台湾の夜市で食べまくり(その1)

 行けるうちに行っておかないと、習おじさんのご機嫌次第で、いつ行けなくなるかわからないと思って、台湾の台北市へ行ってきました。
 ひたすら食べまくるだけの旅で、昼は市場、夜は連日の夜市通い。食べたものの一部を紹介します。

 激うまだったのは寧夏夜市の屋台で食べた「豚肉の角煮とたけのこ飯」。指差しで注文したから、正式名称はわかりません。たぶん、コンローハン。ルーローハンの仲間らしいですが、私が食べた店のは、たけのこ(メンマ)たっぷりで、ゴロっとした豚の角煮が見えないくらい。

 夜市の飯や麺はどれもスモールサイズが基本で、いろいろ食べられるのがいいですね。これが75台湾ドルだから、350円くらい。

 他にも、事前に有名な店をリサーチしたり、台湾通の人におすすめを教えてもらったりしていたのですが、行ってみて思ったのは、あんなに屋台がずらりと並んでいる中で、最初から店を決めてしまっていたら、つまらない。
 道を何往復もしながら「よし、この店にしよう!」とか、「これ食べたい!」とか、直感を信じて、その場でひらめいた食べ物をチョイスするのが正解なんだろうなと思います。それでハズれたらハズれたでしょうがない。

 上の画像はすごい行列ができていた店で、牡蠣のオムレツが評判。右のおにいちゃんが、目の前で手際よく、じゃんじゃんオムレツを作っていくのが見られます。作っているのを見たところ、牡蠣のお好み焼きと言ったほうが近い気もします。小ぶりのカキがたくさん入って、400円くらい。
 店内に入るには時間がかかりそうだったから、テイクアウトにして、あとでホテルで食べました。

 牡蠣オムレツは思ったよりジャンクな味で、ちょっと牡蠣の砂がじゃりじゃりしたり、けっこうニンニクが利いていた。人気の店なのでおいしいけど、これを日本の上等な牡蠣と、上等な卵で食べてみたいと思いました。

 他は、包子(肉まんみたいなの)を食べたり、ベトナム春巻きを1本だけつまんだり、何を夜市で食べて、何を昼間に食べたか、よく覚えてないのでまとめて紹介。

 このワンタン麺もおいしかった。想像通りのワンタン麺だったけど、スープはあっさりめで、ワンタンの肉にしっかり味がついている。

 こちらは海老スープの担仔麺。てっきりタンツーメンというのはエビそばのことだと思っていたけど、小さいサイズの麺の総称らしく、その代表的なものがエビのタンツーメンのようです。濃厚なエビ出汁と、肉そぼろがクセになる味。

 これは酢豚みたいな料理かなと思って頼んでみたら、本当に酢豚だったという、ちょっと後悔したやつ。おいしかったんだけど、わざわざ台湾で食べなくてもいい(笑)。
 ただし、日本の酢豚と違ったのは、肉が骨つきで、骨のきわをしゃぶりながら食べる酢豚だったこと。骨があるのを知らないでうっかりかぶりつくとちょっと歯が危険。焼肉屋の骨付きカルビのイメージです。

 デザートは、タピオカとピーナッツの豆花。豆乳を使った、台湾の有名なデザートです。
 寧夏夜市を抜けたところに有名な豆花の店があり、知り合いにもすすめられたので食べてきました。味は杏仁豆腐みたいだけど、杏仁豆腐と一緒にすると「全然違うぞ」と、好きな人に怒られる一品。

 歩き回って疲れた後に飲んだ、マンゴーミルクみたいなドリンクも、ほんのり甘くておいしかった。

 若者が行列しているのは、だいたいこういうデザート系やフルーツドリンクの店でしたね。台湾の人はとにかく行列が好きなようで、街でもあちこちに行列。それだけ食に貪欲なんでしょう。

 珍しいところでは、おでん。なぜか関東煮の名称で定着しているみたいです(不正確な記述)。セブンイレブンにも、おでんコーナーはあったし(つゆが黒い)、味は日本とほぼ同じ。日本料理の扱いなのかな?
 
 あと、写真は撮ってないけど、ホテルの朝食ビュッフェも良かった。
 夜市で「ああ、あのお菓子みたいなのをひとつだけ食べたい。あの料理をひとくちだけつまみたい」と気になっていたものが、いくつかビュッフェに並んでいて、本当にひとくちずつ食べられた! 台湾ソーセージとか、黒ごまのお菓子とか。

 昼間に行った市場の話や、謎の果物の話などは、また次回に。

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