【無料記事】世界一リミックスポイントに詳しい株主が行う1Q決算解説

リミックスポイントがどういう会社かと聞かれたら一言で説明するのは難しい。全く違う4つの業種を行っていて何をやっている会社なのか良くわからないといわれるがそれも当然でしょう。

メインは新電力という電力の小売りで、最近感染症対策部門も新設されました。一番古くからある中古車部門は海外高級外車の取扱高で日本一だそうです。仮想通貨はリミックスポイントがやっているわけではなくビットポイントという子会社がやっています。

社長の経営方針で新電力のように規制緩和で新規参入ができる分野に積極的に参入していくため、一見全く関係のない4業種になっています。


決算解説の前のリミックスポイントの歴史をお話しします。

今の小田社長が社長になる前、2012年リックスポイントは東京の水天宮前駅から徒歩2分の駅ビルに30坪ほどのオフィスを構えていました。中古車査定システムを販売し社員は4人、売上は1億円あるかないか、上場してましたが株価は4億円程度しかありませんでした。

このビジネス一本では株価も上がるはずはありません、強い株主もいないいためいわゆるハコ企業(株価を上げ下げするためだけに利用される空っぽな企業を意味する)として有名でいつ潰れてもおかしくない会社でした。

そんな時当時の古川社長から企業再生に手を貸してほしいと頼まれ、社外取締役として入社したのが小田社長でした。小田社長は東大在学中からベンチャー投資や企業再生に手を貸し、実績を上げていました。

小田社長が参画して1年目の終わりに大事件が起きます。大口の得意先から契約を切られリミックスポイントの収益の98%がなくなってしまうことが確定してしまいました。皆が途方に暮れる中、小田社長は「これからがリミックスポイントの本当の再生の始まりだ」と一人気勢を上げ、2016年に周りのだれもが反対する中、社長となりリミックスポイントへの関わりを深くしていくのです。

小田社長は「もうこれで伸びない業種に拘ることはない、空っぽの会社ほど企業再生をしやすい」と考えたそうです。どんな事業に飛び込むかと考えた時期、東日本大震災の直後で原発が動かせないため日本は深刻なエネルギー不足に悩まされていました。今後エコエネルギーなどの多様な調達が活発になると考え新電力に参画。当時コンサルをしていた会社の経営が傾いていたため社員を20人ほどリミックスポイントに引き取ることも決めました。これがリミックスポイントの核となる電気部門の始まりです。

売上ゼロの会社なのに社員が20人も増えたため普通ならうまくいかないと思うのですが、後のない企業であることは従業員も自覚しており全員が一丸となったため省エネ商材の販売で売り上げをしつつ、新電力に参戦、少しずつ成果を上げました。

小田社長はこのころ時価総額1000億円を宣言、社員は誰も本気にしなかったのに仮想通貨部門を設立して、社長就任からたった2年で時価総額4億の会社を1000億円まで引き上げてしまいました(詳しくは小田社長の著書「再生」をお買い上げください)。

その後も仮想通貨ハッキングで30億円分の仮想通貨を盗まれ、株価を1800円から100円まで落としてしまい、ワラントを連発したため多くの株主は怒り狂い、いまだにYAHOO掲示板でもツイッターでもアンチリミポは多いです。

そういう紆余曲折を経て、3年ぶりの黒字化です。ホルダーが歓喜するのわかるでしょう。映画化必至のめちゃくちゃ面白い会社なんですよ。


私を始めリミックスポイントを応援する株主の多くは小田社長の理念に感銘をうけ応援している人が多いと思います。

それは

「日本という国は一度失敗してしまった企業や人間に厳しすぎる。何度でも再チャレンジできる社会にしていきたい」

という事です。リミックスポイント自身がボロボロの灰の中から、何度でもよみがえるフェニックス(株価を1800円から100円まで落とした後再度1700円まで上げている)であり、それを体現しているので小田社長の言葉には説得力があります。

会社をつぶしてしまった経営者、ブラック企業に就職してしまった人、就職氷河期に生まれた人、一生懸命やっているのに報われない人。みんな多かれ少なかれ何かの壁にぶつかるときがある。

私自身最初の会社では上司に嫌われ、怒鳴りつけられ、ものさしで頭をたたかれ、自分から辞めるようにありとあらゆるパワハラをされました。最後は録音を利用して会社に訴えたためその相手は首になりましたが私も心身ともに疲れ切って会社を辞めました。そのあとしばらく同じ仕事(システムエンジニア)には就職できずヘルパーの資格を取ったりタクシーの免許を取ったりしました。

そんな時、リミポの理念を持つ会社が増えれば再チャレンジもしやすくなる。そんな社会が来てほしいと私は切に願います。

リミックスポイントが伸びているのは、小田社長が現場の裁量をどんどん大きくし、事業部長がやりやすいようにしているためだと思ます。

5ちゃんねるなどにはいまだにリミポが反社といっている人がいますが私のnote記事「#25 国重時代のリミックスポイントに何があったのか」を読めば全くの言いがかりであることがわかります。投資していただいて何の問題もない会社ですので安心して株を買ってください。

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前置きが長くなりました。

まずは1Qの予想との答え合わせ

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・noteで書いた私の事前予想では

電力部門  売上23億円、利益-3億円

中古車部門 売上10億円、利益0.2億円

金融部門  売上12億円、利益6億円

感染症部門 売上4億円、利益1.7億円

その他部門 売上0.5億円、利益0.2億円

セグメント調整費 売上ー0.5億円、利益ー1.5億円

予想合計 売上49億円、利益3.6億円

実績合計 売上43億円、利益3.8億円

なのでほぼ当たったのですが内容は大きくはずしてますね。電力が利益が出るとは全く思っていませんでした。何故なら今冬に高騰した電力のインバランス(違約金)27億円を2021年3月から2021年12月の9か月分割で払うと思っているからです。てことは3か月で9億円の支払いがあり、Qあたり4億しか利益を出したことがないリミポには黒字を出せるはずがない。

