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エンターテイメントの国アメリカのテレビ番組

アメリカに留学する時に、お金と時間の節約になるかなと思い、テレビを観ないことにしました。留学して2年くらいして、地上波のアンテナで無料で4大テレビ局(ABC、CBS、FOX、NBC)を含む多くのテレビ局の放映を観ることができると知りました。テレビを観てみると、当たり前かもしれないですけど、日常のニュースやアメリカの文化など、多くの情報を得ることができました。

インターネットのある今ですが、娯楽の中心はいまだにテレビで、エンターテイメントの国「アメリカ」のテレビ番組は、格が違いました。

私のお気に入りのテレビ番組をいくつか紹介します。

Twin Peaks
日本にいた時に観て、私がアメリカに興味を持つきっかけとなった、Mark FrostとDavid Lynchが制作したドラマ。留学してすぐに2シーズンを全て収めたDVDセットを買って観ました。アメリカ留学中に25年ぶりの新シリーズが放映され、有料のテレビ局での放映だったのでオンタイムでは観なかったけど、後でDVDを買って観ました。ストーリー、登場人物、映像、音楽の全てが素晴らしいです。


The Office
30分の短いコメディ。Steve Carellが演じるメインの登場人物の言動が見どころです。留学先の研究室の同僚に「好きなテレビは?」と聞かれて、恐る恐る「The Office」と答えると、みんなも好きでした。ほのぼのとした笑いを楽しめます。


America’s Got Talent

歌、手品、ダンス、stand-up commedy、操り人形など、何でもありの異種格闘技戦の様なオーディション。毎年開催してるのに、毎回素晴らしい才能を持つ人がこんなに大勢現れるなんて、アメリカのエンターテイメントの幅の広さと層の深さを感じました。日本人(Kenichi Ebinaさん)が優勝したこともあるんですよ。


Late-night talk show
「夜のいいとも+音楽」みたいな感じ。NBCの「The Tonight Show」のホストのJay Leno(メインストリーム)とCBSの「Late Night」のホストのDavid Letterman(皮肉屋)には何やら遺恨があるらしい。私は「The Tonight Show」のホストをJay Lenoから引き継いだConan O’Brien(ナンセンスギャク)が好きだったけど、不人気だったみたいで、Jay Lenoが返り咲き、その後、Jimmy Falonがホストをしてます。ConanはTBSのlate-night show「Conan」で頑張ってるみたい。ショービジネス界の明暗を見ました。


Saturday Night Live
「コント+音楽」みたいな感じ。アメリカにもコントがあるんですね。私は、Kate McKinnonの演じるキャラクターが好きでした。Late-night talk showもそうだけど、注意深く見聞きすると、白人社会や人種差別を感じさせる残念な側面もあります。


The Apprentice
Donal J. Trump元アメリカ合衆国大統領が大統領になる前にプロデューサーとホストを務め、落ち目の芸能人やスポーツ選手などが、二つのチームに分かれて、毎回誰かがリーダーとなり、最後は勝ち残った二人が今までに負けて去った人たちとチームを作り、与えられたビジネスに挑戦して競い合います。本場の資本主義を学べるかなと思って観てみたけど、ビジネスだけではなく、多様な参加者、駆け引き、サプライズなど、見どころ満載です。Trumpがクビにする人を決める時の「You're fired!」までのboard roomでのやり取りは見ものです。私のお気に入りの一人は、Gary Buseyでした。ビジネスとショービジネスの厳しさを知りました。


Shark Tank

「¥マネーの虎」が元ネタらしい(逆だと思ってました)。こちらも本場の資本主義を学べるかなと思って観て、色々勉強になりました。イノベーション関係者によると「Shark Tank」の契約は、割りが悪いらしいです。


Super Bowl
ホリデーシーズンが終わり、暗くて寒くて楽しみが何もない(言い過ぎ?)季節に、3%で高視聴率のアメリカで50%の視聴率を誇るお化けイベントです。メインのアメリカンフットボールの試合の他に、Super Bowlのためだけの30秒で数億円のコマーシャル、トップアーティストが趣向を凝らしたパフォーマンスを魅せるhalftime showなど見どころ満載です。みんな家族や友人たちと自宅やバーで観戦します。Rolling Stones誌によると今までのhalftime showのNo. 1は、何となくMichael Jacksonかなと思ってたけど、Princeだそうです。Princeのhalftime showを観てみると質の高さにビビりました。


Presidential Debate

4年に一度のアメリカ合衆国大統領選挙の直前に3回行われ、選挙結果に大きな影響を与える生放送のディベートで、民主党と共和党の候補者が1対1で議論します。日本にいる時は政治に無関心だった私ですが、「Presidential Debate」を観て興味を持ちました。日本でも似た様なことをしたらいいと思うのですが、どうなんでしょう?今までで一番の評判のディベートを調べてみると「Kennedy vs Nixon」らしいです。


Awards
アメリカの暗くて寒くて楽しみが何もない季節にあるのは「Super Bowl」だけではなく、「Golden Globe Awards」「Grammy Awards」など数多くの表彰式があります。受賞者がスピーチで大勢の人たちに謝辞をするのを聞いて、お礼を言うのは大事だなと思いました。白人社会と人種差別は、Awardsでも感じられます。


PBS(Public Broadcasting Service)

日本の「教育テレビ(今は「Eテレ」らしいですね)」の様な放送局。ドキュメンタリーなど色々素晴らしい番組を放映してますけど、その中でも、退役軍人のRobert Norman Rossが穏やかな口調で絵の描き方を教えてくれる「The Joy of Painting」が好きです。


取り急ぎご報告まで。

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