿泊料の一部が現金ではなく現物払いだったり、品位を表す屏風や高価な食器も用意せねばならず、常に火の車だったとは意外でした。
掛川宿→袋井宿
距離 10.2km
所要 2時間30分(休憩除く)
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