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ストリートの現実献血編

    私は新宿西口、東口、そして秋葉原の3か所の献血ルームを見に行った。結論から言うと、献血キャンペーンにおける「宇崎ちゃん」の存在感は現実ではそれほどでもなかった。ネットではしばしば意図的な情報の誇張が行われる。あなたは環境型セクハラに遭う前に献血会場を探す必要があるだろう。

    ちなみにこのNOTEは下記リンクの続編。このトップ画像の美少女イラストも過去に献血キャンペーンに使われたものだが、当時は別にネットで話題にならなかった。

    さて、10月25日午後6時過ぎ、私は新宿南口にいた。何故かというと、献血ルームがそこにあるような話を聞いていたから。これは私の思い込みで献血ルームは南口には無かった。慌ててスマホで検索すると、東口と西口、そして都庁内その他にあるらしい。

  私が何故新宿南口に献血ルームがあると思い込んだのか。東京在住の読者ならお分かりかと思うが、上記の記事の画像は新宿南口のそれ。 ではこの画像はどこで撮影されたものなのだろうか。

 これだけだと分かりにくいが、ツイートをクリックしてよく見ると新宿西口の献血ルーム前。仮にジェイ・アレン氏がJR改札を出て南口から西口に回ろうとしたとすると階段を下りて地下道を抜けなければならない。簡単に書くと新宿西口献血ルームはその地下道にある。

    また、18時52分には新宿西口献血ルームは業務終了しているので、ジェイ・アレン氏はその場で何気なくツイートした訳ではないことが分かる。また、画像データはツイートされたら分からないので彼が撮影したことすら証明されていない。

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    それを律儀に夜10時丁度にリツイートする太田弁護士。日本でTwitterが盛り上がる時間帯だが、良くも悪くも真面目過ぎる気がするのは私だけだろうか。

    また下の画像は先に挙げた文春オンラインの記事スクリーンショットだが、よく読んで欲しい。

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    確かに新宿西口献血ルームは後述するように京王線新宿駅近く。しかし、京王線新宿駅入り口は地下にある。新宿駅南口を出たら絶対目につく訳がない場所なのだ。

    前述したようにジェイ・アレン氏は自分で画像を撮影したことを証明していないし出来ない。来日したことすら不明。他の日本での画像を見たことがあるという人がいたらお教え願いたい。

    生活感の乏しいアカウントにはしばしば嘘があるが、そこを疑わなかったのか太田啓子弁護士が引用リツイート。私は「宇崎ちゃん」のポスターを目視したがTwitterで見たほどには大きく感じなかった。簡単な話だが、接写すれば大きく写る。それも計算したことだったのだろうが、キズナアイ騒動の時とは違い太田啓子弁護士は「たまたま見つけてリツイートした」という表向きで問題を大きくした可能性が高い。

 なお、ここまで読んでお気付きの方もいるだろうが太田啓子弁護士は直接献血ルーム等で「宇崎ちゃん」を目視していない。していたとするならどこでしたのか明確にするべきだろうが、せいぜいネットで見ただけなのだろう。

    ともかく私は新宿西口と東口の献血ルームを見に行くことに。だがどちらも6時30分位で閉まるらしいので急いだ。まずは西口。グーグルマップを駆使して最短距離を探す。だが、「オーケーグーグルガソリンスタンド」と呟いて道順をたどり、「0メートル」の表示が出た小田急改札前。献血ルームなんて無い。壁にある地図には中国語で占い師の居場所(人気があるのか?)はあるのに献血ルームの場所が表示されていない。要するに商業施設については詳しいが、公共機関の場所はおざなりなのだ。実際には地下道にあるがグーグルマップに出てくる画像に地上のものがあり、混乱した私は何度も階段を乗り降りした。普段はワシントンのベルビュー在住のジェイ・アレン氏がすんなりとたどり着けたとすれば、誰かに案内されたのではなかろうか。

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 新宿西口献血ルームは京王線改札向かって右側の、都営新宿線改札に続く通路の途中にある。画像は写りが悪いが案内の看板。新宿在住の私は何回もここを行き来した記憶があるのに全く気が付かなかった。何年前からあるんだろう。

    そしてこれが献血ルームの前の画像。

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    このお姉さんは誰なんだ......

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    お姉さん達が増えている。お迎えが近くなったら見えて来そうな、いやともかく特にA型とAB型の血液が不足しているそうだ。受付があり問診をしている。「献血にご協力ください」と通路で叫んでいる女性看護師さんもいる。しかしTwitterで話題の環境型セクハラとまで呼ばれた「宇崎ちゃん」はどこに?

