【A3】続・4年越しにA3!を始めた
※腐発言が含まれます。
※当然ですがネタバレをします。
※ステの方の話も含まれます。
これまでのあらすじ
詳しくは以下。
あれから約半年、昨日、ようやく12幕まで完走しました。相当数の公演やらイベントやらを取りこぼしてはおりますが、ここで一回振り返っておきたいと思います。
第5幕、めざめる月
新メンバー、千景の加入回である。
初読の感想は、「何がなんだかよくわからないまま千景さんが加入した……」「千景さん(心の距離)」であった。
正直この感想は今でもあまり変わっていない。A3特有の良く言えばふんわり、悪く言えばガバの世界観が主軸のお話で、尺足りてなくない?と言うのが正直な感想だった。
月下の才能はなかった。この時点では。
ただ、ステを観てちょっと印象が変わった。
私は染様が好きだ。染様が千景さんをやると決まったとき、私はまだ5幕を未読で、読み終わった後は正直不安半分期待半分だった。
だけど、染様は千景さんをやりきってくれた。ようやく、卯木千景──エイプリルのことがわかったような気がした。
なお、ステのファンサで茅ヶ崎の顔面にやられたのはまた別の話。
そして、5幕は真澄の話でもある。というより、5幕は通して「家族のかたち」の話だった。
私は真澄父が本当に嫌いである。これは私の家族観に起因するものなので割愛するが、真澄がMANKAIカンパニーと家族でいたい、みんなと一緒がいい、と言ったときはさすがにぐっときた。素直によかったね、と思えた。
第6幕、続・克服のSUMMER!
九門加入回。
夏の担当じゃないしステもこれからだしそもそも九門役の人が賢者様なので複雑な気持ちだとかなんかいっぱい言いたいことはあるんだけど、全部脇道になってしまうので割愛する。やっべ初恋甲子園の曲予習してない!
正直、九門よりも、莇の顔出し回、という印象が強い。
話自体は王道なので、深く語ることがない。ステを観て記憶が蘇ったら何か追記するかもしれない。
第7幕、ボーイフット・コラージュ
莇加入回。
私はずっと、「このクソ親父を血化粧で染めてやれ!」と言い続けていた。まあ、最後に一式買って返してくれたし謝罪も入ったので許しましたが。ブラシまで捨ててたら許さないところだった。
7幕といえば、劇中劇、DEAD/UNDEADである。
そして、テーマソング「RESPAWN」である。
当時もTLで話題になっていた記憶が薄らと残っていたが、まあ、ギターが本当に滝くん節全開なのである。というかインストの時点で滝くん節なので私はゲラゲラ笑った。ありがとう。気が向いたらまた楽曲提供お願いします。できれば丞のキャラソンあたりで。
第8幕、The Greatest Journey
あらすじの通り、私はステの「真夜中の住人」で全ての歯車がぶっ壊れてA3!を始めたのである。
何が起こったのか、言わなくてもわかると思う。
冒頭、何もかもが吹っ飛んだ。
その時はもくりを繋いでやっていたが、「助けて」とうめき声をあげることしかできなかったし、意味もなく冷蔵庫の前をウロウロしたりもした。そのくらい衝撃だった。
私は今からあのシーンがステで再現されることに怯えている。
まあそれはともかく。本筋はガイの加入回であり、ガイとシトロンの話である。
自称アンドロイドの男が、感情を取り戻していくまでの物語だった。
全てを取り戻したガイに対するシトロンの「ポンコツ」呼ばわりが、優しくなっているのが本当に
よかった。
まあ、私は冒頭でトチ狂って5日で2万字を書き、その後それをまとめて5万字近くの同人誌を作ったんだが。
閑話休題・1
さて、2部と3部の間には、膨大な量の公演がある。
流石に全部読んでるわけにはいかないので、冬組公演だけピックアップして先に進むことにした。
剣に死す。
丞がMANKAIカンパニーにいる理由を改めて見出すための話。
それはそれとして小学生にあの内容見せていいんですか!?
RISKY GAME
密と過去の話。開花前のカード絵が最高なのでいつか欲しいが復刻天井高めなので二の足を踏んでいます。
愉悦陣の皆さんからScarlet Mirror読めと言われたのだが、時間とモチベの兼ね合いで後回しに。
第9幕、失われた日々を求めて
ここから3部であり、これまでの春夏秋冬公演の順ではなく、ミックス公演から始まるという構成となっている。
相変わらず暗躍するGOD座、顔出ししては声帯の良さを発揮していく初代組。
そして、覚醒する紬さん。覚悟を決める七尾太一。丞のヒントだけでピンポイントでレニを刺す文章を書き始める皆木大先生。
レニの憑き物落としも完了したところで、新たな黒幕の存在が明らかになり──?
