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ブログではいえない話(2020.7.6)

コロナの第二波がきた時に備えて、何をしたらいいですか(テーマ2)

キールズの接客が神すぎた話(テーマ4)

オンラインショップ作ったけど全く売れませんへの回答(テーマ6)

”8月の新規予約が51名になりました!〜サロンオーナーからご報告〜”
https://bionail.info/voice5091/

そして7月。2020年下半期。コロナ後の6月に新規爆伸び!その理由を解説しました(テーマ3)

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1.最低限知るべきニュース

最低限知るべきというか、私が気にしているニュースを幾つか。

ホットペッパーのミャンマー版という感じ。アジア圏は競争も激しいだろうけど可能性しかない。『これから発展していくぞ!』という国は、国全体にその雰囲気が漂っていて、心地がいいから好き。

『意味がある』ことの価値が上がる。何度もいうけれど、ネイルサロンの価値はアートじゃない。特にこれからの時代はネイルアートの価値は両極端になる。ネイルアーティストからアーティストに昇華する人は価値が100倍にもなる一方で、器械でできるアートや上手に描けるだけのアートは価値が0になる。

ジュエリーとネイルサロンのコラボ。最近私の所にもコラボ経営の問い合わせが微妙に増えている。既存オーナーにはネイル施術1本じゃない広げ方を伝えているし、2020年はネイル業界の革命のはじまりの年かも。

2.経営教えちゃいます

コロナの第二波がきた時に備えて、何をしたらいいですか

今日は先日クライアントさんと話した経営話について会話式でお送りします。

と、その前に1分、ネイルサロンの歴史を紐解いてもいいですか。そもそもネイル業界は変化を遂げてきました。

2000年ケアカラー時代

2003年スカルプチュア時代

2007年ジェルネイル時代

2020年?

ジェルネイル時代は13年も続いていますが、2000年頃はケア中心でジェルネイルはもちろんありませんでした。その後スカルプ全盛期があり、ジェルネイルが出てきたのは2006,7年頃のことです。

このように時代は変化しており、20年経営しているようなサロンはメニュー内容も商材も時間配分も大きく変わってきたはずです。

経営者にとって『変わることは良いこと』と覚えてください。

そして、これからもネイル業界は大きく変わります。

IT化がめちゃくちゃ進みます。今もネイルプリンターやオートネイルがあるけれど、もっと精度が上がるだろうし、マシンなしで遠隔操作ができるようにもなります。

コロナで人の動きが大きく変わりましたが、経営環境も変化します。

↓ ここから会話になります ↓

Kさん:ネイルのIT化は全然まだ想像できないです・・。心の準備はしておきます。

今気になっているのはこれからのこと。コロナの第二波がきた時に備えて、何をしておいたらいいと思いますか?

エミさん:アナログ面の強化。まずはお客さんとコミュニケーションを良く取って、信頼関係を築く事。こなして終わりのサロンは意味がなくなるから、人としての魅力を磨くこと。

目指すは『スナック』になっても来てもらえる人になる事。

スナックとは「ママがいてカウンター越しに接客する店」

※出典:https://sakabanashi.takarashuzo.co.jp/cat2/ykbLl

Kさん:それは理想ですね!!ただ,,そうは言っても、実際来店ができない状況になったら、やっぱりオンラインショップとか何かなきゃダメじゃないですか?

エミさん:そうですね。オンラインショップは強化しておくべきだけど、顧客や知り合い以外にものを売るのは簡単じゃないよ。会社のコンセプトをもーっと明確にしないと。まずは顧客さんに伝わるようにして、行けない間はあなたから買いたいと言われる状態を作らないと。

Kさん:確かに。オンラインショップからは全然売れなかったけど、顧客さんはケアアイテムを買ってくれるようになってきてますね。インスタで勝手に紹介してくれる方も出てきました。

エミさん:そうそう!売ると言うより伝える、ね!

あとは先月から話していたサブスクサービスやレッスンの復活。冬にコロナの第二波がきたとしても、ネイルのオンライン化も進むから、来店しなくてもネイルができる世の中になっていると思う。

今は計画を立てても時代の方が先に変わるから、細かい計画は意味がなくて。新しい手法が出てきたら「柔軟な考えで、素早く対応する」と決めておいて。これ大事だから!

3.クライアントの成果理由を解説

”8月の新規予約が51名になりました!〜サロンオーナーからご報告〜”
https://bionail.info/voice5091/

8月の新規予約数が51名になりました!「7月、8月共にホームページからの新規予約が10名となり、予約サイトからのご予約に至っては40名を超えました 」

数名のスタッフがいるネイルサロンさんですが、東京や大阪という人口が多い都心でありません。地方サロンです。予約は入ります。

1人でサロンを経営している方なら、51名の新規予約数があっても、現実的にこなすのは大変ですが、『予約が入る仕組み』があることが大事ですよね!

新規予約が爆伸びした理由!

1.コンセプトを明確にした
2.写真や文章の一つ一つを魅力的にした
3.売れるメニューを打ち出した

こちらのクライアントさん、1年ぶりにコンサルを依頼してくれて、4月から継続しているのですが・・

休業明けの先月、2020年6月、コロナ後にも関わらず、新規予約が『50名』ありました!!!

