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【RX&Co川内一史】茨城シクロクロス 城里町うぐいすの里 2023.12.17 ME3

丘陵地に突如として現れる野球場(2面)とテニスコートを平地(スタート・ゴール)として周囲の丘を利用して行われる難易度高めのシクロクロスレースです。

準備

松伏シクロクロスの翌週で、2週連続の登坂勝負ということもあり、登り勾配でどうやって乗れば疲れにくいかを考えて練習しました。平地と比べて踏む時間が長くなって更に遅れているように思えたので、体重を無駄なくペダルに乗せられるように(骨盤が荷重に負けないように)を意識しました。

写真:あべまさん

前日試走

コースを分けると次のようになります。
①スタートから舗装路の登坂
②グラベル下り(勾配キツメの段差多数&木の根群集)
③繋ぎ舗装路+グラベルタイトコーナー
④トレラン担ぎ急勾配登り坂(階段含む冒険の丘)&舗装路下り(苔の多い舗装有り)
⑤野球場グランド
⑥テニスコート脇キャンバー&木の根と溝コース。
但しゴールは⑤野球場グランドにあり。(スタートループがほぼ1周ある)

写真:あべまさん 苔で覆われた舗装路

試走1週目・・・いつもながら1週目はコース確認のためトロトロ キョロキョロ邪魔にならないように走りますが登坂で既に疲労気味です。路面も泥は無いですが部分的に濡れています。(この時点で状況確認以外は何も考えられず、次は何が出てくる??的な試走となっていました。)
いきなりやってきたのは「激し目の落車」でした。一瞬何が起こったのか解りませんでした・・③繋ぎ舗装路での出来事です、グラベルの下りが終わりひと息つける場所に、下りの舗装路→90度曲がるコーナー→登り舗装通路となっていましたが、コーナーから登りに入った瞬間に前輪がツルンッと滑りガシャーっと落車しました。下り勾配から登り勾配の見通しが良く、下りで勢いを付けて登りを楽してやろうと自転車を傾けたままコーナーに高速で入った事が原因です、下りの舗装路はアスファルトで、登りの舗装路は磨き小石を固めたようなタイルになっていました。同じ舗装路という思い込みと確認不足からのミスです。しかも濡れていたのでビンディングシューズで歩くだけでも滑るくらいでした、外傷や機材トラブルは無く(レバーが削れましたが)周囲の人達にも音の大きさで一斉に注目されましたが、すぐにリスタート出来ました。しかしその後担ぎ登山を行い舗装の下りで荷重移動する際に左手親指に強めの痛みを感じました。野球場グランドまで降りてきて確認すると、痛みが激しく湿布をして再度試走に出たのですが、前輪ブレーキが思うようにかけられず(微調整できない)、前後の荷重移動の度に痛むので早々に試走を切り上げました。

写真:あべまさん

レースの日

前日は一度開封したペットボトルさえ痛くて開けられず、車のマニュアルミッションは1速、5速、後進にギアが入れられず、レースはDNSするか、他の選手の迷惑にならないように最後尾スタートするかと思いましたが、朝になると痛みが少し緩和したようだったので、とりあえず自転車に乗ってみました。ブレーキ操作と前後の荷重移動も出来たので、目標を完走に変えて出走する事としました。

機材:CRUX2020 Di2 タイヤIRCシラク チューブレスレディ タイヤ空気圧:前後1.65bar インサート(前輪:ビットリア、後輪:IRC)(後輪:進行方向逆付け)
ピットエリア:予備車 なし

11番ゼッケンで2列目 1コーナーアウト側の右から2番目に並びスタートしました。1コーナーを過ぎると登坂が始まり、予定どうり?登坂の強い選手に抜かされていきます、登坂の1/5くらいで最後尾となり視界の範囲は2~3名となりました。「みんな、はやいっすねー」と声をかけてくれたのは豊田さん(シモーネ)でした。
登坂舗装路を登り切って②グラベル下り(勾配キツメの段差多数&木の根群集)に入ると渋滞していた前に追いつきました。下りで3人くらい抜かしたら「もうちょっと行けるかも?」と欲が出て、ラインを外して抜きに出た所 木の根に引っかかり落車しました。これで痛みがぶり返して再び最後尾へ・・
3人のパックになったので無理せず付いて行き、最終ラップの冒険の丘からの平たん路で豊田さんを一度抜きましたが、グランドへの最終コーナーで差されて最後尾で完走しました。

写真:あべまさん 豊田さん(シモーネ)に差されたコーナー

結果

25位/26人出走(1名DNF)AjoccPt:15pt/ME3
スタートループ+①23:31②12:30

考察

‟試走の落車で怪我をする”事は、目的が‟レースで良い成績を残す”事とは真逆のベクトルです。
なぜ落車は起こったのか?
シクロクロス競技は落車が多いと思います、速度域が低く危険度は少ないので色々な限界に挑戦しやすく、すべり易い泥の芝路面や傾斜の強いキャンバーなどの環境では仕方の無い事かも知れません。しかし今回の試走中の落車に関しては少し違う見方をすべきと思いました。たまたま周囲に人が居なかったので巻き込んだ人は居ませんでしたが、芝のキャンバーで滑ったり壁を登りきれず落車するのとは違う種類の落車です。
 以前RX&COで富士チャレの落車が多かった事の反省として高岡オーナーが言った「レース等に出ていて、あのジャージ(チーム)の人は挙動が怪しいから近くにいない方が良い、と言われるクラブ(チーム)があったりします。 RX&COおよびチームRoppongi Expressが絶対にそうならないように、むしろ逆に「真っ直ぐ走る・変な動きをしない・無理な突っ込みをしない」というイメージを作るように長期的に取り組んでいきます。」を再考すべきと反省します。
今回の落車について①下り勾配からの登り勾配で惰性を使う意識に縛られた。→②路面変化を見逃した→③クリッピングポイントを手前にずらす事で安全に走行出来る事を軽視した。
自身の技術や走力不足を再認識して‟安全に走る”事をもっと意識して取り組みたいと思います。

写真:あべまさん 階段をヨタついて登るところ
写真:あべまさん
コースレイアウト

忘備録:AJOCCポイント 2023.12.20
2023-24 ME3          20位 (240pt/10戦)
23-24関東シリーズME3 24位 (  95pt/ 5戦)


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