といったところで9幕は終わる。
いやー、事前に3部トレイラー見せられてたのでレニたんに対して正気でいられましたが、憑き物落ちた瞬間からデレ始めるレニたんにはちょっと笑いました。魔性の男に人生めちゃくちゃにされた男として芸術点が高い。
第10幕、夢の跡
さて、初代vs新生組の回であり、「立花幸夫とは何者だったのか」という回でもある。
まあ一言で言うと究極の人たらしだったわけですが。
閑話休題・2
どうやら3部は前後編になっていたらしい。
というわけで、間に挟まってる公演ちょこちょこ読むことにした。
ホテルコンパス
まあ、死ぬよね。
というか、死なない理由がないよね。
東さんが「いってらっしゃい」を言えるようになるまでのお話。冬組みんなで、東さんの過去と向き合う話でもある。
私は丞の「東さん、ドライブ好きでしょう」にめちゃくちゃになった。ならないわけがなかった。
劇中劇で丞がめちゃくちゃ楽しそうなのがよかったです。GOD座じゃ絶対やらせてくれないもんな!
早くボイスついて欲しい。
Twin Kingdoms
新生GOD座とのコラボ公演である。
山田……もとい飛鳥晴翔の原点の話でもある。
いやほんと、これ11幕以降読むのに必修って書いといてほしい。
とにかくGOD座トリオがかわいい。山田はがんばってほしい。いろんな意味で。
Scarlet Mirror
読め読めとは言われていたものの、ほったらかしていた組織決着編。
このタイミングで読んだのでここで喋ります。
ようやく月下を理解できた。これにつきます。
劇中劇についてはちょっとノーコメント。曲は好きです。
第11幕、ACTING ON MY OWN
さて、リアルタイムではちょっと間が空いてるんですがとうとう3幕後半、11幕です。
(何やってたかってまた同人誌作ってただけなんですが)
満開公演。フルール賞を目指して、カンパニーは走り出します。
劇団百花との出会い。
万里の迷走、演出助手への道。明らかに覚悟ガンギマリでバラライカを飲む紬さん。
数々の妨害からの、万里と十座の相互オムファタルぶりを再確認からの、万里の生配信。
そんな諸々を経て、万里がメガシンカするお話でした。
この辺りから「万里さん」と呼び始める。
読みながら、万里担のしょあくのこんげん氏は当時果たして無事だったんだろうか……といらん心配をしてしまいました。
案の定、無事じゃなかったそうです。
ふと、配信時期を確認したら、11幕が去年の7月、12幕は同年8月末と、ちょうど私が初めてステの円盤を見た頃でした。
割とタイムリーな時期だったことを後から知るのでした。
あとはこれ。コンテンツの暴力性を自認してる人は信頼できると思っているのでライターさんの好感度が爆上がりしました。
第12幕、永遠の一瞬
やってきました12幕。満開公演の後編です。
1桁話数からもうすぐ初日とか言い出すのでおや?と思っていたら、やりやがりました。劇場に火ィつけるやつがいるか。いやいつか放火されそうとは若干思ってたけど。
見せかけとはいえ離散するMANKAIカンパニー。そして、監督は団員たちにひとつの宿題を出します。
これが、もう、しんどい。
人の心を取り戻せなかったガイから始まり、全員分の「もしもMANKAIカンパニーに入らなかったら」というイフの話が描かれます。辛いわ。
そんな中、咲也は自分のルーツを知る旅に出ます。団員たちに送られる絵葉書は微笑ましくて、咲也らしいものでした。
しかし、咲也は春組あての手紙にだけは「さみしい」「会いたい」という気持ちを吐露します。北海道に駆けつける春組。「ただいま」と「おかえり」。この回のタイトルコールが千景だったことも、意味深だなあと思いました。
はい。もしもの話で、監督と指切りする千景を見た辺りから、千景のことを、「千景さん」と呼ぶのをやめました。そろそろ和解しようと思います。
そして、咲也の生配信。拍手に包まれる後編。
その裏で語られる、ある親子の話。
板の上でしかひとのこころがわからない、ある男の話。
これ、ちょっとわかるんですよ。
私が舞台を好きな理由が、多分そこにあるんですよね。私は人の感情の機敏に疎くて、感情ってものを創作から覚えたようなところがあって。そんな中で、板の上の世界は、ちゃんと感情が「見える」「わかる」んですよ。だから安心して楽しめる。そんなところがあるなって、なんならこれだけで別の記事立てようかと思ってたくらいの話だったんですよ。
それが、作中で語られてしまって、なんかスーッと腑に落ちたんですよね。ここまで極端ではないけれど、ああそうか、って納得しちゃったんですよね。
そんなこんなで、フルール特別賞を受賞して12幕は終わります。いや〜いい最終回だった。
4部楽しみですね。ここからは最前線として悲鳴をお届けしたいと思います。
それはそれとして、10幕読了後に発案して、「これは最新まで読まないと書けないネタだな」と思ってあっためてたネタを今燃やしたくてたまらないんですがどうしたらいいですかね?
これからのくらげカンパニー
取りこぼしてる公演をどんどこ読んでいこうと思います。今は饅頭拳を早く読みたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?