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見た2023秋アニメ

前シーズンの感想はこちら

見てた本数は18本 + 特番など2本 + 再放送1本でした。今期は注目作品が多かったですね。

ネタバレあります。



アンダーニンジャ

今期1番 毎週楽しみにしていたアニメ。

独特の空気感や会話がとても面白いです。主人公の九郎がかなり変人だが、彼の無茶苦茶な発言にツッコミを入れつつも対応・受け入れるアパートの住人や瑛太たちもかなり変。転入試験のときのカンニングのごまかし方が一番馬鹿馬鹿しくて好き。

劇中の時間経過はたった数日間(ほぼ1日)だったのに退屈感はなく、むしろ最後は「長い一日だった……」という達成感がありました。そして最終話はまさか結末……ちょっと悲しかったけど、続きが気になる展開・新キャラクターが登場。講談高校の崩壊CGはかなり気合入ってて迫力ありましたね……大勢死人が出ているのであまり笑えないけど。

原作は既刊11巻で、アニメで8巻まで進んでしまったので、2期があるとしたらかなり先になってしまうのが残念だけど、やってほしいですね。

OPも好きですね。最後なんて言ってるのか歌詞確認したら「ややこい ややこいからほっとこう」って言ってて、この作品らしい絶妙に気の抜ける歌詞で面白いです。


アンデッドアンラック

キャラクターや雰囲気などが『炎炎ノ消防隊』によく似ている作品だなと思いました(制作スタジオも偶然か同じですね)。なので、その炎炎ノ消防隊と同じで「面白いけどあんまり好きじゃないかな」という印象でした。

個人的な好みの問題も多いけど、以下気になった点。

  • 能力の考察や説明が直接的すぎる・丁寧すぎてくどい

  • 露骨に風子のエロスを視聴者に向けて押し出してくる。これはまぁ、風子の能力に関係しているので仕方ないとも言えるけど、妙に生々しいのがちょっと嫌

  • 「クエスト」って言い方が、日本人としてはあまりにもゲーム的すぎて面白くない。「任務」「オーダー」みたいな言い方がいいかなと思ったけど、アポカリプスはユニオンメンバーの上司というわけでもないしそれもちょっと違うのかな。まぁこれは「フリーレンのハンバーグ問題」と同じで、完全に地域や個人の好みの問題ですね

  • spoilやvicthorなどの単語の意味をいちいち説明してくる。「ヴィクトール」「ヴィクトル」?どっちでもいいよ

  • SPOIL編が間延びがちでちょっと退屈だった

  • ゾンビ爆弾は火薬庫が爆発してるということだったけど、ポンポンと小さく爆発する様子はちょっと不自然に感じた

  • 9話 ヴィクトル戦の夕焼けが強すぎてせっかくの戦闘作画が見えにくい(テレビで視聴しています)

  • 10話 クエストリザルトの発表がくどい

もやはこじつけもあるけど、1つ挙げ始めたらあれもこれもと気になり始めてしまいました。

ジュイスのUNJUSTICEのような、相手の思考・思想に干渉してくるような異能は条件が決まれば強力で面白いですよね。『ビッグ・オーダー』にも似たような能力者がいたような。12話 UNREPAIR戦も、一見対処不能に思えても解釈や考え方で能力を回避できるのは面白い。

ぼくのかんがえたさいきょうの否定者

ヴィオラ(UNVIOLENT 不暴力)

他対象。相手の攻撃や爆発・破壊など、暴力的事象を無効にする。無敵!自分だけ一方的に攻撃できる。

無酸素状態や老化など、暴力ではなく自然現象と解釈できる手段ならもしかしたら倒せるかも?

