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<徒然日記#1> 3年目の節目

ちょうど3年前、9年間勤めた会社を辞めました。色んな経験をさせてもらって、良い上司や仲間に恵まれ、今思い返しても本当に充実した9年間でした。

そんな会社を辞める決心をしたのは、「ランドスケープデザイン」に出会ってしまったから。ランドスケープデザイナーになりたいと思ってしまったんです。
2年間、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)でランドスケープデザインを学びました。卒業制作では賞も頂きました。このまま、デザイン事務所などでデザインを磨けばよかったのだろうけど、組織に属することは何か違うと思っていたんです。

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ランドスケープデザインを学んだ今、机上でお絵描きすることだけがデザインではないという気持ちがふつふつと湧いています。
どうしたら本当のランドスケープデザイナーになることができるのか、私の考えはこうです。

① そこに身を置いてみる。そして、そこにある自然を観察する。
② その自然の仕組みを暮らしの中に取り入れることを考えて、やってみる。
③ そして、また観察してみる。この繰り返し。

目指す方向は、生き物(人間も含む)がその場を心地いいと感じること。ただひたすらに、それに向かって進んでいけばいいのかもって。

卒業制作発表の講評で、さりげなく恩師に言われた忘れられない一言。
「伊藤さん、全然現場見に行ってないでしょ?」
図星すぎて、ランドスケープデザインの原点にも立ててなかったと猛反省。見栄えのいい模型を作ったって、そんなんじゃ私のやりたいランドスケープデザインは実現できない。

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だから、私は自然の中に自分の実験フィールドを構えることにしたのです。それが「益子の住み処」です。ここに身を置いたことで、日々ものすごい量の発見があってビックリしているところ。
今後は、その発見をどうやって暮らしに取り入れていくかを考えて実践していきたい。

そして、その過程で得た気づきや自然の恵みを世の中に提供していくことで、少しだけお金を稼いでいけたらいいな、というのが今の展望です。

世の中に提供していく窓口として、今年の1月に個人事業主として税務署に開業届けを出しました。

Bio-landscapeロゴ



屋号は‘‘Bio-landscape’’(ビオランドスケープと読みます)。生き物のためのランドスケープ、という想いから名づけました。
ちなみに、この鳥はヤマガラと言って、冬に我が家の庭に遊びに来てくれる、少し太っちょの可愛い小鳥です。

具体的に何をどうやって世の中に提供していくかは思案中ですが、皆さまBio-landscapeをどうぞよろしくお願いします。

(写真注釈)1枚目は我が家のビオトープにカエルが遊びに来たところ。2,3枚目は、私が一番好きなお庭、鎌倉の「瑞泉寺」を2018年初夏に訪れた際のもの。

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