    よく探すと「宇崎ちゃん」は会場の奥の方にちらりと見えた。しかも予想していたよりポスターのサイズが小さい。実際に目視すると巨乳云々以前の問題。確かにネット越しだと胸が大きく見えるが、あれはバーチャルリアリティだと思って欲しい。原画展などと違い、献血の現場ではじっくり眺めている余裕は精神的にも無い。

    次は東口へ。階段を上り地上に出てJR東口に行く。しかしここでは改札前に献血ルームは無かった。え?ビル10階?

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    スタジオアルタのある通りにみずほ銀行が入っているビルがある。そこの10階が全部献血ルーム。

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    赤十字のマークが見えた。さあ10階に行こう。この時点で献血ルームは受付をしていないはずだが、既に閉まっていても看板位は確認出来る。そう思いつつビルの周りを歩くとAUのショップがありエスカレーターが見えた。店内に入りエスカレーターの手前まで行くと男性店員さんに「何をお探しですか」と話しかけられた。何故話しかけられたのか分からなかった私は「上の階に行くだけなんですけど」と返事をし、エスカレーターで2階に行くと......やはりAUのショップ。だから店員さんに話しかけられたのだ。これ以上上に行けない行き止まり。私は黙って再び表に出た。

    ビルの左脇に回ると、「この先エレベーター」という旨の表示が。部外者が気軽に入っていいのか迷う敷居の高さを感じたが、引き下がっては話にならないのでエレベーターに乗った。

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    撮影していいのか迷ったがとりあえずエレベーター内の表示。

    そして10階にたどり着く。ここにも謎のお姉さん画像。そしてやっと「宇崎ちゃん」が。

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    この画像だと大きく見えるが、見ての通り床の上にあるので実際には「足下にある」という感じで別に気にならない。献血ルームは業務を終えていたが、職員の女性看護師さんらしき人に「何か御用ですか」と話しかけられた。いきなり写真を撮っているので不審に思われて当たり前だ。しかし私は図々しくも「このイラストが献血のキャンペーンに使われているとネットの話で聞いたのですが、この女性は誰ですか?」と質問していた。

「これは乃木坂の...私も詳しくないんですけど」と看護師さん。あ、乃木坂46の人だったのか。私も知らなかったが「お迎えの時に見えそうな」とかチラリとでも思ってしまったことをタレント及びファンの皆様に謝罪します。

    献血の現場ではTwitterで「宇崎ちゃん画像が性的過ぎ献血キャンペーンに不適切」と話題になっていることなど知られていないようだった。少なくとも対応してくれた看護師さんはイラストのキャラが「宇崎ちゃん」だと知らなかった。どこでもそうだが現場は忙しい。ちなみに新宿西口もそうだったが、献血ルームの雰囲気は清潔で、「実は環境型セクハラと話題になっている」と言うことすら出来なかった。

    帰りに三省堂書店に寄る。「宇崎ちゃんは遊びたい」が店頭に平積みされているのならどんな雰囲気なのか見たかったのと、あれば買って読んでUnseenJapanのジェイ・アレン氏の言うようにソフトコアポルノ(水着や下着姿のものがソフトコアポルノなので疑問)の要素があるのか確認したかったから。ここでAmazonの通販に頼らなかったのは、それだとどこまで行っても公共の場の雰囲気が分からないから。

    結論から言うと「宇崎ちゃん」は置いてなかった。あれば「青年マンガコーナー」だったはず。しかしそこには「鬼灯の冷徹」なども置いてあった。性的な表現で言うと、少女マンガコーナーもなかなかな充実ぶり。なお、どれもビニールに包まれて中身は一切確認していない。これを断定的な、と一般的に呼ぶ。ジェイ・アレン氏はおそらく「宇崎ちゃんは遊びたい」を読んでいない。献血ルームの前を通ったくらいのことはあっただろう。ならば乃木坂46は何故性的と批判しなかったのか。生身のタレントは反発する。それを恐れてワシントン(本人の個人垢ではシアトル時々東京とあるが、彼は「時々」と言えるほど日本に来る時間的または経済的余裕は無い)から物言わぬ「宇崎ちゃん」を英語で叩き、「ガイアツ役」を演じているのだ。

    このNOTEもまたバーチャルリアリティを生む可能性がある。異論があれば現地に行った人の発言のみ受け付けるが、ともかく「宇崎ちゃん」の件で環境型セクハラに遭遇するにはちょっとばかりネットから離れ、献血ルームに行く必要があるだろう。

    なお、UnseenJapanのジェイ・アレン氏は英語の出来る日本人男性が苦手なようで、私のレスやリツイートに一切答えていない。アジア好きな白人男性には珍しくないタイプ。日本語が出来るだけまだマシだが、ジャーナリストとしては成功しないだろう。そんな白人男性はタイにもカンボジアにもいる。「日本はまた違う」というのも幻想だと指摘しておく。