……とか妄想したり。

あと真っ先に思いついたのは出不運子(いでず うんこ)(UNKO 不ウン)ですね。自己対象。ウンコを否定 = ウンコが出ないので、食べたものの質量を全てE = mc^2でエネルギーに変えて体内に吸収し、超人的身体能力を得る。歩く核爆弾。


ウマ娘 プリティーダービー Season 3

どのレースも最後の直線の盛り上がりが熱かったですね。

キャラクターはシュヴァルグランのビジュアルが好きです。


陰の実力者になりたくて! 2nd season

「馬鹿馬鹿しいことをやっている」ということを重々承知の上で見ればかなり面白いアニメ。

ただ、いよいよシドの自由行動の度が過ぎるように感じてきました。金融崩壊を引き起こしたり、デルタの失踪をアルファ達に誤解させたままにしたり。そしてローズの想いを無下し、ローズに母親とドエムの濡れ場を見せつけた(さすがにこれは悪いことをしたと思ったのか、「ごめん」と小さく呟くシド)。

ローズは好きなキャラなんですど、あまりにも不憫で見てられない……。ドエムに国を乗っ取られ、父親をなくし、母親にも見捨てられ……その母親もドエムと共にモードレッドに殺されてしまう。
想いを寄せるシドには「宗教の勧誘だ(1期)」「覇王になりたい人」と勘違いされる始末。そりゃないって……。
父親の残したメッセージによって黒幕がドエムだったことが国中に明らかになったので、なんとかこれから立ち直ってほしいですね。

巧みな言葉選びのすれ違い会話劇や迫力のあるバトルシーンは滅茶苦茶面白いんだけど、ちょっとシドの振る舞いが気になってきて、複雑な気持ちで楽しんでます。

劇場版制作決定とのことで、楽しみですね。


君のことが大大大大大好きな100人の彼女

なかなかインパクトのあるギャグラブコメでしたね。5人の個性を生かしたギャグがどれも面白い。キャラデザも秀逸で、頬を赤らめるシーンがとにかくかわいい。キスシーンなんかは生半可なエロ描写よりよっぽどエッチでした。

2期も楽しみですね。もう6人で既に舵取り厳しそうだけど……。


薬屋のひとりごと

中国風の後宮という、あまり馴染みのない文化・舞台ですが、そんなに難しい用語も出てこないし、猫猫の周りのキャラクターもほとんどいい人だし、デフォルメも多用されてて見やすいです。基本的に毒と薬にしか興味ない猫猫ですが、与えられた仕事を粛々とこなすストイックさ、人命がかかっているときは厳粛に対応する正義感も持っていて魅力的。

引き続き第2クールも楽しみですね。

OP曲はなかなかインパクトのあるメロディーで良いですね。

EDは作曲 石崎ひゅーい、歌 アイナ・ジ・エンド。個人的には石崎ひゅーい版を聞きたいところですが、今のところ無いですね。


SHY

良かったです。変身してないときのめがねテルがかわいい。
スピリッツの母 レターナの死に方があまりにも無念でならない……。

2期も楽しみですね。


呪術廻戦 渋谷事変(第2クール)

あべこべのおっさんや禪院 直毘人のユニークな術式、伏黒甚爾や九十九由基の再登場など、盛り上がるストーリー展開が面白いです。

そして相変わらずド派手なアクションシーンがたまらない作品。個人的には陀艮vs伏黒甚爾が一番良かったですね。
それから漏瑚vs宿儺戦で宿儺が日下部たちに「動くな」と言ったシーン、あそこの緊張感は見ているこっちも息が詰まりそうでした。五条に軽くあしらわれてた漏瑚、滅茶苦茶強かった……。
極め付きの宿儺vs魔虚羅の戦闘シーンは僕が今まで見たアニメの中では一番カロリーの高い作画だと思います。「なんでそんなに命削って動かしてるんだ……」って思いながら見てました(後で知ったことですが、本当にアニメーターの方々が命削って描かれていたようで、お疲れ様でした)。

それから渋谷の背景がものすごく丁寧で、「リアルに起きている事なんだ」と思わせる臨場感がありましたね。

最終話は完全敗北のまま終わってしまいましたね……九十九さん何しに来たんだ……。決定している続編を待つしか無いですね。


進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編

ついに完結しましたね……。何回もウルウルしながら見てました。一番印象に残ってるのが、崖際に追い込まれた人々が、赤ん坊をリレーで巨人の方に向かって渡していくシーン。あんなに悲痛な様はないですね……。

シリーズ全体を通してだと、3期後半のウォール・マリア奪還と、Final Season以降の話が好きですね。九つの巨人がぶつかり合う大迫力のアクションシーンが好き。


