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大事にせんといけん

その身体は預かりもんじゃ

その顔も手も足も
あんたのもんじゃない
もちろん頭の中の脳だってあんたのもんじゃない

だから大事にせんといけん

好きだとか嫌いだとか
文句をいう前に
自分のものでない
ということを忘れとる

体はあんたの心の声をいつも聞いとる
あなたが苦しめば
身体も苦しんどる
腹をたてれば体は自分を攻撃しはじめる

身体と心を痛ましむることなかれじゃ 粗末に扱うなや

全部あんた次第じゃ

顔だってあんたのもんじゃない
選んだ覚えはなかろうが 
 
だから
お化粧する時は
だれか愛しい人の顔に絵筆を運ぶようにしてあげなされ

その顔は
あなたの生き方次第でええ顔になるで

仏さんのような顔の老人に出会ったことがあるじゃろ

分別を超えて
生きることを喜び
感謝することを会得したんじゃな

あんなふうになったら預かった甲斐もあろう

歳をとるほどに良い顔になんなされや

くれぐれもあんたのもんやないやから
預かりもんやからな

いつだったか、鏡を見た瞬間、見慣れた自分の顔というかその人を、全く誰かを見るように見ている自分がいました。自分の体は自分ではない。という視点が生まれると「愛」が生まれるのではないでしょうか。



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