見出し画像

益子の住み処#4 庭の構想(全体編)

敷地全体の広さは約300坪。家の敷地が約25坪なので、残りの275坪を自分の好きなようにデザインできる。これは幸せなことではあるのだけど、広ければ広いほど何から手をつけていいかわからなくなってしまう。

まずは、庭づくりのコンセプトに立ち戻ってみる。私がこの庭づくりを通じて実現したかったことは「あらゆる生き物が豊かに暮らせる庭」(→詳しくは、益子の住み処#1 庭づくりのはじまり)。このコンセプトを実現するために、必要な庭の構成要素を考えてみた。

:微生物や虫たちの助けを借りて、人のための食べ物を栽培する。
水辺:水辺には色々な生き物が集まってくる。心地よい水辺は人にもリラックス効果を与えてくれる。
:庭の周りは雑木林に囲まれているけど、敷地内にはほとんど樹木がない。自分の庭で豊かな森を育てたい。
草花:人も鳥も虫たちも、花や実が大好きだ。みんなに遊びに来てもらうために、迎え入れる草花たちを育てる場所をつくりたい。
人が過ごす場:どんな天候でも、人が安心して過ごせる場所があるといいと思う。雨の中や、虫が多すぎる場所、強い日差しの中では心地よく過ごすことはできない。
作業場:基本は自分の手で庭づくりを行うこと。そのためには多くの道具が必要だし、それらを収納する場所や作業するスペースも必要だ。

幸い、ここの敷地は広さだけはあるので、すべての要素を盛り込むことができそう。次は、これらの要素を実際にゾーニングとして落とし込んていく。細かなことは後で考えるとして、今はだいたいの位置を決めていく。

画像1

そして、それぞれのゾーンをつなぐ小径と、主な要素や樹木をプロットしていく。全体平面図を作ります。この作業は本当に楽しくって。完全に妄想なんだけど、どんどん筆が進むんです。

益子の住み処#4_全体平面計画図

庭づくりをしていくうちに、出来ないことも出てくるし、やっぱりいらないなっていう要素や、これが欲しい!という要素が続々出てきます。その度に更新するのは大変だから、期間を決めて定期的に見直していくのがいいかもしれません。


さすがに全体平面図では細かなところが表現出来ないので、それぞれのゾーン別に詳細平面図やスケッチを描いていきます。
順次、記事としてアップしていきたいと思うので、よかったら見てみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?