SPY×FAMILY Season2

最初のエピソードのヨルの顔芸、それから豪華客船編が面白かったですね。


葬送のフリーレン

時間の流れ・記憶の継承などのテーマで描かれるエピソードが、どれも身に沁みますね。

引き続き第2クールも楽しみ。

OPはYOASOBI。相変わらずいい曲を生み出しますね。


ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜(10~12話)

無難な展開でしたが、良かったと思います。


デッドマウント・デスプレイ 第2クール

いよいよ各陣営が激突。百矢vs小幽・ミサキが白熱しましたね。ただ最終回が駆け足気味だったのが残念。

OP曲は明るいメロディと不安定なメロディが入り混じってて面白い。


Dr.STONE NEW WORLD(第2クール)

ついに宝島を制覇し、石化光線を発生させる装置を手に入れた千空たち。そしてホワイマンの声の発生源が月であることが判明し、ロケット開発に着手へ。

いつも通り、筋は通ってるけど現実的に無理があるような展開でしたが、大胆で面白いですね。
ただ、ペルセウス号奪還の一連のやり取りや、一瞬の判断や駆け引きが問われるようなシーンにおいて、間のとり方やスピード感の演出に少し不自然さがあるように感じました。

考察

ホワイマンの声の主が千空であることもわかったので、やはりタイムマシン絡みと考えてよさそうですね。あとは石化装置の仕組みと全人類石化の理由は何なのか。石化装置は月で見つかった新物質でできてるとかじゃないですか(適当)(鼻ホジ)。全人類石化の正当な理由が思いつかないですね。人類滅亡の未来を変えるためにタイムマシンに乗って過去にやってきた→石化装置使用 だと思ってるんですが、未来にタイムマシンが作れるような技術力があるなら、他の解決手段があるような気がするんですよね。

最終シーズン制作決定とのことなので、結末が気になります。


Helck(第2クール)

「人間を滅ぼそう」発言に繋がるヘルクの過去がじっくりと描かれました。そしてヘルクの本当の気持ちに気づいたヴァミリオが「人間を救おう」と背中を押したところで一旦終わり。

全体としてはあまり盛り上がりどころのない展開でしたが、いよいよこれから反撃開始といったところなので、2期あれば見たいですね。


星屑テレパス

瞬ちゃんが主人公かな?

海果のくどいくらいあがり症な演技や、海果にかなりきつい当たり方をする瞬など、視聴前には予想していなかったシリアスさがあり意表を突かれた青春ストーリーでした。


魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール

「助けて」……溜めに溜めて放たれたフィロメラのこの一言を聞いた時の開放感、たまらなかったですね。この瞬間のための2期だったと思います。

正式な発表は無いですが、最後に次章の予告があったので、続きが楽しみです。

OPとEDもすばらしいです。

この世のまがいものでないと 疑いと拒絶を繰り返す
あなたの残り火を消せるのは私だけ

飛べよ 今貴方は貴方(わたしはわたし)でしょう
弱さを嘆きを過去を ナイフを前に
祈る まだ生まれ変われるから
綺麗な月を見せるよ
そしてあなたへ帰ろう


ミギとダリ

1話、本格的なミステリーかと思わせて最後に笑わせにきて、ちゃんと『坂本ですが?』の作者の作品でした。アンダーニンジャもだけど、「ジョブズじゃあるまいし」「十二指腸が……」などの絶妙なワードチョイス好きですね。

本題であるミステリーの完成度も高く、きれいに完結した作品でした。


ラグナクリムゾン

未来の力を受け継いだラグナ、知略を巡らせるクリムゾン、そしてその二人の奇妙な協力関係が面白い!

竜を狩り続けた果てに自らが銀剣と一体となり習得した技の極致、銀気闘法がかっこいい。

中盤のラグナとアルテマティアの邂逅・激突の展開は盛り上がりました。一切油断のないラグナの猛攻、マジでこのまま倒しちゃうんじゃないかと思いました。

引き続き第2クールも期待。

ED曲は未来のラグナ視点と捉えられる歌詞。最後にSE入れる演出もナイス。

涙さえも凍てついた 眩い記憶を数える日々が来ないようにと
咲った花を愛でるような柔い乱暴を湛えた
その鋭い爪や、傷に触れる鱗や角が、誰にも届かぬように
僕が必ず、僕が必ず壊さなきゃ

