旧東海道ウォーク㊷ 宮宿→桑名宿
2023年5月28日(日)。
海路の区間は、鉄道でワープします。
1.近鉄名古屋線
2.桑名駅から“七里の渡し”まで
3.<第四十二番>桑名宿
1.近鉄名古屋線
名古屋のホテルを6時過ぎに出発。
名古屋から桑名までは、木曽三川を渡るルート。車窓から3本の川を確認します。
海路で4時間のところ、20分で到着。
桑名は現代でも交通の要所。幾つもの鉄道が集まります。
桑名駅の「東口」を出ると、三岐鉄道の西桑名駅があります。
桑名駅の東側なのに、なぜ西桑名駅か?
理由は、駅の所在地が当時の西桑名町だったから。
これから向かう桑名宿や桑名城下がある桑名町に対して、西に位置する桑名駅・西桑名駅の地区は西桑名町という別の自治体でしたが、昭和12年に合併して桑名市が生まれてます。
駅から船着場まで、徒歩で約20分です。
さあ、歩いて向かいましょう!
2.桑名駅から“七里の渡し” まで
名古屋のモーニングの文化圏ですね。
3と8が付く日は、朝市が立ちます。
今日は28日。ちょうど準備中でした。
3.<第四十二番>桑名宿
揖斐川沿いに残る“七里の渡し”の船着き場跡に到着しました。
木曽三川が伊勢湾に注ぐこの地は、舟運の拠点であるとともに、水害との戦いとの歴史が続きました。
本陣跡は、明治以降は料亭旅館の船津屋として営業を続け、現在はイタリアン料理や和ウェディング式場として生まれ変わっています。
伝統を残しながら変貌している企業。これからの新しいスタイルとして応援していきたいものです。
うどんや蛤などを味わえる和食チェーン店、歌行灯グループの一店舗で、今でも営業しています。
桑名といえば蛤しか思いつきませんでしたが、様々な食の文化が育まれた街なのですね。
桑名は城下町でもあり、交通の要所であるこの地は、時の権力者たち(信長、秀吉、家康)が家臣や一族の大名を城主に置くなどしていました。壕は揖斐川につながって海水が入り、石垣の一部は近世になって防波堤に流用されるなど、珍しい城跡です。
東海道五十三次をモチーフにした史跡。品川宿や舞阪宿などありました。
ここまでの旅路を振り返り、この先の風景を想像する、ワクワクさせてくれる場所でもあります。
京町見附跡。桑名宿の西出口です。かつてはここに京町門があったようです。
和菓子→お茶→仏壇→ふとん、と生活感ある商店が続きます。地元に密着し愛された商店。郊外型のSCやチェーン店に押されて苦しい状況でも、長く続いてほしいものですね。
吉津屋見附跡からの“桝形”は、くねくねとかなりの難易度です。
時刻は8:05。
次は四日市宿。15.7kmとかなりの距離があり、暑さとの戦いが厳しそう。
宮宿→桑名宿
距離・所要とも 算定外
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?