見出し画像

微生物屋のひとりごと

背景

食品メーカー製品で健康被害が発生して回収を行っているらしい。
原料製造には麹発酵工程があるようだ。
ペニシリンで有名なカビは発酵で様々な物質を作り出すのは良く知られている。
微生物培養や合成は、とても便利で合理的な技術と言える。
発酵合成した物質は、人にとっては栄養素だったり、毒だったり、両方を併せ持ったりしている。
人にとって利用方法が正しいか、誤りかの判断は難しい。

微生物発酵の利用

例として
紅麹菌には腎毒性の健康被害をもたらすカビ毒シトリニンが含まれる事があるが、コレステロール合成疎外性を持つと言われている。
日本で使われる紅麹菌(Monascus pilosus NBRC4520)はシトリニンを合成しないと言われている。
微生物は代謝が速い種も多く、紫外線を照射するなどでコレステロール合成阻害成分を2倍以上合成するように変化する事もあるようだ。(https://patents.google.com/patent/JP2009095304A/ja
安定して培養できる管理は重要と言えるが、利用者としてどのように考えるのが良いかを考えてみた。

利用者の対策

食事で(も運動でも)応用できる方法として
常用するメニューは安全性を徹底管理する。
 たまに食べるハンバーガーを気にする必要は無いが、毎朝同じモノを食べるなら「同じモノ」だけは管理する。
(シクロクロスレースやヒルクライムレースは神経質にならなくていいが、毎朝晩の室内ローラー漕ぎ運動は間違ったペダリングをし続けない)

とは言えこれらの管理が難しい事も多いので
同じメニューに固執せず、多種メニューを順番に廻しながら運用する事でリスクを分散するのが手っ取り早い方法だと考える。

しらんけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?