なんか歌詞が一致しないなと思ったら、太字の部分がED版のにみ追加されている歌詞のようです。


るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(第2クール)

「炸裂弾だ!」のシーン、初めて見るのに『ポプテピピック』で知ってたので変な感覚を得て笑うと同時に、「本家だ……!」という感動もありました。

志々雄が出てくる京都編も楽しみです。

余談ですけが、ライデンフィルムの手掛ける作品はどれも堅実な面白さがあって、作画も安定して良くて個人的に好きな制作スタジオですね。最近だと『ビルディバイド』『最遊記RELOAD -ZEROIN-』『よふかしのうた』『勇者が死んだ!』など。


(再放送)キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

来年の2期(時期未定)の備えて再放送されていたようなので見ました。まあまあ面白かったですね。

で、見終わってから2期のティザーPV(10月14日公開)を見たんですが……。

おいstudioぱれっと真面目にやれ。 
2期は1期制作のSILVER LINK.にstudioぱれっとが加わって共同制作のようです。監督は『神無き世界のカミサマ活動』の人。

アニメ業界の事情は詳しくないので偉そうなことは言えないんですが、良いか悪いかと言われれば、良くない出来だと思います。これはなんだろう、撮影処理の問題になるんでしょうか。ジンの表情も不自然ですね。

予算、スタッフィング、スケジュールの都合なんでしょうか……決して制作スタジオ自体に技術が無いわけではないと思うんですよね。studioぱれっと×SILVER LINK.は『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』を作ってるので。あれめちゃくちゃ良かったです。他にも『惑星のさみだれ』が振るわなかったNAZも『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』という良作を作ってるので、単に制作スタジオの名前だけでは評価しないように気をつけないといけませんね(さっきライデンフィルム高評価したばっかりですが……)。
最近は監督とかメインスタッフ、作画監督の名前とかを少し意識して見たり、暇なときは検索して過去に携わった作品を確認したりしています。

それでいうとやっぱり、『神無き世界のカミサマ活動』は僕はあんまり良くなかったと思っているので、それと同じ監督というのは不安ですね!

↓11月18日に公開されたティザービジュアル。ちょっと良くなってる、なんとかなりそうですね!


2023年のトップソング

ずっと同じプレイリストにつぎ足ししているので、「トップアーティスト」は去年とそんなに変わってないですね。
「トップソング」はいつもランダム再生するときに一番最近追加した曲を選んでるので、それが並んでますね。「HOLLOW HUNGER(オーバーロードⅣ OP)」は好んでリピートしてました。
聴いた時間は、他の人の見てると2万分の人が多かったので、多分聴きすぎ。仕事中に一人のときは垂れ流しなので……。

個人的な今年のアニソンベスト10は以下

1位:Hyper / Kroi(アンダーニンジャ OP)
2位:アイオライト / 水瀬いのり(デッドマウント・デスプレイ(第1クール) ED)
3位:DAY1 / AUO, MORISAKI WIN(英雄王、武を極めるため転生す 〜そして、世界最強の見習い騎士♀〜 OP)
4位:眠らされたリネージュ / JUNNA(魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール OP)
5位:勇者 / YOASOBI(葬送のフリーレン OP)
6位:fam / 遊遊(魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール ED)
7位:鱗角 / 小林私(ラグナクリムゾン ED)
8位:勿忘草 / GReeeeN(AIの遺伝子 ED)
9位:SPECIALZ / King Gnu(呪術廻戦 渋谷事変 OP)
10位:Crack-Crack-Crackle / CLASS:y(アンデッドガール・マーダーファルス OP)

他にもいっぱい印象に残った曲はあるんですが、最近の曲って2番でガラッと雰囲気変える曲が多いですよね。それが好みに合わなくて「ショート版は好きなんだけどな~~~」と残念に思うことが多々あります。僕は昔ながらのABサビABサビCサビの構成が好きなんですけど。
2番の構成が変則的でサビが省略されるパターンも多いですね。↑の中にも当てはまる曲あると思いますけど、サビが無いとちょっと物足りないですね。曲の長さも3分くらいしかなくて。


良かった点・悪かった点をできるだけ具体的に書くように努めました。言葉にするのが下手なのでちゃくちゃ時間かかった……。

おわり

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