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飼育日記「めだかのきもち」⑬ボス♀登場

中川いさみ氏の「コロコロ毛玉日記」(朝日新聞土曜版)が楽しい。愛猫の観察日記だが、あんな面白い生き物が2匹も家に居たら毎日楽しいだろうなあ、と拝読している。

私も描いてみたい!「スイミー」(レオ・レオニ作)のギャグバージョンのような8コマ漫画。良い子、ドジな子、いじける子…役者は次々現れる。

ヒール役は今絶好調だ。あの、最初の産卵で、"いじらしい子"になったはずの黒メダカ。あの日から毎日欠かさず産卵を続けている、生命力溢れる♀である。

2回の餌の時間には、鉢内隈なく駆け回って、仲間の分まで食べる食べる。夕方までには、また丸々としたお腹になっている。メダカに繁殖を促すには、常に腹一杯食べさせる、と聞いているが、1匹で実証中。

見ていると、卵を抱えた早朝と、餌を食べている時はいつも、♂♀誰彼構わず、すれ違いざま、どついている!マメである。野性の衝動か。特定の誰かでないのは許せるけれど。

一体何なんだ、お前は!何が不満なんだ!周りが寛容でめげないのが救いだが、あまりひどい時は、ゴミ吸い取り用のプラスチックのスポイトで、脇腹をコラッと仲間に代わってどつき返す。

一瞬固まった後、浮草の下に潜ってしばらく出てこないこともある。そんな目に何度かあったら、学習してくれないか。まだ体が小さい頃、餌を食べようとすると邪魔しに突進して来るヒメ♂をブロックしてあげたじゃないか。

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妄想は膨らむが、8コマは無理なので、とりあえず一コマで。吹き出しを入れるなら、                      "オラオラ"、"ハシッコオヨギナサイヨ"。

中川家の毛玉ちゃんがメダカ鉢を覗いたら、どんな反応を見せてくれるだろうか?               8.  10


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