見出し画像

しょくぶつ物語②

割引あり

気の早いことに、2022年2月4日の時点で日本では「タイは大麻解禁済」の国になっていた。
私も色々記録して、それを基に書いているがTwitter検索すると「タイで大麻タイで大麻」と繰り返しツイートしてる女がいた。「タイとマカオで大麻買お」にはちょっと笑ってしまったが、ともかく大麻肯定派はヤバいので距離を置こうと考えた。

大麻について言及するだけで社会的リスクがある。「それを一緒に変えていきましょうよ」と言われても同意出来ないのは前述のリスクもあるが、ほとんどの人は「酒や煙草より依存性が無いのに何故取り締まるのか」で数十年思考停止していたから、というのが大きい。

私は合成大麻を試したことが無いのだが、業者達はレイプドラッグとして使われた事件も吸い過ぎで病院送りになった件も全て「使用者の自己責任」で乗り切ろうとしている。そんなことだから世間では「半グレの商売なんだろ?ほらマンガでも栽培して密売してたじゃん」でまとめられてしまうのだ。

それはともかく、みんな大好きなタイの大麻合法化について。2022年2月の時点では大麻はまだ合法化されていなかったのだが、それについてタイ警察は警告を発していた。タイでも誤解と混乱は起こっていた。

以下、2022年2月2日の上述タイ語記事抄訳。

タイ警察麻薬制圧部副司令官ノパドン警察少将は様々な報道で大麻が指定麻薬第5類から除外され、大麻栽培及び加工の規制がなくなったとされていることについて、まだ1月26日に法案が国会に提出されただけで法的には指定麻薬第5類からまだ除外されていないと警告した。

国家麻薬制圧委員会(議長はプラユット首相)は保健省の草案を承認したが、国会での審議がまだ終わっていない(※その後、不備の多い法案として審議しないことになった)。

「大麻ヘンプ法案」は下院で可決されたらその旨が官報で告知されその120日後に法が有効となる。

そして前述法案が可決されて合法化されるのはタイ国内で栽培されたTHC含有量0.2%未満の大麻及びヘンプ。国内で栽培された大麻及びヘンプからの抽出物はアヘンやマジックマッシュルームと同じく指定麻薬第5類に該当する。

以上抄訳。

ここから先は

2,640字
この記事のみ ¥ 100〜

記事作成の為、資料収集や取材を行っています。ご理解頂けると幸いです。