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5つの美容院に行って気づいた、コロナ対策の違いと、今、お客がほしいもの

アフターコロナ時代になり、お店に求める事が変わってきました。

技術や値段、おしゃれとか駅近とかの他に、「感染対策を徹底している」という事がとても重要になっています。

『感染対策の徹底さ=安心できる=ファンになる』

の構図ができていると思います。

この2ヶ月、実際に東京都内の5つの美容院に行ってみて、”店によって感染対策はこんなに違うんだ”ということに気付きました。

対策が徹底されているだけでなく、対策していることが伝わる店ほど、好印象に感じます。

そこで今日は、お店のコンサル業5年め&ビビりな私の目線で見た、『5つの美容院それぞれの感染対策方法と率直な感想、いまお客がほしいもの』をまとめました。

↓ ここからスタート ↓

a.渋谷にある美容院

a.渋谷にある美容院 
オーダー:カット&ハイライトカラー&トリートメント
料金:9,000円位
時間:2時間
来店頻度:4年位

【コロナ対策】
・席と席の間にビニールの仕切りあり
・お店側がマスクを用意。シャンプーの時に濡れてしまうからと、使い捨てマスクを1枚下さった
・雑誌、ドリンクは制限中でなし
・予約人数を制限しているため、時間の確認をしたあと予約確定

【感想】全席、席と席の間にビニールの仕切りがあり、徹底されていました。5月に来店した時点で安心感。

「シャンプーの時にマスクが濡れてしまうので」とお店から使い捨てマスクを1枚提供して下さいました。

私は使い捨てマスクを着用していたのですが、お気に入りのマスクで来店してしまった人にとっては、有り難いだろうなと感じます。

荷物はいつもロッカーに入れるのでスタッフさんが触れることはなし。ロッカーの鍵は消毒するのかなと一瞬考える。トイレには消毒液、使い捨てペーパーが完備されてあり、徹底していると感じて終始安心。

b.表参道にある美容院 

b.表参道にある美容院 
オーダー:全頭カラー
料金:7,000円位
時間:1時間ちょっと
来店頻度:はじめて

【コロナ対策】
・窓を開けている以外、特になし

【感想】受付に消毒液もなく、特に何も促されず、若干不安に。荷物も手渡しでスタッフさんに預けるので、気になります。

はじめてのお店なのでカルテ記入が必要でしたが、ペンが清潔なのか気になって仕方がない。

席に案内され、着席後にスタッフさんから「マスクは外しても大丈夫ですよ」と言われ、益々不安に。(スタッフさんはマスクしてます。私ももちろん外しません)

タブレットが用意されていましたが、触るのは抵抗があります。無料Wifiがあったので接続し、自分のスマホでメール返信等、仕事ができました。Wifiは有りがたいですね。

窓は開けてあるし、ホットペッパーで予約した時に「コロナ対策中」と記載があったので考えて下さっているとは思います。

けれど、店内に何の表示もなく、受付に消毒液も置いていなかったので、終始不安でいっぱいで過ごしました。

c.銀座にある美容院

c.銀座にある美容院 
オーダー:カット
料金:9,000円位
時間:1時間
来店頻度:5年以上

【コロナ対策】
・受付する前に手指消毒
・客の荷物は荷物ケースに入れる(スタッフが触れないようにしている)
・店内持ち歩き用のトートバックが使い捨てのビニールバックに変更
・雑誌制限中でなし
・美容師さんはフェイスガード使用
・シャンプー台は消毒済みと消毒していない席と目印をしている

【感想】受付する前に手指消毒させられる位で良い!!