このインバランスを払ったか払ってないかというのはリミポにとって大きな問題です。

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支払いは終わってるという人もいますが、買掛金を見る限り分割して払っているような気がする。このお金はワラントしたお金なのか、それとも電力の中で賄いきいれているのか。次回の決算で明らかになるでしょう

中古車部門は毎回同じ感じなんで触れません。ここはブロックチェーンのシステムに変わらないと大きく利益は変わらないでしょうね。不況でも安定して売り上げを上げているのがすごいです。

金融部門は電力がマイナス予想だったため高くせざるを得なかったのですが十分な利益です。

感染症部門は前年4Qが良かったので期待しましたが赤字。ただこれはこの部門の社員が一気に増えたのと、蓄電池1000台(なんかの記事でみただけですが)出荷とのことで購入費なんかがかさんだのだと思います。次のQは黒字でしょう。

前にツイッター仲間のカルさんが1000台売って1台20万円(勝手に予想してるだけ)の利益を出しても2億円だから今期予想(下の図)の6億円をどうやって実現するのかという問題提起をしてて私もどうするんだろうと思ったのですが、工事費用で30万円くらいは取れるでしょうし、保守費用もあるので初年度2000台という会社目標をクリアできたら行くのではないでしょうか。あとPPA(太陽光レンタル)とかにも進出するのでは?

画像3

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利益率を見ていきます。

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金融の利益率が高いのですが、会社がたてた本年度の利益予想(下側)では54.6%、売り上げの半分が利益という驚異の予測です。

これは他の仮想通貨取引所では絶対に出せません。ほかの取引所は手数料収入、ビットポイントは相対取引収入なのでシステムのチューニングがうまくいけば利益率はどんどん上がります。

エネルギーの利益も18.3%は電力にしては良すぎます。ホープとか1.8%くらいです。ほかの電力もそう変わらない。電気は薄利多売なのです。インバランスを払いながらこの利益率は異常で説明がつかない。今後検証が必要です。

しかも契約数はどんどん増えている。高圧は契約してから始まってお金をもらえるまで数か月かかるので、この右肩上がりが続く限り

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どんどん売り上げも利益も上がる。ここには書かれてないが特高でも大口と契約したらしく4月から大きく数字が増えている。

あとホルダーが歓喜したのはこれ

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新電力は昨冬にJEPXという電力市場の電力が高騰しました。もともと人権問題でオーストラリアと中国の仲が悪くなり、中国がオーストラリアの石炭を購入しなくなった。そして日本が火力でよく使うLNGを爆買いし始めたためLNGの価格があがったところに厳冬が直撃、JEPXで電気が足りなくなりました。新電力は電気が足りないと、東電などが変わりに電気を融通しますが、そのペナルティとして恐ろしく高いインバランス(違約金)を取られます。

この問題はすべての新電力会社につきまとい、3月から12月の間にインバランス料金を分割して払うことを国に許可されましたが、払いきれず潰れる会社も出てくるといわれています。

しかしこの図をみるとリミポは8月9月の電気意が高くなる時期の電力をほぼ全量抑えたというのです。これを見ると相対電力が多く、これは地域電力から電気を直接買い付けるのですが、市場より若干価格が高い代わりにい、高騰しても平常時並みの金額で電気が買えます。これならばJEPXの価格がいくらあがろうが問題ありません。

じゃあどの新電力も同じようにすればいいと思うかもしれませんが、これは電気の価格が安い時も何年も前から直接地方電力から買い付けることで地方電力を助けてきた会社しかできません。

今後ガスや電話のついでに勧誘するような片手間の新電力会社は販売量が落ちていくといいました。何故なら親会社からそんなに危ない商売するなと怒られ新規勧誘を減らするからです(ツイッターで月初に新電力販売量ランキングを発表していますのでご覧ください)。結果は予想どおりでした

最近リミポの電力契約が増えてきているのはランキング上位が勧誘を手控えているからだと思います。

今後収益に加算されていくのは

・電力部門 今別町マスタープラン、マリノストリコロールプラン、オール電化プラン

・金融部門 ADA(カルダノ)コイン、NFT事業

・レジリエンス部門 蓄電池、すごい水、ボディポール、のどチェック

この中でホルダーが一番期待しているのは「のどチェック」です。これは順天堂大学などと組み、のどの奥をスマホにもつけられる特殊なカメラで撮影すると5秒でAIがコロナかどうか判断する仕組みです。まだ実証段階ですが私もやってみたことがありますが一瞬で回答がきました。これならば1日何回でも、何万人いる会場でも一瞬でコロナかどうかを判断できます。PCR検査よりも手軽にできるのです。これは世界中のどこでも使えます。


電力は契約数を伸ばし、金融はサービスやコインを増やす。中古車はブロックチェーンで利益率を上げ、レジリエンスはコロナに対して新たな技術を提供していく。その間も現状あるシステムの精度を上げて儲かる仕組みを構築する。

そしてみんなリミポにはまるのはサプライズで全然今まで考えもしなかった商品をとりかったり、新事業を始める事です。しかも最初はなんでそれやねんと思うこともそれが何年か後になると国策になることが多い。現にエコエネルギー完全に国策ですし、仮想通貨もどんどん高騰している。

小田社長は時代の先を読む能力が人よりずば抜けて高い。今まで批判が多かった株価対策もはじめた。7月8月はほぼ毎週IRをだしています。小田社長はまだまだ夢を見せてくれます。リミックスポイントに乗り込むなら今のうちですよ。

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