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タイの報道を読む 無血X-Day

非常事態宣言が6月31日まで延期された。名目上は当然「新型コロナウイルス感染拡大防止」なのだがタイTwitterユーザーは「ウイルスよりデモが恐いんだろう」という反応。実際、毎日新規感染者数が公表されるが2020年6月16日現在で国内新規感染者数ゼロ連続22日目となった。

夜間外出禁止令も解除され職種による規制緩和も進んでいる。非常事態宣言の7月延期は国民の同意を得られないだろう。もはや「新型コロナウイルスとデモとどちらが恐いんだ?」と軍事政権の規制目的を見透かすような批判が続出。大手メディアでもこんな風刺画が。

「非常事態法」という木に水をやり根付かせようとしているウィサヌ副首相(副首相は何人もいるが軍事政権古株の1人)と「さては俺達を口実にするつもりだな?」とニヤつく新型コロナウイルスという絵柄。6月3日のスティダー王妃生誕日にも国王夫妻は帰国しなかった。国王は以前側室だったが称号を全て剥奪し生死不明のはずのゴイさんとよりを戻したがっているという噂も。ナーン県にあるゴイさんの実家の新築が進んでいるのがその根拠とされた。

以前のこのシリーズに画像を幾つか載せてあるが、国王と別居中のスティダー王妃の溌剌とした眼差しを見てもらいたい。タイ航空CAから成り上がり王妃となれば軍司令官もひざまずく。亭主が居ないで金に不自由しないと女性が元気になるのはタイでも同じなようだ。しかし単独では帰国出来ず、別居中のまま亡命生活を送り高齢者の亭主の死を待っているかのように見える。国王は「あるウイルス」陽性者という話があるが、タイでは表立っての充分な治療が受けられないのでドイツで療養生活を送り、抵抗力が無いゆえに新型コロナウイルス感染を異常に恐れ、それに付き合っているのが軍事政権という図式。国王逝去後スティダー王妃が相続する遺産は莫大なものとなる。となれば国王に愛人が20人いても「あと数年」なので気にならないのかもしれない。

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