 そして10月27日、私は秋葉原の献血ルーム及びその近辺も確認した。新宿では「宇崎ちゃん」のプレゼンスは控えめだったが秋葉原では違うのかもしれないと思ったのだ。結論から書くと街中に「宇崎ちゃん」のポスターは見られなかった。何故なら秋葉原の献血ルームは駅すぐ傍のビル5階にあるからだ。

    後に、10月16日くらいまではビル入り口に「宇崎ちゃん」のポスターが貼ってあったと指摘する人がいた。しかし、どのみち駅前からは画像の通り人混みに紛れて目視出来ない。

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    改札を出てまっすぐ進むと1階にソフマップの店舗があるビルがある。そこの5階にakiba:F献血ルームがある。

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    このビルの中にあるエレベーターで5階まで行く。

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    エレベーター内の表示。

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    そして入り口に乃木坂46の人達と宇崎ちゃんポスターが。百歩譲って環境型セクハラなるものが存在すると仮定すると、秋葉原ではビル5階、新宿東口ではビル10階に行かないと体験出来ないのが環境型セクハラ。

    おそらく太田啓子弁護士は最初は秋葉原を叩きたかったのだろう。だがさすがに偶然通りかかる場所ではない。そこでターゲットになったのが新宿西口献血ルーム。ほとんど当たり屋の手口だが、見覚えがなくもない。1970年代の過激派の「日本企業の東南アジアにおける経済侵略批判」のやり方とどことなく似ている。あれも日本人男性批判を兼ねていた。太田啓子弁護士はフェミニスト以前に過激派の流れを汲む活動家なのだ。

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    別に非難してもいい。だが日本赤十字の権威をおとしめても血液不足は解決しない。それとも日本赤軍と赤十字は対立していたなど、事情でもあるのだろうか。ともかく活動家と一般人の感覚はかなり違う。ジェイ・アレン氏はUnseenJapanとしてのツイートで、「宇崎ちゃんの作者もこの件で印税が入ったんじゃないかな」と英語で書いていた。つまり、「ただで宣伝してあげたようなものなのだから文句は無いだろう」という発想。太田啓子弁護士が作者をあらかじめブロックしてから「宇崎ちゃん」批判を始めたのは知られている話。

    大の大人が、しかも弁護士がネットで何を騒いでいるのか、あれはおかしくないのかという疑問は誰でも持つだろう。しかしあれが極左活動家のネットを利用した戦い方。まともに話し合う気は彼等には無い。伊藤詩織さんの件ではmetooやwithyouなどのハッシュタグがスローガン代わりに使われたが、中国における脱北者女性及び少女の管理売春の惨状については人権弁護士である太田氏もだんまりなのは最初から特殊な思想を持っているから。

 やはりフェミニストの勝部元気氏が昨年「秋葉原は児童ポルノイラストが店頭にあるなど治安が悪い」という旨を「引用リツイート」していた。

 元ツイートの人の正体は知らない。だがこれも引用リツイート。自分を客観的に見せるテクニックなのだろうが、4枚の画像を見ても分かる通り、「宇崎ちゃん」と同じく現実ではそれほど大きなものではないものを誇張して見せている。勝部氏も太田啓子弁護士と同じく現地で目視していない。また、勝部氏は昼間の歌舞伎町を歩いたことがあれば「秋葉原は治安が悪い」とは書かなかっただろう。私の体感で恐縮だが秋葉原の治安の悪さは歌舞伎町の100分の1といったところか。麻薬中毒者もヤクザも特に見かけず、渋谷や原宿と同じように外国人観光客であふれていた。オタクの街という表現は、新大久保を今もなおコリアンタウンと呼ぶのに近い古臭さがある。

 20年前はネットというとやはりオタク男性がユーザーの八割だったと思うが、今スマホを使っているあなたはオタクだろうか。そもそもオタクかどうかを外見で見分けるのは難しい。そもそも、多様性は大事だがオタクは死ねは酷過ぎる。私が見た秋葉原には欧米人や中国人ばかりではなくブルカを被ったおそらく北アフリカ系のイスラム女性もいた。太田弁護士を始めとするエキセントリックな人々はこれからも何かやらかすだろうが、私はネタとして扱うことにする。しかし、平日の昼間から連ツイで「環境型セクハラ」について延々と書いていた人達はやはり活動家なのか踊らされた人なのか......

 なお、このNOTEは無料公開とするがサポートを頂けると非常に有難い。大幅な加筆があれば私のTwitterのタイムラインで告知します。合掌。

記事作成の為、資料収集や取材を行っています。ご理解頂けると幸いです。