旧東海道ウォーク㊻ 庄野宿→亀山宿
2023年9月16日(土)~17日(日)。
午後になって暑さは少し和らいだが、正面から照り付ける西日はまだ強い。
日暮れまでに、亀山宿に着けるかな?
1.女人堤防
2.安楽川・和泉橋
3.井田川駅
4.和田の一里塚
5.亀山ローソク
6.<第四十六番>亀山宿
1.女人堤防
庄野宿の西方を抜けた先、国道1号を越える現在のルートは、ちょっと複雑。
女人堤防。
鈴鹿川と支流の合流点で水害多発地帯のため、何度も神戸藩に築堤を申し出ても認められない。藩命に背いてまでも水害を防ぎたい民衆は、築堤に取り掛かることにしたが、男全員が刑に処されることを防ぐためにと、女人だけで200名が6年の歳月をかけて堤が完成させた。女人たちは一旦は処刑場に送られるが、この話を聞いた藩主の計らいによる赦免で救われたという。
命を懸けて立ち向かうほど、いかに水害が厳しかったかを物語ってますね。
2.安楽川・和泉橋
ここから北に進んだ広瀬は、伊勢国府が置かれた地とされています。
「川俣」とは、川の合流地点のこと。
鈴鹿川と安楽川が合流する地区に二軒の川俣神社。神戸藩と亀山藩がそれぞれ建てたということだろうか。
現在の和泉橋は、ここから東(左)方向。堤に上って左へ向かいます。
集中豪雨による水害は、毎年ニュースでも目にしますが、自然の力の恐ろしさを感じさせます。
3.井田川駅
全国の札所・霊場の御利益を授かれる、ありがたい供養塔です。
しっかり拝ませていただきました。
時刻は16時20分、日が傾いてきました。先を急ぎましょう。
4.和田の一里塚
今日、国道1号を7回くぐり、2回渡ったことになります。
この地区で新しく建設された国道が、地形に沿っまて進む旧道とは別線でショートカットしていること、立体化の工法技術が採用されたこと、などが理由ですね。
谷口法悦は日蓮宗の信者で、川合刑場跡に題目塔を建てています。
坂を登り切った地点に、和田の一里塚があります。
一里塚で小休止、としたいところですが、日が陰りだしてきたので、そのまま進みます。
5.亀山ローソク
亀山で古くから知られるのが「亀山ローソク」。本社は大阪に移っていますが、創業の地にある亀山工場は旧東海道沿いにあります。
現在は、神仏用品だけでなく、キャンドルやインテリア用品にも取扱いを広げています。
6.<第四十六番>亀山宿
亀山宿の江戸口門跡まで来ました。
現在その痕跡が残っておらず、復元もないのが残念です。
亀山宿の京口まであと少しですが、時刻は17時45分となり、間もなく日没。
この日はここで中断し、亀山市内の宿泊先へ向かいました。
翌朝6時30分、中断地に戻ってスタート。
西町問屋場跡は、亀山城址を望む場所にあります。
亀山城は、かつては三層の天守閣を持つ城として建っていたそうです。
旧東海道はその城郭の南側を回り込み、西之丸を右折します。
亀山宿を抜け、次は伝統的な街並みが残る関宿です。
庄野宿→亀山宿
距離 9.2km
所要 2時間30分(休憩除く)
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