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豊川稲荷東京別院で子狐さんらしき存在に話しかけられた話

私は約2年前に家族の転勤により関東地方へ引っ越して生活しているのだが、東京赤坂の豊川稲荷東京別院には約2ヶ月に1度のペースで参拝している。

引っ越す前は本山にもたまに参拝していて東京別院よりも遙かに境内が広く、
ご本尊が千手観音様(荼枳尼天さんは鎮守様)であるためか、正月と祭日以外は落ち着いた雰囲気である。
対して東京別院は赤坂という土地柄もあるのか、ご本尊が荼枳尼天さんでとても華やかな雰囲気を感じる。
本堂など建物の色合いは決して派手ではないのだが…。

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私1人でゆっくり参拝して境内を歩いていたりベンチに座っていると、
たまーに子狐さんのような可愛らしい声が脳内で聞こえることがある。
(境内の外に出ると全く聞こえない)

狛狐さんは厳しい表情のものもあるのに、
語りかけてくるのは威厳はない(失礼)けれど柔らかい話し方なので面白い。
当時、引っ越してきた直後に参拝し、自販機前のベンチに座ってひいたおみくじを読んでいたら

「何かいいこと書いてあったー?(・ω・)」

と首を傾げるような雰囲気で尋ねられた。
引っ越したばかりでこの先どんな仕事に巡り合えるかおみくじで聞いてみたのだが、要約すると

「自分が良いと思った仕事なら何でも良い」

という結果が書かれていた。

境内の奥の方には縁切りが得意とされる叶稲荷さんの社があるのだが、
社の前で目を閉じて手を合わせた途端に
真っ暗な視界の斜め左側に大きな白狐姿で、間近にお顔がヌゥッと現れたことがある。
その時は無言だったので叶さんのお言葉を聞くことができなかったが、目を閉じた直後にいきなり現れたため大変動揺した。

そしてこれは今から約3ヶ月前のことだが、狛狐さんが階段状に上がって作られている場所に差しかかった時に

「ささっ、参って参って( ・ω・)っ」

とその先の宇賀神様たちの鎮座する三神殿へ道案内された。
普段は参拝しないで素通りしているのでその時も正直お参りする気はなかったが、せっかく道案内されたのでご挨拶だけした。

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今はコロナ感染症対策のため、本堂にも奥の院にも自由に上がれなくなっているので体験できないが、
以前に奥の院に上がった時は夏で冷房もないのに、ひんやりしつつもフワッと私の顔を撫でる風を感じたことがある。

東京別院に参拝するとたまにこのような現象が起こるので
次に参拝する時はどんなことが起こるのだろう?とワクワクするのだが、道のりがやや遠いので重い腰を上げて実行に移すまでが長いのであった。


豊川稲荷東京別院
住所:東京都港区元赤坂1-4-7