考えられるリスクは最小にしたいと思うタイプゆえに、お店に着いた瞬間に対策に「さいしょに消毒をお願いします!」と言われるくらいで丁度いい。

自分の荷物を預ける際もおおきめの荷物ケースの中に入れ、スタッフさんは触りません。

シャンプー台は、消毒済みと消毒していない席と目印をしているそうで、説明して下さった。

席と席の間にビニールの仕切りはないものの、徹底した対策、そして、どちらかというと客よりスタッフのことを考えた対策。

いいなあ、こちらのお店には5年以上通わせて頂いてますが、益々好きになりました。

d.吉祥寺にある美容院 

d.吉祥寺にある美容院 
オーダー:ヘッドスパ
料金:7,000円位
時間:1時間半
来店頻度:はじめて

【コロナ対策】
・店頭にテーブルが設置され、消毒液が置いてある。入る前に手指消毒
・受付後、席へ移動前にトイレに行って手洗い・うがいをさせられる

【感想】消毒だけでなく、手洗いうがいまで徹底。広めのトイレの中に洗面台があり、消毒グッズがずらり。

ヘッドスパ後、髪を乾かしている時には、雑誌を出してくれる。感染対策として雑誌を置いてませんという店もあるけれど、どちらがいいのだろう。

e.吉祥寺にある美容院 

e.吉祥寺にある美容院 
オーダー:カラー&トリートメント
料金:6,500円位
時間:1時間半
来店頻度:はじめて

【コロナ対策】
・入り口は常にオープン
・ドリンクが蓋あり・使い捨ての紙コップ

【感想】階段を上がった2階にある美容院、入り口が全開で気が楽。(はじめて行く店の扉を開けるって、少し勇気がいる事だと改めて気づく)

来店後の手指消毒はなし。この日のお店にはスタッフさんが2人だけ。店内も広々。

プライベートサロンの需要が高まっているとはよく聞きますが、他のお客さんがいないと安心かつ気楽だなと、自分も感じました。

結論

今お客さんは「安心・安全」を求めています。

感染対策をしているから新規予約が増えるというより、していて普通で、していないと失客につながると思います。

技術が良さそうだとしても、安心できない店には行くのをためらいます。

来店前と来店後のギャップを感じさせない事も重要。

来店前にホットペッパーなどで「コロナ対策中」と書かれていても、実際来店した時に店内に何も表示がないと不安になります。信用していいのか躊躇います。

店内にポスターを貼るとか


『対策している事がパッと見てわかる』

取り組みをしていてほしいです。

来店したら「消毒をお願いします」と言われるくらいで丁度いいです。安心できます。

今お客が求めているのは、「安心・安全」です。

感染対策を徹底し、安全を提供しているお店がよい店に変わっています。

5つの美容院に行って思った、更に集客や好感度につながる感染対策

☑︎ハサミの消毒方法とか衛生管理を写真や動画で公開して
☑︎店内にコロナ対策中のポスター貼って
☑︎入店後「消毒お願いします」と促すくらいで丁度いい
☑︎カルテ記入で使うペンは『消毒済み』の表示がほしい
☑︎タブレットなども『消毒済み』の表示がほしい

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追記:タブレットよりも欲しいもの

タブレットを推奨しているコンサルさんも見かける気がしますが、お客がほしいのはタブレットよりも、『Wifiとコンセント』です。

タブレットで雑誌を読むって自分のスマホでもできるし、誰が触ったかわからないものを触るのは抵抗があります。指紋がついていたら、もう無理です。

自分のスマホなら安心だけど、充電の減りとWifiが気になる。だから『Wifiとコンセント』がほしいのです。

「家でキンドルやらタブレットやら見ているから、美容院では雑誌をよみたい」という人も周りには多いです。

雑誌と言っても毎月変わる女性誌じゃなくてもいいんです。旅行誌とかネコ雑誌とか。

客は「お店では、家でできない事がしたい」のです!

お客のほしいものとお店の提供したい事の交わる点を追求していただけたら嬉しいです。

コンセプトとWifiのご検討、ぜひ、よろしくお願いします!!!

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というわけで今日はここまで。

また新たなお店に行ったら追記したいと思います。では!


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