見出し画像

腰椎椎間板ヘルニアを鑑別せよ

みなさん、こんにちは!

とんとん整骨院の日髙(@Shogo_HIdaka)です。

今回は腰椎椎間板ヘルニアについて書いていきたいと思います。

はじめに

臨床で出会う腰椎椎間板ヘルニアについて、多くの方が線維輪からの髄核の脱出と理解されているように感じますが実際はそうではありません。

腰椎椎間板ヘルニアを聞いたことがないセラピストはもはや0人といっても過言ではないぐらい、我々の業界ではメジャーな疾患かと思います。


画像5



それだけに腰椎椎間板ヘルニアを雰囲気で理解しているセラピストも見かけることがあります。
よく聞く疾患だけにリスク管理も徐々に雑になりやすい側面もあるかもしれません。

最近いろいろな勉強をしていて、僕自身「そもそも○○ってなんなんだろう?」と疑問を持つ機会が増えました。

今までなんとなく雰囲気で、なんとなく理解していたものは、説明しようとしたときに説明出来ず理解できていないことが判明することが多いです。

「こんなものも分かった気になっていた俺はなんてアホなんだ……だけど勉強していないと気付けなかったよな!勉強しといて良かった!!!!」

と、しばしば自己嫌悪と復活を繰り返しています。


画像6


腰椎椎間板ヘルニアをなんとなく理解していた方は今回一緒に深掘りしていきましょう。

こんな経験はありませんか?

✔「ヘルニアが腰痛の原因」と安易に患者さんに説明している
✔ヘルニアの高位判断方法がわからない
✔クリニックでヘルニアの診断を受けているのに症状が一致しない

僕もクリニックで勤務していたことがあり、そこで様々な経験をすることが出来ました。

そこで腰椎椎間板ヘルニアを質問されることも少なくなかったのですが、しばしば経験したのが症状と画像所見の不一致です。

ここの理解の切り分けは重要です。

本記事を読み終える頃には

✔腰椎椎間板ヘルニアの腰痛の関係性がわかる
✔ヘルニアの病態が理解出来る
✔クリニックでの診断と症状が違っても焦らず対応出来る
✔高位判断の検査方法がわかる


このような変化を感じることが出来ると思います。


画像7


整骨院や整体院でヘルニアに出会う確率はめちゃくちゃ高いと思うのでこの機会にしっかり抑えていきましょう!!


腰椎椎間板ヘルニアとは


まずは腰椎椎間板ヘルニアとはなんなのかというところから理解していきましょう。

ここから先は

7,623字 / 20画像

〝鑑別〟のイロハや、重要性を伝えていく、解いていく、各方面(柔整.鍼灸.理学療法士.アスレティックトレーナー)のスペシャリストによるマガジ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?