私が洋楽に目覚めた瞬間
私は、自他共に認める洋楽Love!
洋楽に目覚めたのは高校生の時で、まるで突然雷に打たれたような感じだった。
今思えば、あの時の感動は、一目惚れにも似ているかもしれない。
私は、中学生までは音楽と言えばアイドルの歌う歌謡曲だった。
当時の人気番組「ザ・ベストテン」は必ず見て、翌日学校では友人とその話題で盛り上がっていた。
高校に入学して部活に入り、仲良くなった先輩に聞かされた曲が私の人生を変えた(大げさ)!
忘れもしない、曲はビリー・ジョエルの「Honesty」。
英語なので何を歌っているか分からないものの、そのメロディと音と歌唱力の素晴らしさに感動して、胸が熱くなったのを覚えている。
それまで夢中になっていたアイドルへの気持ちは一瞬で吹き飛んで、それから私は洋楽に夢中になった。
当時は、今みたいに安く音楽をDLなんてできなかったし、レコードだって高校生には高く、お年玉をもらった時くらいしか買えない。
なので、ラジオでかかる曲をカセットテープに録音していた。
毎朝、新聞のラジオの番組欄で深夜のFMラジオで流れる曲をチェックして、ビリー・ジョエルの曲がかかる日には徹夜して録音した。
1曲全て流してくれるのは、当時はFMラジオだけだったので。
最初の目的はビリー・ジョエルの曲だったけど、色々な洋楽が流れて聞いているうちに洋楽に詳しくなって、どんどんお気に入りのミュージシャンが増えて行った。
ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、マイケル・ジャクソン、ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、ダイアナ・ロス、ホイットニー・ヒューストン、スティービー・ワンダー、ライオネル・リッチー、Queen、シカゴ・・・今思い出すだけでもこんなに出てくる(実際はもっと多い)。
深夜にヘッドホンで音楽を聞きながら(隣の部屋で弟が寝ていたので)、ついでに勉強をしていた高校時代。
今はもうカセットテープなんて骨とう品になってしまったけど、実家には今も洋楽を録音した膨大なカセットテープが捨てられずに置いてある。
それを見る度に、朝から晩まで洋楽を聞いていた学生時代を想い出し、懐かしく思う。