ジャスミーコインとは何か


これが最後のマガジンでの記事になります。30日の21時ごろマガジンを解約します。翌月になると課金されてしまうためです。今まで応援ありがとうございました。心より感謝いたします。

これからは不定期に単発記事で書いていきますのでそちらも良かったら読んでください。

10月26日ビットポイントに上場したジャスミーとポルカドットですがポルカドットに関しては以前紹介したのでこの3部作を読んで下さい。この3部作は非常にわかりやすいと評判が良くてお褒めを頂いたものです。

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#13 ポルカドット(Polkadot)とは何か?その1 まずWeb3.0とブロックチェーンを理解する


#14 ポルカドット(Polkadot)とは何か?その2

#15 ポルカドットとは何か? その3 完結編

https://note.com/bippo0831/n/nacb883c22068

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今回はジャスミーのホワイトペーパーを2日かけて読み込んだので今の時点で分かることを開設していきたいと思います。

https://www.jasmy.co.jp/images/whitepaper.pdf

まずは会社について。ソニーの関係者ばかりなので最初はソニーがらみの案件のために立ち上げられた会社であることは容易に想像できます。

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設立の目的

「ジャスミーはIoTのプラットフォームを開発・提供する会社です。あらゆるモノがネットにつながる時、人々の生活に密着する「衣・食・住・動」が大きく変わります。誰もが簡単に安全にそして安心してモノを使うことが出来る仕組み(プラットフォーム)をつくり、提供する、これがジャスミーの使命です。」

ちなみにIOTとは"Internet of Things"の略でモノのインターネットと訳されています。最近の家電なんかはインターネットを通じて制御ができるようになってきています。例えばスマホでお風呂のお湯を張って帰ったらすぐお風呂に入れたり、エアコンを利かせておくとかね。

便利になっていいんですがネット上を流れる情報であるがゆえハッキングによる覗き見や制御権の行使、管理者による情報漏えいなんかの危険が増すわけです。家に猫を見守るためのカメラ付給餌機なんかがストーカーにハッキングされてしまえば家の中は丸見えです。

もっと恐ろしいのは中国のような人権抑圧国家に生まれてしまったら家中の家電が発言・行動を監視している生活を余儀なくされます。これを恐れる人達はWEB3.0へ移行しようとしています。

このように便利になればなるほど個人情報の流出は恐ろしいものです。amazonのような超巨大企業に集まる莫大な個人情報が流出してしまったらそれはもう恐ろしいことになるでしょう。


さきほどあげたIOTですが、これが中央サーバによる管理で家電を動かすとすれば、サーバの負担は大きくなり、処理も遅くなります。またサーバが泊まってしまえば全ての機器がダウンします。

家電自身がデータを受信分析するサーバのような役割を果たすことが出来れば処理は分散化されます。これをエッジコンピューティングといい、IOTには必須の技術になります。これに履歴を改竄できないブロックチェーン、契約に基づいて動作するスマートコントラクトが加われば

「だれが」「いつ」「どのように」家電を動かしたかは誰の目にも明らかになり、他人や政府が介入した場合もその履歴は残ってしまいます。これがジャスミーの目標である「データの民主化」なのです。これは監視を目的とするものではなく、誰でも公平に自分の意思で個人情報を利用し、防衛するための最初のステップなのです。



ここからはジャスミーの特色であるパーソナルデータロッカーについて説明します。

「私たちのプラットフォームでは、分散ストレージの中に、自分のデータを保管する鍵付きのロッカー(「パーソナルデータロッカー」)を持つことが基本的なサービスになります。このロッカーに大切な個人データやIoT機器情報を保管、管理し、自らの意思でその提供先、提供範囲を管理します。つまり、自分のデータを企業に連携する際には、必要な範囲や期間などすべてコントロールできるようになるわけです。」



多くの会社がお金をかけているのは個人の承認に対してなんですよね。この人間は信用できるのかということは機械でなかなか判断できないわけです。何故かというと究極で言えば個人情報って嘘つけるじゃないですか。免許証は絶対信用できるかといえば「偽造大変だしそこまでしないだろう」という共同認識によって成り立っているだけでその情報が正しいか警察に問合せなんてしないでしょ。だから企業も個々の情報は絶対信用できるというものを求め続けていて、それがマイナンバーになるはずだったわけですよ。まあ野党によってつぶされた訳ですが。

でジャスミーはそれになろうとしているんです。

ビッポという個人のデジタルロッカーがあるとする。そこには名前や住所、電話番号はもちろん会社名、収入、資産、学歴、目の色、DNA情報、支持政党や宗教や病歴などセンシティブな情報まで入っている。

これを必要に応じて本人が必要な情報だけロッカーから取り出し提示する。ツタヤの会員なら名前や住所、電話番号だけでいいでしょう。家を買うならそれにプラスして収入と会社名は必要かもしれません。ただここで入れた収入をどうやって証明するのかという問題はまだある。

支持政党や病歴ともなればそういう情報を欲しい人は沢山いるわけですね。いま個人情報保護法でそういうセンシティブな情報をリスト化して売ったりすることは禁止されているわけですが、本人が売ってもいいならば売れるわけです。

今まではカードの数だけ個人が登録にいってたわけですが、これからは企業がデジタルロッカーを見に来る時代になるわけです。


ホワイトペーパーには様々なジャスミーを利用する事例があるわけですが面白いと思ったものだけ見て生きましょう

・ジャスミーエコシステムとリワードシステム

 ジャスミーを利用して企業が欲しい自分の個人情報を企業に渡すと報酬がもらえる仕組み

・データマーケットプレイス

 IOTを利用して取れたデータを他の人に売ること。例えば家電が何年で壊れたとか、こうすればもっと便利に使えるとかですかね。マーケティングに役立ちそうです。

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ロードマップを見るといまはリワードがはじまっていないので価値成長期ですかね。

ジャスミーコインとは何か?と聞かれたら

「個人情報を自己管理し、ありとあらゆるIOTや認証を安全かつ効率的に利用するためのパスポート」とでも答えましょうかね。


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