コンサルの元取りすぎです笑

小手先のテクニックだけだと、ここまで爆伸びはしません。コンセプトという土台から決めるから、大きな結果につながります。

コンセプトというと多くの人が勘違いしていて、「30代からの大人のためのネイルサロン」みたいにキャッチコピーを決めてしまうのですが、表面だけ真似しても、違和感があるから、結果にはつながらない。

その違和感は自分では気づかない事が多いから、なぜだろう・・?と思ったまま時間が経ってしまいがち。

ターゲット・価格帯・メニュー・サロンの雰囲気・アップする写真、全てを意図的に、繋がりあるものにする事ではじめて、大きな結果が現れます。

4.こんな店に行ってきた

キールズの接客が神だった

人が信者になるのは『細部』。

先日基礎化粧品ブランドのキールズで買い物をした際、細部こそ大事だと、改めて実感することになりました。

そもそもキールズには『#キールズ信者』というタグがあるくらい、ファンは多い。でも、ファンが多いのはなぜだろう?などと、この日まで深く考えた事がなかった。

この日クレンジングジェル1本を買いに店頭へ。スタッフさんは一人。お客は私一人。「今はテスターが出てないのですが、お試しできますので声掛けてくださいね!」とさらっと声がけしてくれる。

目立ての商品はあるものの、1分ほど他の製品も見て迷っていたら、お客さんが来て、店員さんに何やら話しかけた。すると店員さんは「2番目のご案内になりますので、掛けてお待ちいただけますか?」とすかさず言う!

最初に入店した私を放置しない。優先する。意図してやっている。

ラーメン屋さんなんかで、先に注文した自分よりも、後から注文した人が先に出されると多少ムッとするみたいなもので、注文した順番通りにだすというのは繁盛店の鉄則。

ネイルサロン経営では「来店した順番に案内する。声や態度の大きい人でも割り込みは許さない」を心掛けていたからこそ、感動した。

順番をつけている。

そして会計。顧客カルテを記入するとなった時、消毒済みケースに入ったペンが出てきた。安心感すぎる。普段はカルテ作らないのに思わず記入してしまった笑

そして最後に、こんな事をいいながらシールをくれた。

「コロナで不安がある中わざわざご来店いただいて、ありがとうございます。今、シールをお配りしています。早く安心して暮らせる世の中になるといいですよね」

キールズの接客が神だった理由

1.  順番に接客してくれた
2. 消毒済みケースに入ったペン
3. コロナの中来店ありがとうシールを配っている

キールズには隙がない。前記したタグ(#キールズ信者)、スタッフが着ているもの(白衣)、製品パッケージ、ブランドメッセージ、時流、接客で感じさせる温かみ。そして購入後のフォロー、リピーター作り。

どこをとっても細部まで考えられている・・。

キールズ、私も信者になりました。研究させてもらいます。

5.書評

本書は、社会人一年目からベテランまでのみなさんに、普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい、それも、一過性のものではなく、15年、20年と、生き続けるスキルを身につけてもらいたいと思って書きました。

そこで、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材をし15年前の新人時代を思い出してもらうことにしました。
そして、新人時代に学んだことのなかで、15年たっても記憶に残っていること、15年たっても役に立っていること、つまり、職種・業界が変わっても通用し、また、リーダーの立場や経営者の立場になっても通用していることを挙げてもらいました。

それこそが、 15年を経て磨かれ光り輝くようになった
ダイヤモンドの原石にあたるようなスキル・経験だからです。

具体的なコンサルタントのノウハウというよりも、考え方について書かれた本です。

・数字で語る
・仮説を立てて考える
・結論から話す
・アドバイスをするときの3点セット
・プロとは?

など、ビジネスパーソンとしての基本がバババッと書かれています。

2014年に発売された本で、コンサル業を始めた頃に読み漁っていた中の1冊です。

アマゾンのレビューの中で『個人的にはコンサルが学ぶ事とか言わずに、社会人の基礎ってタイトルにすれば良かったと思う。』という一文がありましたが、確かに!と共感しました。

汎用的とか基本中の基本しか書いていないというレビューも見かけるし、確かに知っている事ばかりかもしれない。けれども基本のビジネスリテラシーすら知らない人は多いし、考え方を学ぶ機会はない。

プロとして仕事をし、自分を高めている人は「そんなの誰でも知っているだろ」と教えることをしないし、指摘すらされないので知らない人は一生気づく事がない。もし誰かが自分に対して指摘をしてくれたら、最初はムッとしたとしても、それはありがたい事。

ちなみに著者の方は現在はコンサルタントではなく、ビットコインなどの暗号通貨の専門家になられたようです。

コンサルや講師業の方、ロジカルシンキングに興味のある方、経営を良くするヒントを見つけたいと思う人に読んでもらいたいオススメの1冊です。

6.Q&A

Q :オンラインショップを作りましたが全然売れません

A:うん、それはそうだ!オンラインショップを作っただけで売れるなんて事はない。作っただけで売れないなんて当たり前。

ネット上で「知らない人にもの売る」事は簡単ではないです。ネイルサロンやエステの予約をもらう方が断然簡単です。

店がだめだからオンラインだ!なんて、めちゃくちゃ甘い考えで、そもそもオンラインショップ業界の経営者たちは十数年お金も時間もかけて経営しているのです。それでも、売れない店は売れていないのだから、個人が片手間で作っただけのオンラインショップが売れるわけないです。

うちは15年オンラインでものを売る会社もやってますが、ネイルサロン経営より断然・競争も激しく、ニーズも仕組みも秒で変わっていきます。経営を学ぶ費用やコンサル費用も1桁違います。

↓ 店でもネットショップでも売れない店は共通です ↓

売れない店の共通点

・コンセプトがない
・何者か分からない、シロウトっぽい
・商品自体のニーズがない
・どこにでも売っているものを売っている

そうは言ってもこれだけだと救いがないので・・最後に、お店や自宅サロンをやりながら、オンラインショップを成功させるコツを載せておきます。

・顧客に向けたもの
・他では売っていないもの
・ニーズがあるもの

エステやネイルサロンをやっている人なら、顧客さんに向けた商品、店まで来れない人向けに販売するのがまず一歩。

お店まで来れない方がほしい商品をネットで販売する。自宅で使うアイテムを販売するところから。



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