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今日のおれ調子悪い、は存在しない

お世話になってます。アルテリーヴォ和歌山の宇都木です!

今回は、2年間奈良クラブで一緒にプレーし、現在はヴィアティン三重所属の菅野哲也くんとの電話での話題について。
哲くんとは、奈良の時から、よくサッカーの話や雑談をする仲で、今でもたまに連絡を取り合います。
だいたい僕から、「なんか面白い発見ありましたか?」とLINEするんですが、書籍の目次みたいな5、6個の箇条書きが送られてきます。笑
どれも興味深くて、その中で気になった項目について話し合ったりしてすごく楽しく勉強になります。
今回のお題については僕が考えてたことで、哲くんも共感してくださったんですが、個人的ないち意見ですので反論などは受け付けていません!笑

みなさんご存知の通り、サッカーはミスが起こりやすいスポーツです。
もちろんミスが少ない日もあれば、多い日もあります。
そのミスが多い日に、口にしたり思ったりしてしまう、「今日おれ調子悪いな」。
僕が思うに、たぶんこんなものは存在しない


僕は小学校3年生の時にサッカーを始めましたが、そのときから、いやなんなら2年前くらいまで、自分のプレーの出来を、運任せにしていました。
今日の自分はどうなるんだろう?不安と期待を抱きながらプレーする。まるでおみくじを引く前かのように。
もちろん良いプレーができるように頑張るんですが、その結果、大吉が出たらラッキー、凶が出たら最悪、といった心情でサッカーをしてました。



僕はジョルジーニョという選手が好きでよく見ているのですが、常にパフォーマンスが安定している。ミスが少なく、自分の長所を生かし、チームに良い影響を与えている。そんな彼を見ていて気づいたことがありました。
それは、正確な技術を持ち、なおかつ相手に捕まらない(ミスが起こりにくい)ポジショニングを取っているなと。

体がいつもより動かない、つまり身体的な調子悪い(コンディション不良)はもちろんあると思いますが、「プレーの調子が悪い」は存在しないんじゃないか。
ミスがあったなら、それは正しいポジショニングを取れていなかったかもしくは、ちょっとしたタッチ、パスのズレ、要は技術が足りていないだけ。

要するに僕は、「調子が悪い」と抽象的な表現に逃げていた。

プレーが悪くて落ち込んでしまい消極的になってしまうとかは、起こり得ないんじゃないか。
ミスというのは確実に、その瞬間に改善可能なものであるはず。
正しいポジショニングは確実にあるし、技術が足りていないなら、できるまで練習すればいい!

とはいえ、自分自身や味方の身体的疲労、その日の天候やピッチコンディション、相手の力量など不確定要素が多くあるサッカーでは、何が起こるかわかりません。
ジョルジーニョもどんな一流プレーヤーも、予期せぬミスをすることは当然あります。

それだけサッカーは複雑で、広くて深い。
ただワンピースの世界とは違い、サッカーという海にログポースなどなく、サッカー選手一人一人が海賊のように、課題という名の敵を倒しては、さらに強い敵が現れそいつと戦っている。
そんな最高に楽しい海を、時に流されながら、まだまだ泳ぎ回りたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!

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